ペニスコラ/Peníscola
【海に浮かぶパールホワイトの村】
バルセロナとバレンシアの中間に位置するこの村は、
地中海にせり出す岬自体が旧市街となっている。
海に浮いているかのような集落には真っ白な家々が建ち並び、
思い描く地中海の景色そのものが広がる。
スペインの燦燦と降り注ぐ太陽の日の光の下、
ビーチに腰を下ろせば時を忘れるほど美しい光景が待っており、
夜にはライトアップされた半島全体が幻想的に浮かび上がる。
バルセロナとバレンシアの中間に位置するこの村は、
地中海にせり出す岬自体が旧市街となっている。
海に浮いているかのような集落には真っ白な家々が建ち並び、
思い描く地中海の景色そのものが広がる。
スペインの燦燦と降り注ぐ太陽の日の光の下、
ビーチに腰を下ろせば時を忘れるほど美しい光景が待っており、
夜にはライトアップされた半島全体が幻想的に浮かび上がる。
バルセロナとバレンシアの中間に位置するこの村は、地中海にせり出す岬自体が旧市街となっている。
海に浮いているかのような集落には真っ白な家々が建ち並び、思い描く地中海の景色そのものが広がる。
スペインの燦燦と降り注ぐ太陽の日の光の下、ビーチに腰を下ろせば時を忘れるほど美しい光景が待っており、夜にはライトアップされた半島全体が幻想的に浮かび上がる。
1世紀頃にギリシア人が支配していたこの地を、「ほとんど島」という名で呼んでいたことが街の名の由来となっている。ギリシア人およびその後のローマ人が支配していた時代を通じて手工業品とワインやオリーブを取引する交易都市として栄え、8世紀以降はアラブ人が支配した。
レコンキスタ運動が盛んになった1233年にアラゴン王ハイメ1世が街を包囲したことで、この地は再びキリスト教国家の勢力下に置かれた。また14~15世紀にかけてローマとアヴィニョンに2人の教皇が同時に存在するキリスト教の教会大分裂が生じた際には、西方教会のルナ教皇ことベネディクトゥス13世対立教皇がこの街へ隠遁し最期を迎えるという稀有な歴史も有している。
1世紀頃にギリシア人が支配していたこの地を、「ほとんど島」という名で呼んでいたことが街の名の由来となっている。
ギリシア人およびその後のローマ人が支配していた時代を通じて手工業品とワインやオリーブを取引する交易都市として栄え、8世紀以降はアラブ人が支配した。
レコンキスタ運動が盛んになった1233年にアラゴン王ハイメ1世が街を包囲したことで、この地は再びキリスト教国家の勢力下に置かれた。
また14~15世紀にかけてローマとアヴィニョンに2人の教皇が同時に存在するキリスト教の教会大分裂が生じた際には、西方教会のルナ教皇ことベネディクトゥス13世対立教皇がこの街へ隠遁し最期を迎えるという稀有な歴史も有している。
半島の最も小高い場所にはペニスコラ城がそびえ立っており、そこからは地中海の絶景を見渡すことが出来る。ロマン派ゴシック様式の重厚な外観が印象的で、地中海で最も美しい城と謳われることもある。
元々はアラブ人の築いた砦の跡にテンプル騎士団が建てた13~14世紀の城塞で、外周は230mにも及ぶ。15世紀にルナ教皇がこの城で暮らしたことからルナ教皇城の名で呼ばれることもあり、その時代に住居および図書館を備えた宮殿となった。
1576~1578年に築かれた城壁は、16世紀スペイン地中海沿岸で活躍したイタリア人軍事技師ジョヴァンニ・バッティスタ・アントネッリが手掛けたものである。ルネサンス様式の優美なシルエットを描き、地中海における要塞建築の傑作として名高い。
半島の最も小高い場所にはペニスコラ城がそびえ立っており、そこからは地中海の絶景を見渡すことが出来る。
ロマン派ゴシック様式の重厚な外観が印象的で、地中海で最も美しい城と謳われることもある。
元々はアラブ人の築いた砦の跡にテンプル騎士団が建てた13~14世紀の城塞で、外周は230mにも及ぶ。
