マルマーニュ(フォントネー)/Marmagne(Fontenay)

 

【フランス最古のシトー会修道院が残る世界遺産の村】

 

ブルゴーニュ地方コート・ドール県の中核都市、

モンバールの郊外の閑静な森の中に佇む修道院は世界的に有名。

フランス革命後に気球を発明したことで有名な

モンゴルフィエ家に売却され宗教活動は終わりを告げ、

一時は製紙工場として用いられていた。

1906年にリヨンの銀行家が所有すると大規模な修繕が実施され、

中世の姿を取り戻した修道院は現在多くの人々に愛されている。

マルマーニュ(フォントネー)/Marmagne(Fontenay)

 

【フランス最古のシトー会修道院が残る世界遺産の村】

 

ブルゴーニュ地方コート・ドール県の中核都市、モンバールの郊外の閑静な森の中に佇む修道院は世界的に有名。

 

フランス革命後に気球を発明したことで有名なモンゴルフィエ家に売却され宗教活動は終わりを告げ、一時は製紙工場として用いられていた。

 

1906年にリヨンの銀行家が所有すると大規模な修繕が実施され、中世の姿を取り戻した修道院は現在多くの人々に愛されている。




世界遺産:フォントネーのシトー会修道院

 

10世紀ヨーロッパで大きな影響力を誇ったクリュニー会修道院が時代の流れの中で失っていった、聖ベネディクトゥスが示した質素な修道生活を忠実に守り続けたることで台頭したのがシトー会修道院である。この村の修道院の設立は1119年に遡り、現存するシトー会修道院としてはフランス最古のものとして知られている。

 

修道院の建物は、無駄を削ぎ落としたシンプルさの中に洗練された美しさを感じることができる。シトー会修道院の豊かな歴史と自給自足を基礎とした典型的な暮らしの面影が保存状態良く残されていることから、1981年より「フォントネーのシトー会修道院」としてユネスコの世界遺産にも登録されている。

世界遺産:フォントネーのシトー会修道院

10世紀ヨーロッパで大きな影響力を誇ったクリュニー会修道院が時代の流れの中で失っていった、聖ベネディクトゥスが示した質素な修道生活を忠実に守り続けたることで台頭したのがシトー会修道院である。

 

この村の修道院の設立は1119年に遡り、現存するシトー会修道院としてはフランス最古のものとして知られている。

 

修道院の建物は、無駄を削ぎ落としたシンプルさの中に洗練された美しさを感じることができる。

 

シトー会修道院の豊かな歴史と自給自足を基礎とした典型的な暮らしの面影が保存状態良く残されていることから、1981年より「フォントネーのシトー会修道院」としてユネスコの世界遺産にも登録されている。

フォントネー大修道院:①大修道院付属教会

 

フォントネー大修道院付属教会は設立直後の12世紀前半に建てられ、当時の造りがほぼ手つかずの状況で残されたシトー会ロマネスク様式の代表的な建築として知られている。植物の葉があしらわれただけの柱頭や片側一列に規則的に並んだ窓などが特徴で、余計なものに目を奪われずただ神に祈りを捧げることを可能としていた。

 

徹底的なシンプルさが追求されてはいるが、教会内には貴重な宗教美術も数多く残されている。中央にキリストの磔刑の場面が描かれた13世紀の祭壇画は、繊細な彫刻が魅力となっている。また13世紀の聖母子像はフランス革命後に売却され、隣町であるトゥイヨンの墓地に雨風にさらされながら祀られていたが、100年以上の月日を経て再びこの場所へ戻って来たものである。

フォントネー大修道院:①大修道院付属教会

フォントネー大修道院付属教会は設立直後の12世紀前半に建てられ、当時の造りがほぼ手つかずの状況で残されたシトー会ロマネスク様式の代表的な建築として知られている。

 

植物の葉があしらわれただけの柱頭や片側一列に規則的に並んだ窓などが特徴で、余計なものに目を奪われずただ神に祈りを捧げることを可能としていた。

 

徹底的なシンプルさが追求されてはいるが、教会内には貴重な宗教美術も数多く残されている。

 

中央にキリストの磔刑の場面が描かれた13世紀の祭壇画は、繊細な彫刻が魅力となっている。

 

