ルーアン/Rouen

 

【モネに愛されたノルマンディーの古都】

 

ノルマンディー公国の首都として栄えたこの街は、

その輝かしい歴史を今に伝える数々の宝に満ち溢れている。

クロード・モネが描いたノートルダム大聖堂に、

ジャンヌ・ダルク終焉の地であるヴュー・マルシェ広場。

14世紀に作られた煌びやかな大時計台に、

ノルマンディー風の可愛らしい木組みの民家の街並みなど、

まるで街全体が博物館かのような豊かな芸術・文化が残る。

ルーアン/Rouen

 

【モネに愛されたノルマンディーの古都】

 

ノルマンディー公国の首都として栄えたこの街は、その輝かしい歴史を今に伝える数々の宝に満ち溢れている。

 

クロード・モネが描いたノートルダム大聖堂に、ジャンヌ・ダルク終焉の地であるヴュー・マルシェ広場。

 

14世紀に作られた煌びやかな大時計台に、ノルマンディー風の可愛らしい木組みの民家の街並みなど、まるで街全体が博物館かのような豊かな芸術・文化が残る。




木組みの民家が建ち並ぶ旧市街①:13世紀~現代まで

 

この街には木組みの民家が2000軒以上残っており、絵本の世界に入り込んだかのような可愛らしい街並みが魅力となっている。建築された年代のバリエーションが豊富なのも特徴で、街全体がまるで美術館の様になっている。一軒一軒の民家を細かく観察して、お気に入りの建築を探して歩くのが楽しい。

 

最も古い木組みの民家としては13世紀に遡る建物が現存し、アーケード状になった路地であるサン・タマン通りの入り口に佇む。より近年のものでは、1897年に建てられた「ル・ヴュー・ロジ」が特に見応えがある。赤いレンガを組み合わせたネオ・ゴシック様式の美しい館で、数多くの木彫りの彫刻が飾られている。

木組みの民家が建ち並ぶ旧市街①:13世紀~現代まで

この街には木組みの民家が2000軒以上残っており、絵本の世界に入り込んだかのような可愛らしい街並みが魅力となっている。

 

建築された年代のバリエーションが豊富なのも特徴で、街全体がまるで美術館の様になっている。

 

一軒一軒の民家を細かく観察して、お気に入りの建築を探して歩くのが楽しい。

 

最も古い木組みの民家としては13世紀に遡る建物が現存し、アーケード状になった路地であるサン・タマン通りの入り口に佇む。

 

より近年のものでは、1897年に建てられた「ル・ヴュー・ロジ」が特に見応えがある。

 

赤いレンガを組み合わせたネオ・ゴシック様式の美しい館で、数多くの木彫りの彫刻が飾られている。

木組みの民家が建ち並ぶ旧市街②:代表的な建築

 

この街で最も知られた木造建築があるのは、後述のサン・マクルー教会のすぐ目の前に佇む民家である。17世紀の建築で、かつては街で一番大きな靴屋として営業をしていた。教会前の広場を整備する際に隣接する建物が取り壊されたことで、大きく傾いている姿が印象的である。

 

また同じくこの街を代表する木組みの家として知られているのは1475年に建てられた「キャトル・フィス・エモンの館」で、現在は教育に関する国立の博物館として用いられている。雨などの被害から守るため、木の骨組みの表面をアルドワーズと呼ばれる板石で覆っているのが特徴となっている。

木組みの民家が建ち並ぶ旧市街②:代表的な建築

この街で最も知られた木造建築があるのは、後述のサン・マクルー教会のすぐ目の前に佇む民家である。

 

17世紀の建築で、かつては街で一番大きな靴屋として営業をしていた。

 

教会前の広場を整備する際に隣接する建物が取り壊されたことで、大きく傾いている姿が印象的である。

 

また同じくこの街を代表する木組みの家として知られているのは1475年に建てられた「キャトル・フィス・エモンの館」で、現在は教育に関する国立の博物館として用いられている。

 

雨などの被害から守るため、木の骨組みの表面をアルドワーズと呼ばれる板石で覆っているのが特徴となっている。

ノートルダム大聖堂①:歴史と建築

 

この街のシンボルとも言えるノートルダム大聖堂の歴史は4世紀に遡ることができ、最初期の建物は841年にヴァイキングによる攻撃を受けて大きく破壊された。現在の建物は12世紀初頭に再建されて以後改築を繰り返し姿を変えたもので、700年以上にも及ぶゴシック建築の変遷を垣間見ることが出来る。

