ロートレック/Lautrec
【風車の回る長閑な村】
パリの「ムーランルージュ」などのポスターを手掛けた、
豊かな色彩の画風で知られるフランス人画家
トゥールーズ・ロートレックの先祖が代々暮らしたこの村。
周囲には楽園とも称される肥沃な大地が広がり、
ピンク色のニンニクの生産地として名高い。
丘陵地の小高い場所に佇む風車が村を見守り、
中世から変わらぬ長閑な時間が今なお流れ続けている。
パリの「ムーランルージュ」などのポスターを手掛けた、
豊かな色彩の画風で知られるフランス人画家
トゥールーズ・ロートレックの先祖が代々暮らしたこの村。
周囲には楽園とも称される肥沃な大地が広がり、
ピンク色のニンニクの生産地として名高い。
丘陵地の小高い場所に佇む風車が村を見守り、
中世から変わらぬ長閑な時間が今なお流れ続けている。
目次【本ページの内容】
パリの「ムーランルージュ」などのポスターを手掛けた、豊かな色彩の画風で知られるフランス人画家トゥールーズ・ロートレックの先祖が代々暮らしたこの村。
周囲には楽園とも称される肥沃な大地が広がり、ピンク色のニンニクの生産地として名高い。
丘陵地の小高い場所に佇む風車が村を見守り、中世から変わらぬ長閑な時間が今なお流れ続けている。
目次【本ページの内容】
この場所に街が築かれたのは940年頃と伝えられており、周囲を見渡すことの出来る地形は防衛に適しており直ちに城と城壁が築かれた。村の入口に佇むコサード門は13世紀に築かれたもので、当時の強固な城塞都市の面影を感じることが出来る。コサード門の周囲には食物を貯蔵するための、地下空間が広がっている。
アーケードを備えた14世紀の木組みの民家が数多く建ち並ぶ中央広場は、まるで中世にタイムスリップしたかのような趣。木組みに赤褐色の瓦屋根が可愛らしい市場は、17世紀に建てられた。毎週金曜日にはマルシェ(朝市)が催され、新鮮な地元食材を求める多くの村民で賑わいを見せる。
この場所に街が築かれたのは940年頃と伝えられており、周囲を見渡すことの出来る地形は防衛に適しており直ちに城と城壁が築かれた。
村の入口に佇むコサード門は13世紀に築かれたもので、当時の強固な城塞都市の面影を感じることが出来る。
コサード門の周囲には食物を貯蔵するための、地下空間が広がっている。
アーケードを備えた14世紀の木組みの民家が数多く建ち並ぶ中央広場は、まるで中世にタイムスリップしたかのような趣。
木組みに赤褐色の瓦屋根が可愛らしい市場は、17世紀に建てられた。
毎週金曜日にはマルシェ(朝市)が催され、新鮮な地元食材を求める多くの村民で賑わいを見せる。
丘の頂上から村を見下ろす場所に建てられたサレットの風車はこの村のシンボルで、1396年にはすでにこの場所に風車が回っていたと伝えられている。現在の風車は17世紀に作られてたもので、今なお小麦などを石臼で挽くことが出来る。使用可能な形で残されている風車としては西洋で最も古いものに数えられ、季節限定で内部も公開されている。
村から風車へと向かう道沿いには、キリストの十字架像や様々な植物に飾られており楽しい散歩道となっている。かつて頂上に建っていたロートレック城は姿を消してしまったが、アグー川流域の丘陵地を見渡す素晴らしいパノラマが広がっている。
丘の頂上から村を見下ろす場所に建てられたサレットの風車はこの村のシンボルで、1396年にはすでにこの場所に風車が回っていたと伝えられている。
現在の風車は17世紀に作られてたもので、今なお小麦などを石臼で挽くことが出来る。
使用可能な形で残されている風車としては西洋で最も古いものに数えられ、季節限定で内部も公開されている。
村から風車へと向かう道沿いには、キリストの十字架像や様々な植物に飾られており楽しい散歩道となっている。
かつて頂上に建っていたロートレック城は姿を消してしまったが、アグー川流域の丘陵地を見渡す素晴らしいパノラマが広がっている。
14世紀に建造されたサン・レミ参事会教会は、南仏ゴシック様式の特徴を留めている。全長は40mにも及び、1642年にはカトリック聖堂参事会が置かれた由緒正しい教会である。
