
サアラ・デ・ラ・シエラ/Zahara de la Sierra
【イスラム王朝グラナダ王国の城が築かれた白い村】
グラサレマ山脈自然公園の雄大な自然と
地中海らしいオリーブの木々に囲まれ、
目の前にはエメラルド色のダム湖が広がっているこの村。
スペインにおけるイスラム勢力の主たる要塞が、
白壁に統一された美しい街並みを見下ろしている。
玉ねぎをベースにしたスープである郷土料理ケモネスや、
500年以上の歴史を持つ祭りなど伝統文化も魅力である。

サアラ・デ・ラ・シエラ/Zahara de la Sierra
【イスラム王朝グラナダ王国の城が築かれた白い村】
グラサレマ山脈自然公園の雄大な自然と地中海らしいオリーブの木々に囲まれ、目の前にはエメラルド色のダム湖が広がっているこの村。
スペインにおけるイスラム勢力の主たる要塞が、白壁に統一された美しい街並みを見下ろしている。
玉ねぎをベースにしたスープである郷土料理ケモネスや、500年以上の歴史を持つ祭りなど伝統文化も魅力である。

村の歴史
この地には古くから古代ローマ人の集落があり、その後はイベリア半島におけるイスラム支配を確立したナスル朝グラナダ王国の軍事的要衝として要塞化が行われた。1407年にアラゴン王フェルナンド1世がこの地を征服すると、キリスト教の勢力圏となった。しかし1481年に、ナスル朝グラナダ王国による侵攻を受け再び占領されてしまう。
この出来事はアラゴン王国とカスティーリャ王国が連合を組み、イベリア半島における最後のイスラム王朝を滅ぼすグラナダ戦争の引き金となった。1483年に再びこの街を取り返したアルコス公爵ロドリゴ・ポンセ・デ・レオンには、初代サアラ侯爵位と共にこの街を中心とした地域一帯の直轄権が与えられた。
村の歴史

この地には古くから古代ローマ人の集落があり、その後はイベリア半島におけるイスラム支配を確立したナスル朝グラナダ王国の軍事的要衝として要塞化が行われた。
1407年にアラゴン王フェルナンド1世がこの地を征服すると、キリスト教の勢力圏となった。
しかし1481年に、ナスル朝グラナダ王国による侵攻を受け再び占領されてしまう。
この出来事はアラゴン王国とカスティーリャ王国が連合を組み、イベリア半島における最後のイスラム王朝を滅ぼすグラナダ戦争の引き金となった。
1483年に再びこの街を取り返したアルコス公爵ロドリゴ・ポンセ・デ・レオンには、初代サアラ侯爵位と共にこの街を中心とした地域一帯の直轄権が与えられた。
サアラ・デ・ラ・シエラ城
集落を見下ろす標高600 mの丘の上に佇んでいるのは、イスラム文化圏の時代に起源を有するサアラ・デ・ラ・シエラ城。最も古い記録は1282年に遡り、カスティーリャ王アルフォンソ10世が援助を求めて、モロッコを拠点にこの地も支配していたマリーン朝第6代君主とこの城で会談を行ったと記されている。
現在の建物の大部分は15世紀にキリスト教徒によってレコンキスタ(再征服)が成し遂げられた後のものだが、アラブ時代の城壁や雨水を貯める貯水槽なども残されている。19世紀初頭に勃発したスペイン独立戦争の際には、フランス軍の兵舎としても使用された。

サアラ・デ・ラ・シエラ城

集落を見下ろす標高600 mの丘の上に佇んでいるのは、イスラム文化圏の時代に起源を有するサアラ・デ・ラ・シエラ城。
最も古い記録は1282年に遡り、カスティーリャ王アルフォンソ10世が援助を求めて、モロッコを拠点にこの地も支配していたマリーン朝第6代君主とこの城で会談を行ったと記されている。
現在の建物の大部分は15世紀にキリスト教徒によってレコンキスタ(再征服)が成し遂げられた後のものだが、アラブ時代の城壁や雨水を貯める貯水槽なども残されている。
19世紀初頭に勃発したスペイン独立戦争の際には、フランス軍の兵舎としても使用された。

中世村落解説センター
15世紀初頭にこの地を征服したアラゴン王フェルナンド1世は、サアラ城へと至る道中に存在していたイスラム教徒のためのモスクに自ら十字架を持ち込んだとされている。司教による祝福を経てキリスト教徒のための教会へと生まれ変わり、15世紀中に聖母コンセプシオン教会(サンタ・マリア・デ・ラ・メサ原初教会)が新設された。
近年行われた考古学的調査では聖母コンセプシオン教会の地下に古代イスラムの建造物が見つかっており、その歴史資料の妥当性を裏付けている。かつての教会の後陣を補うようにサアラ中世村落解説センターが併設され、古代ローマ時代からイスラム文化時代を経て、キリスト教再征服後に至る歴史を深く知ることのできる展示が行われている。
中世村落解説センター