 

現存する最も古い建物は北側にある12世紀のサン・ロマンの塔で、「ジャンヌ・ダルク」と名付けられたフランスの大聖堂としては最も重い鐘(9,6トン)を備えている。また19世紀に付け加えられた尖塔の高さは151mにも及び、フランスで最も高い教会としても知られる。

ノートルダム大聖堂①:歴史と建築

この街のシンボルとも言えるノートルダム大聖堂の歴史は4世紀に遡ることができ、最初期の建物は841年にヴァイキングによる攻撃を受けて大きく破壊された。

 

現在の建物は12世紀初頭に再建されて以後改築を繰り返し姿を変えたもので、700年以上にも及ぶゴシック建築の変遷を垣間見ることが出来る。

 

現存する最も古い建物は北側にある12世紀のサン・ロマンの塔で、「ジャンヌ・ダルク」と名付けられたフランスの大聖堂としては最も重い鐘(9,6トン)を備えている。

 

また19世紀に付け加えられた尖塔の高さは151mにも及び、フランスで最も高い教会としても知られる。

ノートルダム大聖堂②:クロード・モネ

 

ノートルダム大聖堂は、印象派の巨匠クロード・モネが描いた連作でも世界的に有名。時間や天候に応じて刻々と変化する繊細な光の加減を捉え、1892~1894年にかけて30点以上にも及ぶ作品を残した。夏季に開催される『光の大聖堂』はプロジェクションマッピングを用いたイベントで、モネの描いた大聖堂が夏の夜空に芸術的に照らし出される迫力満点のショーとして人気が高い。

 

モネがアトリエとして使っていた場所の一つが、大聖堂のすぐ目の前にある旧財務局の2階である。1509年に建てられたルイ12世様式の建物で、美しい彫刻に彩られている姿も印象的である。モネが作品を描いた当時は衣料品店として営業し、現在は観光案内所として活用されているので気軽に立ち寄ることが出来る。

ノートルダム大聖堂②:クロード・モネ

ノートルダム大聖堂は、印象派の巨匠クロード・モネが描いた連作でも世界的に有名。

 

時間や天候に応じて刻々と変化する繊細な光の加減を捉え、1892~1894年にかけて30点以上にも及ぶ作品を残した。

 

夏季に開催される『光の大聖堂』はプロジェクションマッピングを用いたイベントで、モネの描いた大聖堂が夏の夜空に芸術的に照らし出される迫力満点のショーとして人気が高い。

 

モネがアトリエとして使っていた場所の一つが、大聖堂のすぐ目の前にある旧財務局の2階である。

 

1509年に建てられたルイ12世様式の建物で、美しい彫刻に彩られている姿も印象的である。

 

モネが作品を描いた当時は衣料品店として営業し、現在は観光案内所として活用されているので気軽に立ち寄ることが出来る。

ルーアン美術館

 

1801年に皇帝ナポレオンの命によって作られた由緒正しき美術館は、今日フランスでも屈指の所蔵作品を誇る。カラヴァッジオやルーベンスなど15世紀から20世紀までの名立たる絵画、彫刻、装飾芸術が集められ、ロシア正教美術や20世紀ルネサンス美術の豊富なコレクションも特徴となっている。

 

またモネに愛されたこの街の美術館は、パリを除けばフランスで最も印象派の作品が充実。その中でも見逃せないのは、曇り空の日に描かれた『ルーアン大聖堂』である。その他、モネがより俯瞰的な場所からこの街を描いた『ルーアンの全景』や、同じく印象派を代表する画家カミーユ・ピサロの『ルーアンのボワエルデュー橋、日没、霧』など見どころ豊富。

ルーアン美術館

1801年に皇帝ナポレオンの命によって作られた由緒正しき美術館は、今日フランスでも屈指の所蔵作品を誇る。

 

カラヴァッジオやルーベンスなど15世紀から20世紀までの名立たる絵画、彫刻、装飾芸術が集められ、ロシア正教美術や20世紀ルネサンス美術の豊富なコレクションも特徴となっている。

 

またモネに愛されたこの街の美術館は、パリを除けばフランスで最も印象派の作品が充実。

 

その中でも見逃せないのは、曇り空の日に描かれた『ルーアン大聖堂』である。

 

