
ドーヴィル/Deauville
【ノルマンディー海岸の女王と名高い街】
19世紀に高級保養地として発展したこの街は、
パリから多くのバカンス客が訪れる事から
「パリの21区」とも称されるフランス屈指のリゾート地。
ネオ・ノルマンディー様式の邸宅が建ち並び、
ベル・エポック期の華やかな時代の名残りが色濃く残る。
カラフルなパラソルに彩られたビーチや競馬場など、
世界中の富裕層に愛された文化を生み出し続けてきた。

ドーヴィル/Deauville
【ノルマンディー海岸の女王と名高い街】
19世紀に高級保養地として発展したこの街は、パリから多くのバカンス客が訪れる事から「パリの21区」とも称されるフランス屈指のリゾート地。
ネオ・ノルマンディー様式の邸宅が建ち並び、ベル・エポック期の華やかな時代の名残りが色濃く残る。
カラフルなパラソルに彩られたビーチや競馬場など、世界中の富裕層に愛された文化を生み出し続けてきた。

文化芸術の街
山間にある小さな集落の麓に湿地が広がっていたこの街に、大きな転機が訪れたのは19世紀。隣町トゥルーヴィルが海水浴場として発展する中で、皇帝ナポレオン3世の異父兄弟であるモルニー公爵が貴族の社交場として街を創りかえる計画を建てた。その試みは大きな成功をおさめ、近代的な都市計画に高級ブティックや豪華絢爛な邸宅が建ち並ぶ観光の街へと成長する。
20世紀に入ってからも高級リゾート地として世界中にその名が知られ、映画・音楽界やテレビで活躍する多くの著名人が街を訪れた。1876年に設立されたフランシスコ会修道院の建物をリノベーションして、2021年には展示室やコンサートホールなどを備えた文化施設「フランシスケーヌ」がオープン。文化芸術の中心地として、現在も輝きを増している。
文化芸術の街

山間にある小さな集落の麓に湿地が広がっていたこの街に、大きな転機が訪れたのは19世紀。
隣町トゥルーヴィルが海水浴場として発展する中で、皇帝ナポレオン3世の異父兄弟であるモルニー公爵が貴族の社交場として街を創りかえる計画を建てた。
その試みは大きな成功をおさめ、近代的な都市計画に高級ブティックや豪華絢爛な邸宅が建ち並ぶ観光の街へと成長する。
20世紀に入ってからも高級リゾート地として世界中にその名が知られ、映画・音楽界やテレビで活躍する多くの著名人が街を訪れた。
1876年に設立されたフランシスコ会修道院の建物をリノベーションして、2021年には展示室やコンサートホールなどを備えた文化施設「フランシスケーヌ」がオープン。
文化芸術の中心地として、現在も輝きを増している。
パラソルが彩るビーチ
白い砂浜を彩るカラフルなパラソルは、この街の名物となっている。1875年に始まった伝統ある光景は、キュビズムを代表するフランス人画家フェルナン・レジェなど多くの芸術家の作品で描かれた。約450個のパラソルは全て町内で製造・管理が行われており、海水浴を楽しむ人々に低価格で貸し出しが行われている。
また1966年に発表されたクロード・ルルーシュ監督の名作『男と女』の舞台となったことで、この街のビーチは一躍有名になった。1975年からは「ドーヴィル・アメリカ映画祭」が開催され、映画界のスターたちがこの街に訪れるようになる。板張りの遊歩道沿いに建ち並ぶアール・デコ調の情緒溢れる更衣室には、そうした著名人たちの名前が付けられている。