15世紀初頭にこの地を征服したアラゴン王フェルナンド1世は、サアラ城へと至る道中に存在していたイスラム教徒のためのモスクに自ら十字架を持ち込んだとされている。
司教による祝福を経てキリスト教徒のための教会へと生まれ変わり、15世紀中に聖母コンセプシオン教会(サンタ・マリア・デ・ラ・メサ原初教会)が新設された。
近年行われた考古学的調査では聖母コンセプシオン教会の地下に古代イスラムの建造物が見つかっており、その歴史資料の妥当性を裏付けている。
かつての教会の後陣を補うようにサアラ中世村落解説センターが併設され、古代ローマ時代からイスラム文化時代を経て、キリスト教再征服後に至る歴史を深く知ることのできる展示が行われている。
サンタ・マリア・デ・ラ・メサ教会
サアラ城の麓に佇むサンタ・マリア・デ・ラ・メサ教会は、18世紀後半におけるアンダルシア宗教建築の傑作と名高い。煌びやかなバロック様式と初期新古典派様式が、見事に融合した外観が印象的である。教会内に足を踏み入れると、ロココ様式の繊細さと優美さを持って、18世紀に制作された木彫りの祭壇画が一際存在感を放っている。
村の中心には1956年に新古典派様式で再建されたサン・フアン・デ・レトラン礼拝堂があり、16~17世紀の貴重な宗教美術が祀られている。また1483年から続く聖体祭(コルプス・クリスティ)は毎年6月に開催され、植物の葉で彩られた村内を宗教行列する光景が訪れる人々を魅了している。

サンタ・マリア・デ・ラ・メサ教会

サアラ城の麓に佇むサンタ・マリア・デ・ラ・メサ教会は、18世紀後半におけるアンダルシア宗教建築の傑作と名高い。
煌びやかなバロック様式と初期新古典派様式が、見事に融合した外観が印象的である。
教会内に足を踏み入れると、ロココ様式の繊細さと優美さを持って、18世紀に制作された木彫りの祭壇画が一際存在感を放っている。
村の中心には1956年に新古典派様式で再建されたサン・フアン・デ・レトラン礼拝堂があり、16~17世紀の貴重な宗教美術が祀られている。
また1483年から続く聖体祭(コルプス・クリスティ)は毎年6月に開催され、植物の葉で彩られた村内を宗教行列する光景が訪れる人々を魅了している。
サアラ・デ・ラ・シエラについて詳しく知りたい!
スペインの最も美しい村

カディス県サアラ・デ・ラ・シエラ(サアラデラシエラ)/Zahara de la Sierra (CADIZ)
面積:72,48 km2
人口:1344人(2025年現在)
写真1枚目:Photoed by Tango7174 – Wikipedia
写真2枚目:Photoed by Jilles Dissel – Flickr
写真3枚目:Photoed by El Pantera – Wikipedia
写真4枚目:Photoed by Graeme Maclean – Flickr
写真5枚目:Photoed by Stew the Bass Man – Flickr
写真6, 7枚目:Photoed by JoelleLC – Pixabay
2026年2月26日:ページ更新
行き方

マラガ県の街ロンダからバスが運行していますが、一日の本数が限られているため、近郊の街からタクシーを利用して訪れることを推奨します。
またスペインの中核都市でレンタカーを借りてこの村を訪れるのもお勧めで、道中ではアンダルシア地方の美しい海岸線や雄大な自然を車窓から楽しむことが出来ますよ。
マドリード・プエルタ・デ・アトーチャ駅(Madrid-Puerta de Atocha-Almudena Grandes )からスペイン国鉄(Renfe)に乗って、アンテケラ・サンタ・アナ駅(Antequera Santa Ana)で乗り換えて、ロンダ駅(Ronda)下車。(約3時間)
ロンダ駅バスターミナル(Ronda, Estación de Autobuses)で、コメス交通社(Transportes Comes)の運行するバスに乗ってサアラ・デ・ラ・シエラ(Zahara De La Sierra)へ。(約50分)
セビーリャ(Sevilla)から110km(約1分30分)
マラガ(Málaga)から140km(約2時間)
マドリッド(Madrid)から570km(約6時間20分)
アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス国際空港から580km(約6時間10分)
サアラ・デ・ラ・シエラのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
スペインの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。サアラ・デ・ラ・シエラにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア9.2と高評価なこの宿泊施設は、歴史地区の中心に位置しており村の散策に便利。共用エリアとなっているテラスからは、山頂に佇むサアラ・デ・ラ・シエラ城と白い村の街並みを望む、美しいパノラマを楽しむことができます。白を基調とした客室は、清潔感もあってのんびりと滞在することができますよ。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で70€~80€です。
Booking.comのロケーション・スコア9.2と高評価なこの宿泊施設は、歴史地区の入り口に位置しており村の散策に便利。ダム湖を見下ろす場所に位置していて、アンダルシア地方の大自然を満喫するには最適です。特に併設されたレストランは、美しい眺めを楽しめるためお勧め。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で110€(朝食込)です。
※日付によっては、2泊以上が必要となる場合もあるため注意してください。
【一緒に訪れたい美しい村】
サアラ・デ・ラ・シエラから車で40分(30km)
サアラ・デ・ラ・シエラから車で60分(50km)
サアラ・デ・ラ・シエラから車で2時間(160km)