その他、モネがより俯瞰的な場所からこの街を描いた『ルーアンの全景』や、同じく印象派を代表する画家カミーユ・ピサロの『ルーアンのボワエルデュー橋、日没、霧』など見どころ豊富。

ヴュー・マルシェ広場

 

木組みの民家に囲まれたヴュー・マルシェ広場は、中世には市が催され賑わいをみせていた。かつては宗教革命に際に破壊されてしまったサン・ソヴール教会が佇んでおり、17世紀フランスの古典主義を代表する劇作家ピエール・コルネイユが洗礼を受けた場所としても知られている。すぐ近くにはコルネイユの生家があり、資料館として公開されている。

 

またこの広場は、1431年5月30日にジャンヌ・ダルクが火刑に処されたことでも有名。処刑場所には十字架をモチーフにした記念碑が建っており、そのすぐ近くには1927年にフランス人芸術家マキシム・レアル・デル・サルトが手掛けた彫像『火刑台上のジャンヌ』が飾られている。

ヴュー・マルシェ広場

木組みの民家に囲まれたヴュー・マルシェ広場は、中世には市が催され賑わいをみせていた。

 

かつては宗教革命に際に破壊されてしまったサン・ソヴール教会が佇んでおり、17世紀フランスの古典主義を代表する劇作家ピエール・コルネイユが洗礼を受けた場所としても知られている。

 

すぐ近くにはコルネイユの生家があり、資料館として公開されている。

 

またこの広場は、1431年5月30日にジャンヌ・ダルクが火刑に処されたことでも有名。

 

処刑場所には十字架をモチーフにした記念碑が建っており、そのすぐ近くには1927年にフランス人芸術家マキシム・レアル・デル・サルトが手掛けた彫像『火刑台上のジャンヌ』が飾られている。

サント・ジャンヌ・ダルク教会

 

ヴュー・マルシェ広場の中心に現在佇んでいるのは、1979年に建てられたサント・ジャンヌ・ダルク教会である。聖ジャンヌ・ダルクに捧げられた宗教的な場所であると共に、フランスを代表する英雄ジャンヌ・ダルクを語り継ぐために造られた市民のための記念建造物という2つの顔を持つ。

 

逆さまになった船体をイメージした斬新なデザインの教会は、現代建築として高い評価を得ている。教会内は、16世紀に制作された13枚のステンドグラスに彩られている。第二次世界大戦中に大きな被害を受け取り壊されたサン・ヴァンサン教会から持ち込まれたもので、ルネサンス美術の傑作と謳われている。

サント・ジャンヌ・ダルク教会

ヴュー・マルシェ広場の中心に現在佇んでいるのは、1979年に建てられたサント・ジャンヌ・ダルク教会である。

 

聖ジャンヌ・ダルクに捧げられた宗教的な場所であると共に、フランスを代表する英雄ジャンヌ・ダルクを語り継ぐために造られた市民のための記念建造物という2つの顔を持つ。

 

逆さまになった船体をイメージした斬新なデザインの教会は、現代建築として高い評価を得ている。

 

教会内は、16世紀に制作された13枚のステンドグラスに彩られている。

 

第二次世界大戦中に大きな被害を受け取り壊されたサン・ヴァンサン教会から持ち込まれたもので、ルネサンス美術の傑作と謳われている。

ジャンヌ・ダルク博物館とジャンヌ・ダルク祭り

 

ヴュー・マルシェ広場には2012年まで、ジャンヌ・ダルクに関する展示を行う私営ミュージアムがあった。2015年にノートルダム大聖堂のほど近くで新たにオープンしたのは、公営のジャンヌ・ダルク歴史博物館である。ルーアン大司教のための宮殿をリノベーションしたもので、現在の映像技術を駆使した独創的な展示を楽しむことが出来る。

 

また毎年5月に開催されるジャンヌ・ダルク祭りも、人気のイベントとして知られている。ジャンヌ・ダルクが生きた中世をテーマに、パレードやパフォーマンス、マルシェなどが開催される。また中世の工芸や加工など、様々な技法を学べるアトリエなども開催される。

ジャンヌ・ダルク博物館とジャンヌ・ダルク祭り

ヴュー・マルシェ広場には2012年まで、ジャンヌ・ダルクに関する展示を行う私営ミュージアムがあった。

 

2015年にノートルダム大聖堂のほど近くで新たにオープンしたのは、公営のジャンヌ・ダルク歴史博物館である。

 