パラソルが彩るビーチ

白い砂浜を彩るカラフルなパラソルは、この街の名物となっている。
1875年に始まった伝統ある光景は、キュビズムを代表するフランス人画家フェルナン・レジェなど多くの芸術家の作品で描かれた。
約450個のパラソルは全て町内で製造・管理が行われており、海水浴を楽しむ人々に低価格で貸し出しが行われている。
また1966年に発表されたクロード・ルルーシュ監督の名作『男と女』の舞台となったことで、この街のビーチは一躍有名になった。
1975年からは「ドーヴィル・アメリカ映画祭」が開催され、映画界のスターたちがこの街に訪れるようになる。
板張りの遊歩道沿いに建ち並ぶアール・デコ調の情緒溢れる更衣室には、そうした著名人たちの名前が付けられている。

サン・オーギュスタン教会とサン・ローラン教会
中心市街地に佇むサン・オーギュスタン教会は、街がリゾート地として飛躍的発展を遂げていた1864年に建てられた。19世紀のヨーロッパで流行した折衷主義を採用しているのが特徴で、特に鐘楼及び玄関ホールとして用いられている塔はゴシック様式とロマネスク様式の優れた部分が見事に調和している。
郊外の小高い丘の上に佇むサン・ローラン教会の最も古い部分は、6世紀に遡ることが出来る。現在の教会は主に12~13世紀にかけて建てられ、重厚感のあるロマネスク様式が採用されている。1977年に建物の修復工事が行われた際には、世界的に有名なファッションデザイナーであるイヴ・サンローラン氏が大きな寄付をしたことでも知られている。
サン・オーギュスタン教会とサン・ローラン教会

中心市街地に佇むサン・オーギュスタン教会は、街がリゾート地として飛躍的発展を遂げていた1864年に建てられた。
19世紀のヨーロッパで流行した折衷主義を採用しているのが特徴で、特に鐘楼及び玄関ホールとして用いられている塔はゴシック様式とロマネスク様式の優れた部分が見事に調和している。
郊外の小高い丘の上に佇むサン・ローラン教会の最も古い部分は、6世紀に遡ることが出来る。
現在の教会は主に12~13世紀にかけて建てられ、重厚感のあるロマネスク様式が採用されている。
1977年に建物の修復工事が行われた際には、世界的に有名なファッションデザイナーであるイヴ・サンローラン氏が大きな寄付をしたことでも知られている。
ストラスバーガー邸
丘の上に佇むストラスバーガー邸は、この街を代表する別荘として有名。元々『ボヴァリー夫人』などの作品で知られる小説家ギュスターヴ・フローベールが所有したいた農場が、アンリ・ド・ロスチャイルド男爵の手に渡り、1907年にネオ・ノルマンディー様式の見事な邸宅が建てられた。
1924年にアメリカの実業家ラルフ・ビーヴァー・ストラスバーガーが所有したことから、現在の名前で呼ばれるようになる。彼が亡くなった後の1980年に別荘はこの街に寄贈され、一般公開されている。牧歌的風景が広がるオージュ地方の田舎らしさと、複雑で手の込んだ造りの威厳溢れる姿が調和する見事な外観が印象的である。

ストラスバーガー邸

丘の上に佇むストラスバーガー邸は、この街を代表する別荘として有名。
元々『ボヴァリー夫人』などの作品で知られる小説家ギュスターヴ・フローベールが所有したいた農場が、アンリ・ド・ロスチャイルド男爵の手に渡り、1907年にネオ・ノルマンディー様式の見事な邸宅が建てられた。
1924年にアメリカの実業家ラルフ・ビーヴァー・ストラスバーガーが所有したことから、現在の名前で呼ばれるようになる。
彼が亡くなった後の1980年に別荘はこの街に寄贈され、一般公開されている。
牧歌的風景が広がるオージュ地方の田舎らしさと、複雑で手の込んだ造りの威厳溢れる姿が調和する見事な外観が印象的である。

