
ベヘール・デ・ラ・フロンテーラ/Vejer de la Frontera
【イスラム文化と混ざり合う純白の街】
ジブラルタル海峡を挟んでアフリカ大陸がすぐ傍にある、
標高190mの小高い丘の上に佇むこの街。
細く入り組んだ路地などアラブ文化の影響を受けた街中には、
地中海の街らしい真っ白な民家が建ち並び、
茶褐色の城や教会が輝きを放って山頂を彩っている。
郊外には手つかずの美しいビーチが楽しめるエル・パルマルや、
1596年に制作された彫像が祀られている聖母オリーバ修道院などもある。

ベヘール・デ・ラ・フロンテーラ/Vejer de la Frontera
【イスラム文化と混ざり合う純白の街】
ジブラルタル海峡を挟んでアフリカ大陸がすぐ傍にある、標高190mの小高い丘の上に佇むこの街。
細く入り組んだ路地などアラブ文化の影響を受けた街中には、地中海の街らしい真っ白な民家が建ち並び、茶褐色の城や教会が輝きを放って山頂を彩っている。
郊外には手つかずの美しいビーチが楽しめるエル・パルマルや、1596年に制作された彫像が祀られている聖母オリーバ修道院などもある。

村の歴史
この街の歴史は古く、旧石器時代には既に人々が生活をしていたと考えられている。城壁のすぐ傍からは、紀元前7世紀のローマ時代の遺物が見つかっている。711年に起きたグアダレーテ河畔の戦いにおいて、イスラム軍がカトリック文化圏の西ゴート王国を破ると、13世紀までこの地域一帯のアラブ支配が続くことになる。
その後はキリスト教圏へと戻ったものの、ムスリム文化を彷彿とさせる、黒い布で顔を含む全身を覆うコビハドと呼ばれる女性の伝統的な衣装が、16世紀から20世紀前半まで慣習として根付いたのもこの街の特徴と言える。白い街を見下ろすコビハーダ展望台には、コビハドを身につけた女性を象った銅像が設置されている。
村の歴史

この街の歴史は古く、旧石器時代には既に人々が生活をしていたと考えられている。
城壁のすぐ傍からは、紀元前7世紀のローマ時代の遺物が見つかっている。
711年に起きたグアダレーテ河畔の戦いにおいて、イスラム軍がカトリック文化圏の西ゴート王国を破ると、13世紀までこの地域一帯のアラブ支配が続くことになる。
その後はキリスト教圏へと戻ったものの、ムスリム文化を彷彿とさせる、黒い布で顔を含む全身を覆うコビハドと呼ばれる女性の伝統的な衣装が、16世紀から20世紀前半まで慣習として根付いたのもこの街の特徴と言える。
白い街を見下ろすコビハーダ展望台には、コビハドを身につけた女性を象った銅像が設置されている。
ベヘール城
この街で最も高い場所に佇んでいるのは、イベリア半島がイスラム教徒によって支配されていた後ウマイヤ朝時代に建てられたベヘール城。アラブ時代の面影が残る正門は11世紀にその歴史を遡る事ができ、アルフィズと呼ばれる4分の3ほどの円形で構成される馬蹄形アーチが採用されている。
スペインにおけるキリスト教復権の立役者となったカスティーリャ王国の時代には、この街の領主となった名門貴族メディナ・シドニア公の居城として用いられた。城内には2つの中庭があり、メインの庭には雨水を貯めるための古い貯水槽がある。また家畜が滑らないように、床が鱗状になっているのも特徴である。

ベヘール城

この街で最も高い場所に佇んでいるのは、イベリア半島がイスラム教徒によって支配されていた後ウマイヤ朝時代に建てられたベヘール城。
アラブ時代の面影が残る正門は11世紀にその歴史を遡る事ができ、アルフィズと呼ばれる4分の3ほどの円形で構成される馬蹄形アーチが採用されている。
スペインにおけるキリスト教復権の立役者となったカスティーリャ王国の時代には、この街の領主となった名門貴族メディナ・シドニア公の居城として用いられた。
城内には2つの中庭があり、メインの庭には雨水を貯めるための古い貯水槽がある。
また家畜が滑らないように、床が鱗状になっているのも特徴である。

中世の城塞都市
強固な城塞都市だった名残りは現在も留めており、厚さが2mにも達する15世紀の城壁の一部を見ることができる。重厚感のあるコレデラの塔やマヨルサゴの塔、また中世の城門も当時のまま変わらず残されている。特に西側に位置するセグル門は15世紀末に建てられたもので、名前の由来となった「斧」のレリーフが刻まれている。
1552年に設立されたコンセプシオン派女子修道院はルネサンス様式の建物が印象的で、現在ベヘール郷土資料館として活用されている。また18世紀に建てられたタマロン侯爵邸は、ベヘール歴史考古学博物館として営業しており、旧石器時代からの出土品や20世紀マドリッド出身の女性画家ジュリア・レリンケのコレクションなどが展示されている。
中世の城塞都市