ルーアン大司教のための宮殿をリノベーションしたもので、現在の映像技術を駆使した独創的な展示を楽しむことが出来る。

 

また毎年5月に開催されるジャンヌ・ダルク祭りも、人気のイベントとして知られている。

 

ジャンヌ・ダルクが生きた中世をテーマに、パレードやパフォーマンス、マルシェなどが開催される。

 

また中世の工芸や加工など、様々な技法を学べるアトリエなども開催される。

ルーアン城

 

1204年にフランス国王フィリップ2世によって城が築かれ、15世紀まで王族がこの街に滞在する際の住居として用いられた。当初は10個の塔と城壁に囲まれ、フランス王家の礎を築いたカペー朝時代の最も大きな城の一つだった。城の老朽化に伴い、16世紀以降段階的に取り壊しが行われ、現在はその主塔のみが残されている。

 

またルーアン城は、ジャンヌ・ダルクが幽閉された場所としても有名。閉じ込められていた塔は既に消失してしまっているが、現存する主塔は拷問や裁判のために用いられていたと考えられている。こうした歴史的経緯から、ジャンヌ・ダルクの塔の別名で呼ばれることも多い。

ルーアン城

1204年にフランス国王フィリップ2世によって城が築かれ、15世紀まで王族がこの街に滞在する際の住居として用いられた。

 

当初は10個の塔と城壁に囲まれ、フランス王家の礎を築いたカペー朝時代の最も大きな城の一つだった。

 

城の老朽化に伴い、16世紀以降段階的に取り壊しが行われ、現在はその主塔のみが残されている。

 

またルーアン城は、ジャンヌ・ダルクが幽閉された場所としても有名。

 

閉じ込められていた塔は既に消失してしまっているが、現存する主塔は拷問や裁判のために用いられていたと考えられている。

 

こうした歴史的経緯から、ジャンヌ・ダルクの塔の別名で呼ばれることも多い。

大時計台

 

この街を象徴する大時計台は、ルーアン市民の暮らしを見守り続けてきた。豪華絢爛な装飾に彩られた機械仕掛けの時計は、14世紀終わりに作製されたため一本の針で時を知らせている。毎日十二時になると時計の下部にある仕掛けが回転し、各曜日を象徴する図面に置き換わる。また装飾のモチーフとして羊が数多く用いられているのは、かつてこの街が羊毛産業で栄えた証である。

 

ゴシック様式の鐘楼は14世紀に建てられたもので、大時計と共に時を告げるための鐘も収納している。アーケード状に通り抜け出来るようになっている土台部分は、16世紀にルネサンス様式で再建されたもの。羊と共に描かれたキリストなど、繊細な彫刻が魅力を高めている。建物西側には、1734年に付け加えられたギリシャ神話の神々を象った美しい泉がある。現在鐘楼は、時をテーマとした資料館としても一般公開されている。

大時計台

この街を象徴する大時計台は、ルーアン市民の暮らしを見守り続けてきた。

 

豪華絢爛な装飾に彩られた機械仕掛けの時計は、14世紀終わりに作製されたため一本の針で時を知らせている。

 

毎日十二時になると時計の下部にある仕掛けが回転し、各曜日を象徴する図面に置き換わる。

 

また装飾のモチーフとして羊が数多く用いられているのは、かつてこの街が羊毛産業で栄えた証である。

 

ゴシック様式の鐘楼は14世紀に建てられたもので、大時計と共に時を告げるための鐘も収納している。

 

アーケード状に通り抜け出来るようになっている土台部分は、16世紀にルネサンス様式で再建されたもの。

 

羊と共に描かれたキリストなど、繊細な彫刻が魅力を高めている。

 

建物西側には、1734年に付け加えられたギリシャ神話の神々を象った美しい泉がある。

 

現在鐘楼は、時をテーマとした資料館としても一般公開されている。

サン・トゥアン大修道院

 

750年頃にベネディクト会修道士によって設立されたサン・トゥアン大修道院は、中世にはノルマンディー地方で最も力を持っていたことで知られている。現在市庁舎として用いられている建物は、修道士たちが寝泊まりをするための宿舎であり18世紀ルネサンス様式の優美な外観が印象的である。

 