15世紀にルナ教皇がこの城で暮らしたことからルナ教皇城の名で呼ばれることもあり、その時代に住居および図書館を備えた宮殿となった。
1576~1578年に築かれた城壁は、16世紀スペイン地中海沿岸で活躍したイタリア人軍事技師ジョヴァンニ・バッティスタ・アントネッリが手掛けたものである。
ルネサンス様式の優美なシルエットを描き、地中海における要塞建築の傑作として名高い。
街の中央に佇むサンタ・マリア教会はレコンキスタ後すぐに建設が始まった教会で、当時の趣を留める13世紀の扉が残されている。火災により大きな被害を受けた後、15世紀にゴシック様式の教会として再建された。18世紀の拡張工事に伴いバロック様式のテイストが加えられ、2つの建築様式が調和する現在の姿へと改築された。
教会内に祀られているルナ教皇にまつわる品々は必見で、15世紀にベネディクトゥス13世対立教皇のために作られた十字架と聖杯は細かな装飾が施され美しく輝いている。その他にも、ローマ教皇クレメンス8世の聖遺物やスペイン国王フェリペ2世の十字架など見どころも豊富である。
街の中央に佇むサンタ・マリア教会はレコンキスタ後すぐに建設が始まった教会で、当時の趣を留める13世紀の扉が残されている。
火災により大きな被害を受けた後、15世紀にゴシック様式の教会として再建された。
18世紀の拡張工事に伴いバロック様式のテイストが加えられ、2つの建築様式が調和する現在の姿へと改築された。
教会内に祀られているルナ教皇にまつわる品々は必見で、15世紀にベネディクトゥス13世対立教皇のために作られた十字架と聖杯は細かな装飾が施され美しく輝いている。
その他にも、ローマ教皇クレメンス8世の聖遺物やスペイン国王フェリペ2世の十字架など見どころも豊富である。
ペニスコラ城と隣接するように佇むビルヘン・デ・ラ・エルミターナ修道院は、18世紀初めにスペイン継承戦争において忠誠を尽くした住民のために建設された。バロック様式の外観が印象的で、建物正面の最上部をピナクルと呼ばれる先端部の尖った小さな塔に飾られている。
教会内に祀られている聖母マリア像は聖ヤコブによってもたらされ、イスラム教徒によって侵略された際に洞窟へと隠されたが、レコンキスタの際に再びキリスト教徒により発見されたものと伝えられている。また毎年9月8日にはビルヘン・デ・ラ・エルミターナ祭りが開催され、伝統のダンスと共に盛大な祭りが催される。
ペニスコラ城と隣接するように佇むビルヘン・デ・ラ・エルミターナ修道院は、18世紀初めにスペイン継承戦争において忠誠を尽くした住民のために建設された。
バロック様式の外観が印象的で、建物正面の最上部をピナクルと呼ばれる先端部の尖った小さな塔に飾られている。
教会内に祀られている聖母マリア像は聖ヤコブによってもたらされ、イスラム教徒によって侵略された際に洞窟へと隠されたが、レコンキスタの際に再びキリスト教徒により発見されたものと伝えられている。
また毎年9月8日にはビルヘン・デ・ラ・エルミターナ祭りが開催され、伝統のダンスと共に盛大な祭りが催される。
丸石で出来た石畳に建ち並ぶ、地中海らしい白壁の民家。愛らしい街並みが楽しめるこの街で一際存在感を放っているのが、「ラ・カサ・デ・ラス・コンチャス」と呼ばれる壁に貝殻が敷き詰められた家である。
この村の観光ガイドを始めた貧しい村の家族が、わずかながらの収入をやり繰りして建てた家に、海への愛情を表現するために壁全体を貝殻で飾り付けたことに由来する。1961年の完成以来、この街のシンボルとして多くの人々に愛されている。
丸石で出来た石畳に建ち並ぶ、地中海らしい白壁の民家。
愛らしい街並みが楽しめるこの街で一際存在感を放っているのが、「ラ・カサ・デ・ラス・コンチャス」と呼ばれる壁に貝殻が敷き詰められた家である。
この村の観光ガイドを始めた貧しい村の家族が、わずかながらの収入をやり繰りして建てた家に、海への愛情を表現するために壁全体を貝殻で飾り付けたことに由来する。
