
セテニル・デ・ラス・ボデガス/Setenil de las Bodegas
【岩壁に埋め込まれた白い村】
岩山の断面を屋根や壁として活用した家々が建ち並ぶ、
唯一無二の景観で訪れる人々を魅了しているこの村。
洞窟住居とした人間の営みの歴史は古く、
ローマ神話における愛と美の女神ビーナスを象った
5000年前の石像「ダミタ・デ・セニテル」も発掘されている。
中世にはキリスト教徒による国土回復の戦いを、
7度に渡って退けたイスラム教国家の城下町としても栄えた。

セテニル・デ・ラス・ボデガス/Setenil de las Bodegas
【岩壁に埋め込まれた白い村】
岩山の断面を屋根や壁として活用した家々が建ち並ぶ、唯一無二の景観で訪れる人々を魅了しているこの村。
洞窟住居とした人間の営みの歴史は古く、ローマ神話における愛と美の女神ビーナスを象った5000年前の石像「ダミタ・デ・セニテル」も発掘されている。
中世にはキリスト教徒による国土回復の戦いを、7度に渡って退けたイスラム教国家の城下町としても栄えた。

村の歴史
イスラム教の勢力下にあったナスル朝グラナダ王国時代に、小高い岩山を囲む様に流れるトレホ川が形作る自然の要塞として発展した。イベリア半島を再びキリスト教徒の手に取り戻そうと、1407年にカスティーリャ王国が包囲戦を展開。しかし難攻不落の要塞を前に、期待した成果は得られず撤退を余儀なくされた。
15世紀の間、キリスト教国家軍による包囲戦は7度に渡って繰り返され、全てを返り討ちにした。こうした史実は村名にも反映され、セテニルの名は「七度の無」を意味するラテン語に由来している。アラゴン王とカスティーリャ王女が結婚しスペイン王国の礎を築いたカトリック両王の時代である1484年に、悲願だったこの街のレコンキスタ(再征服)は成し遂げられた。
村の歴史

イスラム教の勢力下にあったナスル朝グラナダ王国時代に、小高い岩山を囲む様に流れるトレホ川が形作る自然の要塞として発展した。
イベリア半島を再びキリスト教徒の手に取り戻そうと、1407年にカスティーリャ王国が包囲戦を展開。
しかし難攻不落の要塞を前に、期待した成果は得られず撤退を余儀なくされた。
15世紀の間、キリスト教国家軍による包囲戦は7度に渡って繰り返され、全てを返り討ちにした。
こうした史実は村名にも反映され、セテニルの名は「七度の無」を意味するラテン語に由来している。
アラゴン王とカスティーリャ王女が結婚しスペイン王国の礎を築いたカトリック両王の時代である1484年に、悲願だったこの街のレコンキスタ(再征服)は成し遂げられた。
セテニル城
村の最も高い場所に佇んでいるのは、イスラム文化圏だった12世紀に起源を持つセテニル城。周囲の岩山と一体化する形でかつての城壁も残されており、強固な要塞だった時代の面影を感じる事ができる。城のある場所からは、セテニルの村と周囲の自然環境を一望できる素晴らしいパノラマが広がる。
三階建ての四角い塔も残されており、その高さは11,5mに及ぶ。地下には雨水を蓄えておくための貯水槽を備えており、柱によって支えられた半円状の天井が2つ並ぶ空間が広がっている。近年行われた考古学的調査では、紀元前から用いられていたと考えられている洞窟も発見されている。

セテニル城

村の最も高い場所に佇んでいるのは、イスラム文化圏だった12世紀に起源を持つセテニル城。
周囲の岩山と一体化する形でかつての城壁も残されており、強固な要塞だった時代の面影を感じる事ができる。
城のある場所からは、セテニルの村と周囲の自然環境を一望できる素晴らしいパノラマが広がる。
三階建ての四角い塔も残されており、その高さは11,5mに及ぶ。
地下には雨水を蓄えておくための貯水槽を備えており、柱によって支えられた半円状の天井が2つ並ぶ空間が広がっている。
近年行われた考古学的調査では、紀元前から用いられていたと考えられている洞窟も発見されている。

聖母エンカルナシオン教会
この街をキリスト教国家が征服した後に、かつてイスラム教のモスクがあった場所に再建されたのが聖母エンカルナシオン教会。15世紀末から建設が始まった教会は、建設資金の不足による中断期間を経て1614年に完成。イスラム建築とキリスト教建築が融合したムデハル様式と、後期ゴシック様式が見事に調和している。
教会内は白を基調とした神聖な空間が広がっており、15世紀の祭壇画が祀られている。祭壇画には教会名の由来となっている、大天使ガブリエルが処女マリアにキリストの懐妊を告げる受胎告知の場面が描かれている。また17世紀初頭に制作された、キリストの磔刑像も見応えがある。
聖母エンカルナシオン教会