かつての栄華を今に伝えるもう一つの建物が、1318年の着工から16世紀の完成まで実に2世紀以上を費やしたサン・トゥアン大修道院付属教会である。レヨナン式ゴシック様式の華やかな建物が特徴で、放射状に広がるばら窓から差し込む光は圧巻の光景である。教会内には19世紀フランスを代表するオルガン製作者、カヴァイエ・コルが手掛けた最後の作品も残る。

サン・トゥアン大修道院

750年頃にベネディクト会修道士によって設立されたサン・トゥアン大修道院は、中世にはノルマンディー地方で最も力を持っていたことで知られている。

 

現在市庁舎として用いられている建物は、修道士たちが寝泊まりをするための宿舎であり18世紀ルネサンス様式の優美な外観が印象的である。

 

かつての栄華を今に伝えるもう一つの建物が、1318年の着工から16世紀の完成まで実に2世紀以上を費やしたサン・トゥアン大修道院付属教会である。

 

レヨナン式ゴシック様式の華やかな建物が特徴で、放射状に広がるばら窓から差し込む光は圧巻の光景である。

 

教会内には19世紀フランスを代表するオルガン製作者、カヴァイエ・コルが手掛けた最後の作品も残る。

サン・マクルー教会

 

1437年に建てられたフランボワイヤン・ゴシック様式のサン・マクルー教会は、炎が燃えさかるような外観が印象的。アーチ状になった5つの正面扉口が特に有名で、ルネサンス期に制作された繊細な装飾が刻まれた木彫りの扉が特に評価が高い。教会内に光を取り込むための塔を備えているのは、ノルマンディー地方の伝統に基づくものである。

 

サン・マクルー教会からすぐの場所に佇む、サン・マクルー墓地は14世紀に大流行したペストで亡くなった人々の遺骨を収蔵するために設けられた。屋根のある廊下を備えた墓地はフランスでも珍しく、また納骨所の柱の装飾は15世紀に発展した『死の舞踏』をモチーフとする代表的な彫刻と名高い。

サン・マクルー教会

1437年に建てられたフランボワイヤン・ゴシック様式のサン・マクルー教会は、炎が燃えさかるような外観が印象的。

 

アーチ状になった5つの正面扉口が特に有名で、ルネサンス期に制作された繊細な装飾が刻まれた木彫りの扉が特に評価が高い。

 

教会内に光を取り込むための塔を備えているのは、ノルマンディー地方の伝統に基づくものである。

 

サン・マクルー教会からすぐの場所に佇む、サン・マクルー墓地は14世紀に大流行したペストで亡くなった人々の遺骨を収蔵するために設けられた。

 

屋根のある廊下を備えた墓地はフランスでも珍しく、また納骨所の柱の装飾は15世紀に発展した『死の舞踏』をモチーフとする代表的な彫刻と名高い。

ノルマンディー高等法院

 

15世紀終わりから16世紀はじめにかけて建てられたノルマンディー高等法院は、中世における司法の最高機関が置かれていた。フランス革命後から現在においても、ルーアン裁判所として用いられ司法の役割を引き継いでいる。繊細な彫刻に彩られたルイ12世様式の華やかな外観が印象的で、フランボワイヤン・ゴシック芸術の頂点を感じることが出来る。

 

ノルマンディー高等法院が建てられた場所は、かつてはユダヤ教徒が共同生活を送る場だった。その証拠として高等法院の中庭の地下には、シュブリームの家と呼ばれる12世紀の遺跡が残る。ユダヤ教に関連するフランスで最も古い文化財としても知られ、中世におけるユダヤ教徒の暮らしを今に伝えている。

ノルマンディー高等法院

15世紀終わりから16世紀はじめにかけて建てられたノルマンディー高等法院は、中世における司法の最高機関が置かれていた。

 

フランス革命後から現在においても、ルーアン裁判所として用いられ司法の役割を引き継いでいる。

 

繊細な彫刻に彩られたルイ12世様式の華やかな外観が印象的で、フランボワイヤン・ゴシック芸術の頂点を感じることが出来る。

 

ノルマンディー高等法院が建てられた場所は、かつてはユダヤ教徒が共同生活を送る場だった。

 

その証拠として高等法院の中庭の地下には、シュブリームの家と呼ばれる12世紀の遺跡が残る。

 

ユダヤ教に関連するフランスで最も古い文化財としても知られ、中世におけるユダヤ教徒の暮らしを今に伝えている。

植物園

 

