グラサレマ/Grazalema

 

【純白に輝くウール織物の村】

 

アンダルシア地方の雄大な自然を象徴する、

グラサレマ山脈自然公園の中心に佇むこの村。

古くは羊毛を紡いだ織物の生産で栄え、

スペイン国内から絶大な評価を獲得した。

アラブ文化の影響を強く受けた細い路地には、

花々に彩られた真っ白な民家が建ち並び、

窓を覆う鉄製の格子がアクセントを添えている。

グラサレマ/Grazalema

 

【純白に輝くウール織物の村】

 

アンダルシア地方の雄大な自然を象徴する、グラサレマ山脈自然公園の中心に佇むこの村。

 

古くは羊毛を紡いだ織物の生産で栄え、スペイン国内から絶大な評価を獲得した。

 

アラブ文化の影響を強く受けた細い路地には、花々に彩られた真っ白な民家が建ち並び、窓を覆う鉄製の格子がアクセントを添えている。




村の歴史

 

この地域には古くから人々が住み着いていたと考えられており、市街地から数km程下流にはラシルブラと呼ばれる古代ローマ時代の遺物が見つかっている。8世紀に入ってイスラム教徒がイベリア半島を侵略すると、715年から1485年まで長らくアラブ文化圏による支配が続いた。

 

キリスト教徒によるレコンキスタ(再征服)に多大な貢献を成し遂げたアルコス公爵ロドリゴ・ポンセ・デ・レオンには、初代サアラ侯爵位と共にこの村を含む地域一帯の領主権が授けられた。その後に爵位を継いだ長男は、土地の分配を通じて人口の安定を図った。19世紀初頭にはスペイン・アンダルシア地方の伝説的義賊、エル・テンプラニーリョによる被害を受けたことも知られている。

村の歴史

この地域には古くから人々が住み着いていたと考えられており、市街地から数km程下流にはラシルブラと呼ばれる古代ローマ時代の遺物が見つかっている。

 

8世紀に入ってイスラム教徒がイベリア半島を侵略すると、715年から1485年まで長らくアラブ文化圏による支配が続いた。

 

キリスト教徒によるレコンキスタ(再征服)に多大な貢献を成し遂げたアルコス公爵ロドリゴ・ポンセ・デ・レオンには、初代サアラ侯爵位と共にこの村を含む地域一帯の領主権が授けられた。

 

その後に爵位を継いだ長男は、土地の分配を通じて人口の安定を図った。

 

19世紀初頭にはスペイン・アンダルシア地方の伝説的義賊、エル・テンプラニーリョによる被害を受けたことも知られている。

織物資料館

 

アンダルシア地方で最も降水量が多いという気象条件は羊毛の自然洗浄や夏季の放牧地の維持に最適であり、17世紀以降は羊毛を用いた織物産業で栄えた。一貫して質の高いウールの織物を生産し続けた事ことから、スペイン国王フェリペ5世からもその重要性が認知され、グラサレマのブランケットの名は有名となった。

 

産業革命が起こった20世紀以降は、織物産業が急速に衰退し多くの工場が閉鎖に追い込まれた。それでも手工芸織物として、現在も村内での生産を続けている。工場には19世紀の織物生産に用いられた機械などが展示された資料館が併設されており、かつての村の営みを伺い知ることができる。

織物資料館

アンダルシア地方で最も降水量が多いという気象条件は羊毛の自然洗浄や夏季の放牧地の維持に最適であり、17世紀以降は羊毛を用いた織物産業で栄えた。

 

一貫して質の高いウールの織物を生産し続けた事ことから、スペイン国王フェリペ5世からもその重要性が認知され、グラサレマのブランケットの名は有名となった。

 

産業革命が起こった20世紀以降は、織物産業が急速に衰退し多くの工場が閉鎖に追い込まれた。

 

それでも手工芸織物として、現在も村内での生産を続けている。

 

工場には19世紀の織物生産に用いられた機械などが展示された資料館が併設されており、かつての村の営みを伺い知ることができる。

4つの教会

 

村内には織物産業のおかげで著しい経済発展を遂げた、17世紀以降の4つの教会を見ることができる。その中でも最も重要なのは、18世紀にバロック様式で再建された聖母アウロラ教会である。かつてカルメル会の修道院があった場所には、その歴史を17世紀に遡るサン・ホセ教会が佇む。

 

18世紀のサン・フアン教会は、それ以前に存在したイスラム教のモスク跡も残る。聖母エンカルナシオン教会のあった場所には、イスラム文化とキリスト文化が融合したムデハル様式の聖堂が建っていた。19世紀初頭に勃発したスペイン独立戦争の際にフランス軍によって破壊されてしまい、その後に再建されたのが現在の建物である。