1961年の完成以来、この街のシンボルとして多くの人々に愛されている。
カステリョン県ペニスコラ/ バレンシア語:Peníscola(スペイン語:CASTLLÓN), カスティーリャ語 : Peñíscola(カタルーニャ語:CASTLLÓ)
面積:79km2
人口:7,457人(2014年)
2018年5月1日:ページ更新
2021年8月16日:ページ更新
スペインの中心都市バルセロナから、「ベニカルロ・ペニスコラ駅」まで電車があります。ただし、街の名前が入っているもののペニスコラ歴史地区までは徒歩で2時間ほどかかるので注意してください。(※タクシー等の利用を推奨します。)
2017年に訪れた際は、レンタカーを利用しました。高速道路の出口からも近く車でのアクセスも良好で、地中海を見ながらのドライブも楽しむことが出来ますよ。
バルセロナ・サンツ駅(Barcelona Sants)から高速鉄道(Renfe)に乗って、バニカルロ・ペニスコラ駅(Benicarló-Peñíscola)下車(約1時間50分)
バニカルロ・ペニスコラ駅からタクシーに乗って、ペニスコラ歴史地区まで約30分
※バルセロナ、カステリョン、バレンシア、アラゴン、バスクから来る場合:HIFE社からバスあり(www.hife.es)
※マドリッドから来る場合:Avanza社からバス(AUTO-RES)あり(www.avanzabus.com)
バルセロナから約2時間30分
マドリッドから約5時間
バレンシアから約1時間30分
バレンシア空港から150km
ジャズ国際フェスティバル、バロック・古典音楽フェスティバル、クラシック舞台芸術フェスティバルなど、多くの音楽・文化に関する催し物が開催されることでも有名です。また、地元の海と大地の食材を用いた「美食に浸る5日間(Conco Jornadas Gastronómicas)」も人気のイベントですよ。
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
スペインの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。ペニスコラにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、ペニスコラ歴史地区の入口に位置しており村の散策に便利。客室は白を基調とした、大人な空間が広がっています。ホテルは美しいビーチに面しており、リゾート気分を味わいながら滞在することが出来ますよ。なお、お子様を連れての宿泊は出来ませんので家族でもご旅行の場合は注意してください。宿泊者のニーズに応じた様々なグレードの部屋があり、料金は2名1泊で120€~160€(朝食別)です。
海の景色を眺めることの出来るレストランも備えており、朝食と夕食がセットになった宿泊プランを利用してゆったりと滞在するのもお勧めですよ。
Booking.comの総合スコア9.2と高評価なこの宿泊施設は、ペニスコラ歴史地区の入口に位置しており村の散策に便利。青と白を基調としたマリンカラーの客室で、地中海らしい滞在を楽しめます。なお、お子様を連れての宿泊は出来ませんので家族でもご旅行の場合は注意してください。料金は2名1泊で100~120€(朝食別)です。
またシングルルームも備えているので、1人旅でのご利用もお勧めです(1名1泊で60€)。
Booking.comの総合スコア9.6と高評価なこの宿泊施設は、ペニスコラ歴史地区の中心に位置するお洒落な民宿です。500年以上前に建てられた歴史ある建物を、綺麗にリノベーションした民家。白壁の家へと出入りしていると、まるでこの村に暮らしているかのような滞在になりますよ。料金は2名1泊で80€(朝食別)と良心的です。
3名まで宿泊可能なの客室も備えているので、ご家族でのご利用もお勧めです(3名1泊で100€)。
【一緒に訪れたい美しい村】
ペニスコラから車で50分(70km)