強固な城塞都市だった名残りは現在も留めており、厚さが2mにも達する15世紀の城壁の一部を見ることができる。
重厚感のあるコレデラの塔やマヨルサゴの塔、また中世の城門も当時のまま変わらず残されている。
特に西側に位置するセグル門は15世紀末に建てられたもので、名前の由来となった「斧」のレリーフが刻まれている。
1552年に設立されたコンセプシオン派女子修道院はルネサンス様式の建物が印象的で、現在ベヘール郷土資料館として活用されている。
また18世紀に建てられたタマロン侯爵邸は、ベヘール歴史考古学博物館として営業しており、旧石器時代からの出土品や20世紀マドリッド出身の女性画家ジュリア・レリンケのコレクションなどが展示されている。
ディビーノ・サルバドール教会
真っ白に統一された街の高台で、茶褐色に輝きながら一際存在感を放っているのはディビーノ・サルバドール教会。元々はモスクが建っていたと考えられており、キリスト教による再征服直後の14世紀に造られたムデーハル風ゴシック様式の建物はイスラム文化圏だった時代の面影を感じさせる。
15世紀末からは、後期ゴシック様式を用いて建物の拡張が行われた。鐘楼の上部を覆うバロック様式の尖塔は1775年に発生した地震の後に付け加えられたもので、4つの面には救世主イエス・キリストを象った彫像が飾られている。教会内の礼拝堂に祀られている、彫刻家フランシスコ・デ・ビジェーガスが手掛けた17世紀の祭壇画も必見。

ディビーノ・サルバドール教会

真っ白に統一された街の高台で、茶褐色に輝きながら一際存在感を放っているのはディビーノ・サルバドール教会。
元々はモスクが建っていたと考えられており、キリスト教による再征服直後の14世紀に造られたムデーハル風ゴシック様式の建物はイスラム文化圏だった時代の面影を感じさせる。
15世紀末からは、後期ゴシック様式を用いて建物の拡張が行われた。
鐘楼の上部を覆うバロック様式の尖塔は1775年に発生した地震の後に付け加えられたもので、4つの面には救世主イエス・キリストを象った彫像が飾られている。
教会内の礼拝堂に祀られている、彫刻家フランシスコ・デ・ビジェーガスが手掛けた17世紀の祭壇画も必見。
ベヘール・デ・ラ・フロンテーラについて詳しく知りたい!
スペインの最も美しい村

カディス県ベヘール・デ・ラ・フロンテーラ(ベヘール・デ・ラ・フロンテラ、ベヘル・デ・ラ・フロンテーラ、ベヘールデラフロンテーラ、ベヘールデラフロンテラ、ベヘルデラフロンテーラ)/Vejer de la Frontera (CADIZ)
面積:262,88 km2
人口:13,131人(2025年現在)
写真1, 2枚目:Photoed by Diego Delso – Wikipedia
写真3, 4枚目:Photoed by gailhampshire – Flickr
写真5枚目:Photoed by Flvargasmachuca – Wikipedia
写真6枚目:Photoed by Jocelyn Erskine-Kellie – Flickr
写真7枚目:Photoed by Berho – Pixabay
2026年2月22日:ページ更新
行き方

ベヘール・デ・ラ・フロンテーラへ公共交通機関のみで行くのは非常に困難なため、近郊の街からタクシーを利用して訪れる必要があります。
またスペインの中核都市でレンタカーを借りてこの村を訪れるのもお勧めで、道中ではアンダルシア地方の美しい海岸線や雄大な自然を車窓から楽しむことが出来ますよ。
マドリード・プエルタ・デ・アトーチャ駅(Madrid-Puerta de Atocha-Almudena Grandes )からスペイン国鉄(Renfe)に乗って、セビリア・サンタ・フスタ駅(Sevilla Santa Justa)で乗り換えて、カディス駅(Cádiz)下車。(約5時間)
カディス駅前からタクシーに乗って、ベヘール・デ・ラ・フロンテーラ中心市街地へ。(約50分)
セビーリャ(Sevilla)から160km(約1分50分)
マラガ(Málaga)から210km(約2時間40分)
マドリッド(Madrid)から690km(約6時間30分)
アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス国際空港から710km(約6時間30分)
ベヘール・デ・ラ・フロンテーラのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
スペインの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。ベヘール・デ・ラ・フロンテーラにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア9.2と高評価なこの宿泊施設は、歴史地区の中心に位置しているため街の散策に便利。高級感溢れる白を基調としながらも、異国情緒を感じる空間はこの街ならではです。地中海を挟んで対岸にある、モロッコ料理を楽しめるレストランも併設されていますよ。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で340€~390€(朝食込)です。
Booking.comの総合スコア9.2と高評価なこの宿泊施設は、歴史地区の中心に位置しているため街の散策に便利。イスラム文化とキリスト教文化が融合した14世紀のムーア風パティオが残されており、この街の豊かな歴史を感じることができます。プライベート・プールも併設されているので、のんびりと滞在したい方にお勧め。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で200€~310€(朝食込)です。
【一緒に訪れたい美しい村】
ベヘール・デ・ラ・フロンテーラから車で1時間30分(90km)
ベヘール・デ・ラ・フロンテーラから車で2時間(160km)