4つの教会

村内には織物産業のおかげで著しい経済発展を遂げた、17世紀以降の4つの教会を見ることができる。

 

その中でも最も重要なのは、18世紀にバロック様式で再建された聖母アウロラ教会である。

 

かつてカルメル会の修道院があった場所には、その歴史を17世紀に遡るサン・ホセ教会が佇む。

 

18世紀のサン・フアン教会は、それ以前に存在したイスラム教のモスク跡も残る。

 

聖母エンカルナシオン教会のあった場所には、イスラム文化とキリスト文化が融合したムデハル様式の聖堂が建っていた。

 

19世紀初頭に勃発したスペイン独立戦争の際にフランス軍によって破壊されてしまい、その後に再建されたのが現在の建物である。

グラサレマ山脈自然公園

 

村の周囲は1977年にユネスコエコパーク(生物圏保護区)の認定をうけた、雄大な自然が取り囲んでいる。1985年にはアンダルシア州最初の自然公園の指定を受け、グラサレマ山脈自然公園となった。石灰岩で構成されるカルスト地形とイベリア半島屈指の降雨量が、豊かな生態系を育んでいる。

 

特にこの地域の希少な在来種として知られるスペインモミの木(ピンサポ)の森、ピンサパールのハイキングは人気のアクティビティ。また家畜の飼育に適した標高の高い谷が数多く存在しており、在来種であるパヨヤ種のヤギとメリナ・デ・グラサレマ種の羊のミルクを使用したパヨヨ・チーズも特産品として住民の生活を支えている。

グラサレマ山脈自然公園

村の周囲は1977年にユネスコエコパーク(生物圏保護区)の認定をうけた、雄大な自然が取り囲んでいる。

 

1985年にはアンダルシア州最初の自然公園の指定を受け、グラサレマ山脈自然公園となった。

 

石灰岩で構成されるカルスト地形とイベリア半島屈指の降雨量が、豊かな生態系を育んでいる。

 

特にこの地域の希少な在来種として知られるスペインモミの木(ピンサポ)の森、ピンサパールのハイキングは人気のアクティビティ。

 

また家畜の飼育に適した標高の高い谷が数多く存在しており、在来種であるパヨヤ種のヤギとメリナ・デ・グラサレマ種の羊のミルクを使用したパヨヨ・チーズも特産品として住民の生活を支えている。

グラサレマについて詳しく知りたい!

スペインの最も美しい村

カディス県グラサレマ/Grazalema(CADIZ)

面積:122,41 km2

人口:1977人(2025年現在)

写真1, 7枚目:Photoed by El Pantera – Wikipedia

写真2枚目:Photoed by Heparina1985 – Wikipedia

写真3枚目:Photoed by Jmario2014 – Wikipedia

写真4枚目:Photoed by Fresco Tours – Flickr

写真5枚目:Photoed by adam_miguel – Flickr

写真6枚目:Photoed by David Brooks – Wikipedia

2026年2月24日:ページ更新

行き方

マラガ県の街ロンダからバスが運行していますが、一日の本数が限られているため、近郊の街からタクシーを利用して訪れることを推奨します。

 

またスペインの中核都市でレンタカーを借りてこの村を訪れるのもお勧めで、道中ではアンダルシア地方の美しい海岸線や雄大な自然を車窓から楽しむことが出来ますよ。

マドリード・プエルタ・デ・アトーチャ駅(Madrid-Puerta de Atocha-Almudena Grandes )からスペイン国鉄(Renfe)に乗って、アンテケラ・サンタ・アナ駅(Antequera Santa Ana)で乗り換えて、ロンダ駅(Ronda)下車。(約3時間)

 

ロンダ駅バスターミナル(Ronda, Estación de Autobuses)で、ダマス社(Damas)の運行するバスに乗ってグラサレマへ。(約50分)

セビーリャ(Sevilla)から130km(約1分50分)

マラガ(Málaga)から140km(約2時間)

マドリッド(Madrid)から590km(約6時間40分)

アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス国際空港から600km(約6時間40分)




グラサレマのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

スペインの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。グラサレマあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comの総合スコア9.1と高評価なこの宿泊施設は、グラサレマ山脈自然公園の雄大な眺めを楽しめるホテルです。自然に囲まれており、グラサレマの中心市街地からは離れているため車等で移動できると良いでしょう。動物と触れ合うことのできる農場やプライベートのプールも備えているために、家族旅行での利用もお勧めです。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で130€~170€(朝食込)。近郊に飲食店等は無いため、夕食込みのプランも検討してみて下さい。



Booking.com




【一緒に訪れたい美しい村】

グラサレマから車で40分(30km)

グラサレマから車で60分(50km)

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