パステルブルーに塗られた美しい天井画は必見。またラングドック地方の村コーヌ・ミネルヴォワで採れた赤大理石から造られた1610年製の祭壇画は、中央にキリストの十字架刑の絵が描かれており、圧倒的な存在感で訪れる人々を魅了している。
14世紀に建造されたサン・レミ参事会教会は、南仏ゴシック様式の特徴を留めている。
全長は40mにも及び、1642年にはカトリック聖堂参事会が置かれた由緒正しい教会である。
パステルブルーに塗られた美しい天井画は必見。
またラングドック地方の村コーヌ・ミネルヴォワで採れた赤大理石から造られた1610年製の祭壇画は、中央にキリストの十字架刑の絵が描かれており、圧倒的な存在感で訪れる人々を魅了している。
村はピンク色のニンニクの産地としても有名で、この村を訪れた際にはニンニクを使った加工品も楽しみたい。その歴史は中世に遡り、村を訪れた商人が大粒のピンク・ニンニクによって食事の代金を支払ったことをきっかけにニンニクが栽培されるようになったと伝えられる。
また毎年8月最初の金・土曜日に開催されるピンク・ニンニク祭りは、美味しいガーリック・スープが振舞われる人気のイベント。祭りの最後には、伝統的な衣裳を身にまとった住民らがフォークダンスをして宴を盛り上げる。
村はピンク色のニンニクの産地としても有名で、この村を訪れた際にはニンニクを使った加工品も楽しみたい。
その歴史は中世に遡り、村を訪れた商人が大粒のピンク・ニンニクによって食事の代金を支払ったことをきっかけにニンニクが栽培されるようになったと伝えられる。
また毎年8月最初の金・土曜日に開催されるピンク・ニンニク祭りは、美味しいガーリック・スープが振舞われる人気のイベント。
祭りの最後には、伝統的な衣裳を身にまとった住民らがフォークダンスをして宴を盛り上げる。
タルン県ロートレック/Lautrec (TARN)
面積:54.64km2
人口:1,776人(2015年現在)
I. G. P.(原産地保護指定地域):EU
写真4枚目:Photoed by Javier Valero Iglesias – Flickr
写真5枚目:Photoed by daott81 – pixabay.com
写真6枚目:Photoed by LB Photo. – Flickr
2018年4月22日:ページ更新
2021年1月8日:ページ更新
タルヌ県の中核都市カステルからバスが運行しているので、公共交通機関のみでこの村を訪れることが可能です。
2017年に訪れた際は、レンタカーを利用しました。桃源郷とも謳われる美しい農村風景を眺めながらの、楽しいドライブになりますよ。
トゥールーズ駅(Toulouse)からSNCFに乗って、カステル駅(Castres)下車
Castres 駅からロートレック行きのバスが朝と夕方にあり
トゥールーズ(Toulouse)とアルビ(Albi)を結ぶ高速道路A68号線7番出口から約50分
パリ・オルリー空港から、カステル・メザメ(Castres-Mazamet)空港で降りて、約18km
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。ロートレックにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
中心市街地にある15世紀に建てられた民家を、綺麗にリノベーションした人気のアパートです。キッチンも備えているので地元の食材を買って料理を楽しむなど、まるで村に住んでいるかのような滞在が楽しめますよ。石造りの壁が剥き出しになった客室はセンスに溢れており、忘れられない滞在になること間違いなし。料金は2名1泊で80€(朝食込)と良心的です。
Booking.comの総合スコア9.7と高評価なこの宿泊施設は、14世紀にその歴史を遡るかつての貴族の館に宿泊することが出来ます。中世に遡ったかのような趣溢れる内装の客室が魅力的。周囲は豊かな自然に囲まれており、リラックスした滞在が楽しめます。中心市街地まで2,3km程離れているので、車で移動できる方にお勧め。料金は2名1泊で120€(朝食込)です。
【一緒に訪れたい美しい村】
ロートレックから車で1時間(60km)