駅舎と役場庁舎
この街への玄関口であるトゥルーヴィル・ドーヴィル駅も、ネオ・ノルマンディー様式の見事な建物として知られる。増大する観光客の受け入れのため、20世紀初頭から改築案が検討されていたが財政難のため難航。それでも1931年にようやく完成した駅舎は、コンゴ共和国にあるポワント・ノワール駅やベトナムのダラ駅など、世界中に影響を与えた傑作として名高い。
村役場は元々丘の上に位置していたが、19世紀後半に発展を続ける海沿いの地区へと移転した。当初はボザール様式と呼ばれる古典主義に根差した赤レンガの建物だったが、より地域の景観と調和するために1961年に改築。村を象徴するに相応しい、ネオ・ノルマンディー様式の優美な外観を楽しむことが出来る。
駅舎と役場庁舎

この街への玄関口であるトゥルーヴィル・ドーヴィル駅も、ネオ・ノルマンディー様式の見事な建物として知られる。
増大する観光客の受け入れのため、20世紀初頭から改築案が検討されていたが財政難のため難航。
それでも1931年にようやく完成した駅舎は、コンゴ共和国にあるポワント・ノワール駅やベトナムのダラ駅など、世界中に影響を与えた傑作として名高い。
村役場は元々丘の上に位置していたが、19世紀後半に発展を続ける海沿いの地区へと移転した。
当初はボザール様式と呼ばれる古典主義に根差した赤レンガの建物だったが、より地域の景観と調和するために1961年に改築。
村を象徴するに相応しい、ネオ・ノルマンディー様式の優美な外観を楽しむことが出来る。
競馬場と国際馬事センター
この街を語る上で欠かすことが出来ないのは、乗馬関係のイベントである。とりわけ1863年開業のドーヴィル・ラ・トゥック競馬場は有名で、国際的な重賞レースが開催されるなど多くの競馬ファンの聖地となっている。また馬に乗って行う球技ポロの会場としても、1907年から続く長い歴史を有している。
競走馬として高名なサラブレッドの競売も、1887年から続く伝統行事。8月に開催される1歳馬の競売は特に有名で、毎年多くの注目を集めている。競売の会場として使用されるエリック・ド・ブリニャック・センターは、元々洋服のクリーニングを行うための工場として用いられていた。

競馬場と国際馬事センター

この街を語る上で欠かすことが出来ないのは、乗馬関係のイベントである。
とりわけ1863年開業のドーヴィル・ラ・トゥック競馬場は有名で、国際的な重賞レースが開催されるなど多くの競馬ファンの聖地となっている。
また馬に乗って行う球技ポロの会場としても、1907年から続く長い歴史を有している。
競走馬として高名なサラブレッドの競売も、1887年から続く伝統行事。
8月に開催される1歳馬の競売は特に有名で、毎年多くの注目を集めている。
競売の会場として使用されるエリック・ド・ブリニャック・センターは、元々洋服のクリーニングを行うための工場として用いられていた。
ドーヴィルについて詳しく知りたい!
基本情報

カルヴァドス県ドーヴィル/Deauville (CALVADOS)
面積:3,57 km2
人口:3563人(2022年現在)
写真1枚目:Photoed by Catherine-Vanderzyppe – pixabay.com
写真2枚目:Photoed by DenisDoukhan – pixabay.com
写真3, 8枚目:Photoed by patrick janicek – Flickr
写真4枚目:Photoed by HaguardDuNord – wikipedia
写真5枚目:Photoed by Kamel15 – wikipedia
写真6枚目:Photoed by Chabe01 – wikipedia
写真7枚目:Photoed by Harald Philipp – Flickr
写真9枚目:Photoed by Safia_Pictures – pixabay.com
写真10枚目:Photoed by Alexandre Prevot – Flickr
2025年2月17日:ページ更新
行き方