この街をキリスト教国家が征服した後に、かつてイスラム教のモスクがあった場所に再建されたのが聖母エンカルナシオン教会。
15世紀末から建設が始まった教会は、建設資金の不足による中断期間を経て1614年に完成。
イスラム建築とキリスト教建築が融合したムデハル様式と、後期ゴシック様式が見事に調和している。
教会内は白を基調とした神聖な空間が広がっており、15世紀の祭壇画が祀られている。
祭壇画には教会名の由来となっている、大天使ガブリエルが処女マリアにキリストの懐妊を告げる受胎告知の場面が描かれている。
また17世紀初頭に制作された、キリストの磔刑像も見応えがある。
唯一無二の洞窟住居
この村の何よりの特徴は、石灰岩の断崖が浸食作用によって形成された自然の洞窟。村名の後半にある「ボデガス」はスペイン語で「貯蔵庫」を意味しており、一年を通じて温度と湿度が安定しているという洞窟の特性を活用してワインやオリーブオイル、生ハムなど食料の保管場所として活用された歴史を反映している。
南向きで一日を通じて陽の光に照らされる「太陽の洞窟通り」と、岩の天井が日陰を生み出し夏でも涼しい空間が広がる「影の洞窟通り」は、この村の唯一無二な景観を象徴する場所として知られる。自然のアーケードとなっている通りには、今日レストランやバルが軒を連ね、活気に満ち溢れている。

唯一無二の洞窟住居

この村の何よりの特徴は、石灰岩の断崖が浸食作用によって形成された自然の洞窟。
村名の後半にある「ボデガス」はスペイン語で「貯蔵庫」を意味しており、一年を通じて温度と湿度が安定しているという洞窟の特性を活用してワインやオリーブオイル、生ハムなど食料の保管場所として活用された歴史を反映している。
南向きで一日を通じて陽の光に照らされる「太陽の洞窟通り」と、岩の天井が日陰を生み出し夏でも涼しい空間が広がる「影の洞窟通り」は、この村の唯一無二な景観を象徴する場所として知られる。
自然のアーケードとなっている通りには、今日レストランやバルが軒を連ね、活気に満ち溢れている。
セテニル・デ・ラス・ボデガスについて詳しく知りたい!
スペインの最も美しい村

カディス県セテニル・デ・ラス・ボデガス(セテニルデラスボデガス)/Setenil de las Bodegas(CADIZ)
面積:82,15 km2
人口:2634人(2025年現在)
写真1枚目:Photoed by Juanje Orío – Flickr
写真2枚目:Photoed by Makalu – Pixabay
写真3, 4枚目:Photoed by Sergei Gussev – Flickr
写真5枚目:Photoed by manuelfloresv – Flickr
写真6枚目:Photoed by Jeremy Thompson – Flickr
写真7枚目:Photoed by alejandrocuencac – Pixabay
2026年3月2日:ページ更新
行き方

マラガ県の街ロンダからバスが運行しているので、公共交通機関のみでも訪れることができます
スペインの中核都市でレンタカーを借りてこの村を訪れるのもお勧めで、道中ではアンダルシア地方の美しい海岸線や雄大な自然を車窓から楽しむことが出来ますよ。
マドリード・プエルタ・デ・アトーチャ駅(Madrid-Puerta de Atocha-Almudena Grandes )からスペイン国鉄(Renfe)に乗って、アンテケラ・サンタ・アナ駅(Antequera Santa Ana)で乗り換えて、ロンダ駅(Ronda)下車。(約3時間)
ロンダ駅バスターミナル(Ronda, Estación de Autobuses)で、シエラ・デ・ラス・ニエベス(AUTOCARES SIERRA DE LAS NIEVES)もしくはダマス社(Damas)の運行するバスに乗ってセテニル・デ・ラス・ボデガス(Setenil de las Bodegas)へ。(約50分)
セビーリャ(Sevilla)から150km(約2分10分)
マラガ(Málaga)から100km(約1時間30分)
マドリッド(Madrid)から560km(約6時間10分)
アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス国際空港から560km(約6時間)
セテニル・デ・ラス・ボデガスのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
スペインの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。セテニル・デ・ラス・ボデガスにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア8.8と高評価なこの宿泊施設は、中心市街地まで徒歩15分程の閑静な場所に佇むホテルです。アンダルシア風の白を基調とした建物が特徴で、プライベートプールやレストランなどを備えているためのんびりと滞在することができます。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で70€~80€(朝食別)とリーズナブルな料金も魅力です。
【一緒に訪れたい美しい村】
セテニル・デ・ラス・ボデガスから車で60分(50km)
セテニル・デ・ラス・ボデガスから車で60分(50km)






