サン・ブノワ・デュ・ソー

Saint-Benoît-du-Sault

小修道院へと続く城壁沿いの散歩道

ベリー地方とリムーザン地方の境、川へと突き出る花崗岩で出来た細長い台地の上にサン・ブノワの村は佇む。かつては、オキシタニー地方への玄関口の一つとして栄えた。

 

二重の城壁に囲まれ、14世紀の鐘楼や防衛のための巡視路(Chemin de ronde)などが残されている。村の先端部まで行くとベネディクト派の小修道院があり、ポルトフイユ渓谷(Vallée du Portefeuille)の雄大な自然を臨む素晴らしい眺めが待っている。

 

11世紀に建てられたサン・ブノワ教会はロマネスク様式のファサードが特徴的で、15世紀と16世紀に改築が施された。節制のある荘厳な造りで、11世紀の洗礼盤と見事な柱頭が収められている。またベリー地方を代表するガラス絵画家である、ジャン・モレ(Jean Mauret)の手掛けたステンド・グラスは必見である。

 

村の中心部には、急傾斜の細い道に沿って15~16世紀の民家が立ち並んでいる。中でも一風変わった玄関が特徴的なアルゲンティエの家(Maison de l’Argentier)は興味をそそられる。大きな楣窓の痕跡が見られる場所に玄関が据え付けられ、上部には鉄かぶとを被った二人の兵士と幾何学的な丸い花形模様と共に、2つのハートの彫刻が施されている。

 

市街地と小修道院を隔てていた門は、かつて跳ね橋が取り付けられていたと考えられている。そのすぐ隣には時計が取り付けられた円柱型の鐘楼があり、13世紀のサン・ブノワ住民の力を象徴する場所となっていた。1912年および2000年に修復を終え、現在は堂々と誇らしげな姿を見せている。

 

村の外れには、ポルトフイユ川に架かる中世の石造りの橋を見ることが出来る。かつてトゥールーズへと向かうローマ街道だった場所に建てられており、「ポン・ロマン(Pont Romain)」という愛称で親しまれている。また中心市街地から数キロほど離れた場所には、巨石記念物ゴルスのドルメン(Dolmens des Gorces)とパスボノーのドルメン(Dolmens des Passebonneau)があるので、併せて訪れてみると良い。

 

村は音楽イベントが盛んで、毎年夏にはバロック音楽のフェスティヴァル「タン・シュスペンデュ(Temps Suspendu)」やオペラ音楽のフェスティバル「エヴァ・ガニザート(Eva Ganizate)」が開催され、毎晩のようにコンサートを楽しむことが出来る。

 

城壁に沿うように整備された散歩路からは、段々と立ち並ぶ建物や川面に映し出される小修道院など、調和のとれた街並みの魅力を発見することが出来る。




アンドル県サン・ブノワ・デュ・ソー(サン・ブノア・デュ・ソー、サン・ブノア・デュ・ソ、サンブノワデュソー、サンブノアデュソー、サンブノアデュソ)

/Saint-Benoît-du-Sault (INDRE)

面積:1,80 km2 

人口:607人(2016年現在)

公共交通機関の場合:

パリ・オステルリッツ駅(Paris-Austerlitz)からSNCFに乗って、アルジャントン・シュル・クルーズ駅(Argenton-sur-Creuse)下車(※約2時間30分、シャテルロー(Chatellerault)駅で乗り換えの場合は約3時間20分)

アルジャントン・シュル・クルーズ駅前から、タクシーに乗ってサン・ブノワ・デュ・ソーへ(※約30分)

車の場合:

ポワティエ(Poitiers)から100km(約1時間30分)

パリ(Paris)から330km(約3時間10分)

飛行機の場合:

パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から350km(約3時間30分)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村(1988年より加盟)

2019年06月03日:ページ更新

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