1840年に整備された植物園は、ルーアン市民の憩いの場として親しまれている。8ヘクタール以上に及ぶ広大な敷地では、5000種を超える植物を見ることが出来る。特に有名なのはアカバナ科フクシアの木で、1000種近くに及ぶフランスでも有数のコレクションを誇る。

 

19世紀前半に建てられた温室は、国の重要文化財に指定されるなど高い評価を得ている。その他にも17世紀終わりに建てられたパビリオンや19世紀終わりに建てられたオランジュリー(柑橘系の植物を育てるための温室)では、定期的に企画展が開催されている。

植物園

1840年に整備された植物園は、ルーアン市民の憩いの場として親しまれている。

 

8ヘクタール以上に及ぶ広大な敷地では、5000種を超える植物を見ることが出来る。

 

特に有名なのはアカバナ科フクシアの木で、1000種近くに及ぶフランスでも有数のコレクションを誇る。

 

19世紀前半に建てられた温室は、国の重要文化財に指定されるなど高い評価を得ている。

 

その他にも17世紀終わりに建てられたパビリオンや19世紀終わりに建てられたオランジュリー(柑橘系の植物を育てるための温室)では、定期的に企画展が開催されている。

ルーアン焼き

 

この街は青を基調とした絵柄が魅力的な陶器、ルーアン焼きの生産地としても有名である。その技術はルネサンス芸術が花開いた16世紀初めに、ノルマンディー出身の職人マッセオ・アバケンによってもたらされた。17世紀にフランス国王ルイ14世が好んだデザインを取り入れたことで、高貴で洗練されたデザインへと進化を遂げた。

 

1864年開業のルーアン陶器博物館では、6000点を超える貴重なコレクションの保管・展示が行われている。ルーアン焼きの礎を築いたアバケンの作品はもちろん、世界に7つしか現存していないオランダのデルフトで制作された陶器のバイオリンも必見である。また博物館が入っているのは17世紀に建てられたオックヴィルの館で、元々ルーアン城が佇んでいた場所でもある。

ルーアン焼き

この街は青を基調とした絵柄が魅力的な陶器、ルーアン焼きの生産地としても有名である。

 

その技術はルネサンス芸術が花開いた16世紀初めに、ノルマンディー出身の職人マッセオ・アバケンによってもたらされた。

 

17世紀にフランス国王ルイ14世が好んだデザインを取り入れたことで、高貴で洗練されたデザインへと進化を遂げた。

 

1864年開業のルーアン陶器博物館では、6000点を超える貴重なコレクションの保管・展示が行われている。

 

ルーアン焼きの礎を築いたアバケンの作品はもちろん、世界に7つしか現存していないオランダのデルフトで制作された陶器のバイオリンも必見である。

 

また博物館が入っているのは17世紀に建てられたオックヴィルの館で、元々ルーアン城が佇んでいた場所でもある。

ルーアンについて詳しく知りたい!

基本情報

セーヌ・マリティーム県ルーアン/Rouen (SEINE-MARITIME)

面積:21,38 km2

人口:12万人(2021年現在)

写真7, 10, 15枚目:Photoed by Frédéric BISSON – Flickr

写真8枚目:Photoed by Rob Oo – Flickr

写真12枚目:Photoed by Francisco Anzola – Flickr

写真16枚目:Photoed by museado – Flickr

2024年11月28日:ページ更新

行き方

パリから在来線もしくはTGVに乗って1時間30分ほどで訪れることが出来ます。

 

またレンタカーを借りて、ノルマンディー地方に点在する小さな村や街巡りの拠点にするのもお勧めです。道中ではモネを初めとする印象派の画家たちが愛した、ノルマンディー地方の美しい自然を車窓から楽しむことが出来ますよ。

パリ・サンラザール駅(Gare Saint-Lazare)からSNCFに乗って、ルーアン(Rouen)駅下車(TGVの場合は約1時間20分、TERの場合は約1時間40分)

パリから140km(約1時間50分)

パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から160km(約1時間50分)

ミシュラン星付きレストラン

2024年のミシュランガイドで1つ星を獲得した、レストランを紹介させて頂きます。

ノートルダム大聖堂のすぐ目の前で営業しており、街の散策の合間に美味しい食事をしたいという方にもお勧め。大聖堂を眺めることの出来る席があるほか、ガラス張りになったキッチンで調理している過程を見ながらの臨場感溢れる食事も楽しむことが出来ます。

 