パリから在来線に乗って2時間20分ほどで訪れることが出来ます。ネオ・ノルマンディー様式の駅舎自体も見応えがあるので、電車での移動もお勧めです。
またレンタカーを借りて、ノルマンディー地方に点在する小さな村や街巡りの拠点にするのもお勧めです。ノルマンディー地方の牧歌的な風景を車窓から楽しむことが出来ますよ。
パリ・サンラザール駅(Gare Saint-Lazare)からSNCFに乗って、トゥルーヴィル・ドーヴィル駅(Trouville – Deauville)駅下車(約2時間20分)
パリから210km(約2時間30分)
パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から230km(約2時間40分)
ミシュラン星付きレストラン

2024年のミシュランガイドで1つ星を獲得した、2つのレストランを紹介させて頂きます。
料理人の家系に生まれたシェフ、マクシマン・エリオ氏が腕を振るうレストラン。ガラス張りになった厨房は通りに面しているため、芸術的な料理が創り出される様子を道路脇から眺めることも出来ます。ノルマンディー地方が誇る、豊かな大地と海の恵みが生み出す食材に敬意を払って作られた料理は絶品です。
2品で構成されるお昼のコースは29€からで、前菜+メイン+デザートの3品で構成される50€のランチコースもあります。フランスでは珍しくテーブルはボックス席になっているので、親しい人たちだけでゆったりと食事を楽しむことが出来ますよ。
国際結婚をしたパリ出身のシャルル氏と韓国出身のキム氏という、2人のシェフが手を取り合って料理を生み出すレストランです。伝統的なフランス料理と、アジアのエキゾチックな食材が見事に調和。クリエイティブな料理の数々は、舌の肥えた食通をも驚かせます。
前菜+メイン+デザートの3品から構成される平日お昼のコースは45€から。すぐ近くには「世界への旅」をテーマに食材や雑貨を揃えたブティックが営業しているので、併せて訪れて見るのもお勧めです。
ドーヴィルのお勧めホテル

ノルマンディー地方にある美しい村々を訪れるなら、ドーヴィルにも泊ってみてはいかがでしょうか?海外セレブが利用するための1泊100万円を超えるようなホテルから、リーズナブルな価格で贅沢な滞在が出来る宿泊施設までありますよ。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。今回はドーヴィルにあるお勧めのホテルを紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comのロケーション・スコア9.6と高評価なこの宿泊施設は、ビーチまですぐの場所に佇むこの街を代表する高級ホテルです。ノルマンディー地方の伝統的な建築様式を尊重しながらも、豪華絢爛で威厳溢れる優雅な外観はとても美しいです。高級感のある内装も素晴らしく、まるで映画の主人公になったかのような忘れられない滞在となるでしょう。宿泊者のニーズやシーズンに応じて価格は変動し、料金は2名1泊で570€~6000€(朝食込)です。
Booking.comの総合スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、中心市街地に位置しているためドーヴィルの散策に便利です。客室は自然をテーマにした内装に統一されており、落ち着いた色合いを使用していることから大人の雰囲気が漂っています。たくさんの花が植えられた中庭は宿泊者だけのスペースとなっており、そこでのんびりとした時間を過ごすのもお勧め。宿泊者のニーズやシーズンに応じて価格は変動し、料金は2名1泊で180€~280€(朝食別)です。
ドーヴィル近郊の美しい村
ブランジー・ル・シャトー
この街から車で30分ほどの場所に佇む美しい村です。11世紀後半に建てられた城は廃墟と化してしまいましたが、女性の幽霊が出没するという伝説が残されています。
ブーヴロン・アン・オージュ
1975年に再建された市場を中心に広がる広がる美しい村。早馬を育てる農場が残されているので、馬が好きという方にもお勧めですよ。
ル・ベック・エルアン
修道院を中心に広がる歴史ある美しい村で、現在も修道士たちが生活を共にして祈りを捧げています。自然派な農業を営む、パーマカルチャーの聖地としても有名です。
ヴール・レ・ローズ
長閑な場所で海水浴を楽しみたいという方に、お勧めの美しい村です。ビーチで遊んだ後は、小川沿いに続く散歩道でのんびりとした時間を過ごすことが出来ますよ。