また13世紀の聖母子像はフランス革命後に売却され、隣町であるトゥイヨンの墓地に雨風にさらされながら祀られていたが、100年以上の月日を経て再びこの場所へ戻って来たものである。

フォントネー大修道院:②回廊、聖堂参事会室

 

12世紀に造られた当時のまま残されている回廊も、シトー会ロマネスク様式の魅力を語る上で欠かすことのできない場所である。36m×38mで構成される空間は、2重の柱に支えられたアーケード部分が特徴的。陽の降り注ぐ中庭部分を望むことができ、修道士たちの瞑想の場として利用されていた。

 

回廊の東側に面している聖堂参事会室は、15世紀に発生した火災の影響により従来の柱が外壁と同化する構造となっている。毎朝集まり、シトー会修道院生活の拠り所としている聖ベネディクトゥスの教えの読み上げが行われていたと考えている。その他にも、日々の仕事の割り振りや修道院長の選出など、集団生活に関する決定や伝達が行われる場所だった。

フォントネー大修道院:②回廊、聖堂参事会室

12世紀に造られた当時のまま残されている回廊も、シトー会ロマネスク様式の魅力を語る上で欠かすことのできない場所である。

 

36m×38mで構成される空間は、2重の柱に支えられたアーケード部分が特徴的。

 

陽の降り注ぐ中庭部分を望むことができ、修道士たちの瞑想の場として利用されていた。

 

回廊の東側に面している聖堂参事会室は、15世紀に発生した火災の影響により従来の柱が外壁と同化する構造となっている。

 

毎朝集まり、シトー会修道院生活の拠り所としている聖ベネディクトゥスの教えの読み上げが行われていたと考えている。

 

その他にも、日々の仕事の割り振りや修道院長の選出など、集団生活に関する決定や伝達が行われる場所だった。

フォントネー大修道院:③修道士の部屋、鍛冶場

 

修道士の営みを今に伝える様々な足跡を感じることができるのも、この修道院の魅力と言える。修道士の部屋では、皮革や布地の加工など生活を支える活動が行われていた。またフォントネーで製作された本は現在フランス各地の図書館で大切に所蔵されており、写本が精力的に行われていたことが知られている。

 

敷地内の南側に佇む12世紀の建物は、修道院を見下ろす丘の上から産出される鉱物を加工するための鍛冶場として用いられていたと考えられている。製錬を行うための竈と煙突が残る他、2008年のプロジェクトで鉄を叩いて鍛えるための水車が復元され、中世の修道士の生産活動の面影を今に伝えている。

フォントネー大修道院:③修道士の部屋、鍛冶場

修道士の営みを今に伝える様々な足跡を感じることができるのも、この修道院の魅力と言える。

 

修道士の部屋では、皮革や布地の加工など生活を支える活動が行われていた。

 

またフォントネーで製作された本は現在フランス各地の図書館で大切に所蔵されており、写本が精力的に行われていたことが知られている。

 

敷地内の南側に佇む12世紀の建物は、修道院を見下ろす丘の上から産出される鉱物を加工するための鍛冶場として用いられていたと考えられている。

 

製錬を行うための竈と煙突が残る他、2008年のプロジェクトで鉄を叩いて鍛えるための水車が復元され、中世の修道士の生産活動の面影を今に伝えている。

フォントネー大修道院:④暖房室、共同寝室、礼拝堂/製パン室

 

この地域は冬季にマイナス20度に達することもあり、主に修道士の部屋のために暖房室が設けられ、厳しい寒さの中でも作業ができるような工夫がなされている。広々とした共同寝室は15世紀の火災によって再度屋根が設けられ、船をひっくり返したような天井が特徴的な造りとなっている。

 

現在受付およびミュージアムショップや宝物展示室として用いられている建物は13世紀に遡ることができ、元々は修道院の敷地に入る権利を有していなかったキリスト教徒のための礼拝堂として用いられていた。また製パン室も備えており、中世から使われていた円柱状のパン焼き窯も見る事ができる。

フォントネー大修道院:④暖房室、共同寝室、礼拝堂/製パン室

この地域は冬季にマイナス20度に達することもあり、主に修道士の部屋のために暖房室が設けられ、厳しい寒さの中でも作業ができるような工夫がなされている。

 