シェフのオリヴィエ・ダ・シルヴァ氏は料理が自由であることを唱え、仕入れの状況とその日の気分でメニューが変わります。前菜+メイン+デザートで構成される平日お昼のコースは50€からで、目の前に出てきて初めて明らかになる料理は驚きに溢れています。

特産品

歴史地区には、お土産物屋からデパートまで数多くのお店が建ち並んでいるため買い物には困りません。ただし街の名産の一つであるルーアン焼きは、販売している場所が限られているため、目当てのお店を事前に調べてから訪れるのがお勧めです。

 

ここではルーアンを訪れたらぜひ味わいたい、お勧めの味を紹介させて頂きます。

ルーアン近郊の街デュクレールでオーヴェルジュを営んでいたデニーズおじさんが1880年に考案したレシピで、その後ルーアンの高級レストランを中心に広く提供されるようになりました。またパリや東京にもある1582年創業のフランス最古のレストラン『トゥール・ダルジャン』の名物料理としても有名です。

 

ルーアンで飼育された鴨を一羽まるごとローストして使用する豪華な料理で、肉を切り分けた後のガラをプレスして血のエキスを抽出し、煮詰めてソースにすることが特徴となっています。テーブルの目の前で切り分けを行うサービスも迫力満点なので、この街を訪れたらぜひ試してみて下さいね。

ミルリトンとはパイ生地の中にバニラやオレンジ、アーモンドで香りづけをしたクリームをたっぷり詰めて焼き上げたお菓子。家庭で作られる素朴な郷土菓子で、地域によって様々なバリエーションが存在します。

 

特に有名なのがこの街のミルリトンで、生クリームがたっぷりと詰められているのが特徴です。酪農が盛んなノルマンディー地方らしく、乳製品のリッチな味わいを楽しむことが出来ますよ。

この街を代表するお土産として知られているのが、素朴な棒状の砂糖菓子シュクル・ド・ポムです。その歴史は14世紀に遡るとされ、元々はリンゴ果汁を煮詰めて飴状にしたお菓子でした。

 

時代と共に様々な改良が加えられ、1865年にこの街のお菓子屋さんが大時計台を模して棒状に成形したことで現在の姿となりました。一つ一つが小さく個別包装なので、お世話になった方々へ配るお土産としても人気がありますよ。




ルーアンのお勧めホテル

フランス・ノルマンディー地方にある美しい村々を訪れるなら、ルーアンを拠点にしてみてはいかがでしょうか?

 

ホテルの予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。この街にあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comのロケーションスコア9.4と高評価なこの宿泊施設は、ジャンヌ・ダルクの塔(ルーアン城跡)のすぐ目の前、またルーアン美術館近くの中心市街地に位置しているため街の散策に便利。有名ホテルグループによる運営で、24時間対応のフロントがあるため、初めてフランスに旅行されるという方も安心してご利用頂けます。白と青を基調とした落ち着いた色合いの客室は、大人の空間が広がります。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で180€~360€(朝食別)です。

Booking.comのロケーションスコア9.7と高評価なこの宿泊施設は、ジャンヌ・ダルクの処刑場所としても有名なヴュー・マルシェ広場からすぐの場所に佇むホテルです。この街出身の小説家ギュスターヴ・フローベールに敬意を表してデザインされ、代表作『ボヴァリー夫人』の世界などが広がります。こだわりの客室は、シックで上品な趣。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で170€~270€(朝食別)です。




ルーアン近郊の美しい村

リヨンス・ラ・フォレ

17世紀に建てられた、ノルマンディーらしい木造の市場が村のシンボル。ルーアンからはこの村へ向かうバスも出ているため、併せて訪れてみるのがお勧めです。

ル・ベック・エルアン

木組みの民家が建ち並ぶ街並みは、牧歌的で長閑な雰囲気。今なお修道士が祈りを捧げる1000年以上の歴史を持つ修道院を中心に発展しました。

ヴール・レ・ローズ

白亜の崖が広がる海岸に佇む村は、美味しい牡蠣とクレソンが名物です。藁葺屋根の木組みの家々が残り、メルヘンチックな街並みを楽しむことが出来ます。

ラ・ロシュ・ギュイヨン

クロード・モネによって描かれたことでも知られ、芸術好きにもお勧めの村です。ルーアン美術館ではユベール・ロベールが描いた、ラ・ロシュ・ギュイヨンの風景も展示されていますよ。