広々とした共同寝室は15世紀の火災によって再度屋根が設けられ、船をひっくり返したような天井が特徴的な造りとなっている。

 

現在受付およびミュージアムショップや宝物展示室として用いられている建物は13世紀に遡ることができ、元々は修道院の敷地に入る権利を有していなかったキリスト教徒のための礼拝堂として用いられていた。

 

また製パン室も備えており、中世から使われていた円柱状のパン焼き窯も見る事ができる。

サン・レオナール教会

 

フォントネー大修道院が位置するマルマーニュと呼ばれる基礎自治体(コミューン)の中心市街地に佇む、サン・レオナール教会もこの地を訪れたらぜひとも見たい文化遺産。この教会の歴史も12世紀半ばに遡り、ロマネスク様式の重厚な外観が印象的となっている。

 

19世紀に大きな改修が行われ、天高く伸びる尖塔が印象的な鐘楼部分が付け加えられた。教会内はシンプルなアーチに支えられた構造が印象的で、かつてはピンク色を基調とした装飾に彩られていたと考えられている。

サン・レオナール教会

フォントネー大修道院が位置するマルマーニュと呼ばれる基礎自治体(コミューン)の中心市街地に佇む、サン・レオナール教会もこの地を訪れたらぜひとも見たい文化遺産。

 

この教会の歴史も12世紀半ばに遡り、ロマネスク様式の重厚な外観が印象的となっている。

 

19世紀に大きな改修が行われ、天高く伸びる尖塔が印象的な鐘楼部分が付け加えられた。

 

教会内はシンプルなアーチに支えられた構造が印象的で、かつてはピンク色を基調とした装飾に彩られていたと考えられている。

マルマーニュ(フォントネー)について詳しく知りたい!

基本情報

コート・ドール県マルマーニュ/Marmagne(CÔTE-D’OR)

面積:12,89 km2

人口:195人(2023年現在)

写真7枚目:Photoed by Eponimm – Wikipedia

2026年2月10日:ページ更新

行き方

コート・ドール県の中核都市であるボンバールからタクシーを使って、20分程で訪れる事ができます。

 

ブルゴーニュ地方にはロマネスク建築が魅力の宗教的にも重要な街や村が点在しているので、レンタカーを利用するのもお勧めですよ。

パリ・リヨン駅(Paris – Gare De Lyon)からTGVに乗って、モンバール駅(Montbard)下車。(約1時間10分)

 

モンバール駅前からタクシーに乗って、フォントネー大修道院へ。(約20分)

パリから250km(約3時間)

リヨンから260km(約3時間)

パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から280km(約3時間20分)

リヨン=サン・エグジュペリ空港から280km(約3時間10分)




マルマーニュ(フォントネー)のお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

フランスの小さな村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。今回はマルマーニュ(フォントネー)にあるお勧めのホテルを紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comのロケーション・スコア8,2と高評価なこの宿泊施設は、サン・レオナール教会の位置するマルマーニュの中心市街地に位置しています。フォントネー修道院までは徒歩で50分程かかってしまうので、レンタカーを利用する方が良いでしょう。料金は2名1泊で60€~80€とリーズナブルな価格で宿泊できるのも嬉しいポイントとなっていますよ。




マルマーニュ(フォントネー)近郊の美しい村

フラヴィニー・シュル・オズラン

この村から車で30分ほどの場所に位置する美しい村で、ドラジェと呼ばれる砂糖菓子が名物です。フォントネー大修道院より歴史の古い、8世紀の修道院跡が残ります。

ノワイエ・シュル・スラン

中世にはフランスでも屈指の力を有していた城下町です。大人な雰囲気漂う落ち着いた色合いの木組みの民家が建ち並ぶ景観が、訪れる人々を魅了します。

ヴェズレー

「ヴェズレーの教会と丘」としてユネスコの世界遺産にも登録されている美しい村です。現在も修道士たちが祈りを捧げている、フランスを代表する聖地として有名です。

シャトーヌフ

フォントネー大修道院と同じ、12世紀に建てられた城を中心に発展した美しい村です。丘の上に佇んでおり、麓で牛が草をはむ牧歌的な風景も魅力を惹きたてています。