ブーヴロン・アン・オージュ/Beuvron-en-Auge
【リンゴ薫るノルマンディーの農村】
オージュ地方の緑豊かな谷に佇んでいるのは、
リンゴの樹に囲まれたシードル街道沿いの小さな村。
木組みの民家が建ち並ぶ中心市街地は、
まるで絵本の世界に迷い込んだかのような
可愛らしい景観を楽しむことが出来る。
美味しいレストランとおしゃれなブティックも、
訪れる人々を楽しませるもう一つの魅力となっている。
オージュ地方の緑豊かな谷に佇んでいるのは、
リンゴの樹に囲まれたシードル街道沿いの小さな村。
木組みの民家が建ち並ぶ中心市街地は、
まるで絵本の世界に迷い込んだかのような
可愛らしい景観を楽しむことが出来る。
美味しいレストランとおしゃれなブティックも、
訪れる人々を楽しませるもう一つの魅力となっている。
オージュ地方の緑豊かな谷に佇んでいるのは、リンゴの樹に囲まれたシードル街道沿いの小さな村。
木組みの民家が建ち並ぶ中心市街地は、まるで絵本の世界に迷い込んだかのような可愛らしい景観を楽しむことが出来る。
美味しいレストランとおしゃれなブティックも、訪れる人々を楽しませるもう一つの魅力となっている。
12世紀には領主の城と教会しか無い小さな村で、開墾をしながら細々と生活をしていたと考えられている。14世紀終わりにブーヴロン男爵家がノルマンディーを代表する名門貴族アルクール家と結婚すると村は栄光の時代を迎え、フランス革命まで商業活動の発展を支えることとなった。
1876年には鉄道駅が開業し、家畜を取引する中心地として栄えた。第一次世界大戦後に鉄道駅の廃線が決まり、時代の変化と共に農場を通じた経済活動は衰退。それでも郊外には早馬を育てる飼育場が残り、現在でも村の重要な産業として続いている。
12世紀には領主の城と教会しか無い小さな村で、開墾をしながら細々と生活をしていたと考えられている。
14世紀終わりにブーヴロン男爵家がノルマンディーを代表する名門貴族アルクール家と結婚すると村は栄光の時代を迎え、フランス革命まで商業活動の発展を支えることとなった。
1876年には鉄道駅が開業し、家畜を取引する中心地として栄えた。
第一次世界大戦後に鉄道駅の廃線が決まり、時代の変化と共に農場を通じた経済活動は衰退。
それでも郊外には早馬を育てる飼育場が残り、現在でも村の重要な産業として続いている。
村の中心に佇む市場は1958年に取り壊されてしまったが、かつての村長のイニシアティブによって1975年に再建された。高速道路を建設する際に取り壊されたかつての農場や倉庫の廃材が再活用されており、中世の街並みに調和する見事な趣が漂う。
広場に面して建ち並ぶのは、木の骨組みの間を練り土や煉瓦で埋めた美しい民家。屋根には藍色の板石もしくは褐色の瓦が用いられ、美しいモザイク模様を描く。最も歴史ある建物は15世紀に遡り、往時の面影を今に伝えている。窓辺は花々に彩られ、毎年5月に開催されるゼラニウムの花の市は、村の名物となっている。
村の中心に佇む市場は1958年に取り壊されてしまったが、かつての村長のイニシアティブによって1975年に再建された。
高速道路を建設する際に取り壊されたかつての農場や倉庫の廃材が再活用されており、中世の街並みに調和する見事な趣が漂う。
広場に面して建ち並ぶのは、木の骨組みの間を練り土や煉瓦で埋めた美しい民家。
屋根には藍色の板石もしくは褐色の瓦が用いられ、美しいモザイク模様を描く。
最も歴史ある建物は15世紀に遡り、往時の面影を今に伝えている。
窓辺は花々に彩られ、毎年5月に開催されるゼラニウムの花の市は、村の名物となっている。
小高い丘の上に佇むサン・マルタン教会は、17世紀の教会。元々は「フランスの最も美しい村」協会にも認められている、ル・ベック・エルアンの大修道院が所有していた土地だった。18世紀の祭壇画や19世紀ルイ16世様式の説教壇、20世紀前半に活躍した芸術家ルイ・バリエの手掛けたステンドグラスなど教会内も見応えがある。
ブナ林の散歩道を進めば姿を現すのが、サン・ミシェル・ド・クレルモン礼拝堂。12世紀にその歴史を遡り、ロマネスク様式の神秘的な外観が印象的である。教会内には11世紀に作られた祭壇や、15世紀の貴重な彫像が祀られている。
小高い丘の上に佇むサン・マルタン教会は、17世紀の教会。
元々は「フランスの最も美しい村」協会にも認められている、ル・ベック・エルアンの大修道院が所有していた土地だった。
18世紀の祭壇画や19世紀ルイ16世様式の説教壇、20世紀前半に活躍した芸術家ルイ・バリエの手掛けたステンドグラスなど教会内も見応えがある。
ブナ林の散歩道を進めば姿を現すのが、サン・ミシェル・ド・クレルモン礼拝堂。
12世紀にその歴史を遡り、ロマネスク様式の神秘的な外観が印象的である。
教会内には11世紀に作られた祭壇や、15世紀の貴重な彫像が祀られている。
村の周辺部にはリンゴの果樹園が点在し、防風林がアクセントを添えるボカージュと呼ばれる景観がノルマンディーらしい牧歌的な雰囲気を惹きたてている。毎年10月にはシードルとリンゴのお祭りが開催され、50年以上に渡り地元の人々に愛されている。
また村の郊外にはかつての学校を再活用して作られた、工芸センターが佇む。才能の溢れる芸術家が創作活動に励み、実際にその場で作られた品々を買い求めることも出来る。チョコレート職人の工房もあるので、気軽に訪れてみると良い。
村の周辺部にはリンゴの果樹園が点在し、防風林がアクセントを添えるボカージュと呼ばれる景観がノルマンディーらしい牧歌的な雰囲気を惹きたてている。
毎年10月にはシードルとリンゴのお祭りが開催され、50年以上に渡り地元の人々に愛されている。
また村の郊外にはかつての学校を再活用して作られた、工芸センターが佇む。
才能の溢れる芸術家が創作活動に励み、実際にその場で作られた品々を買い求めることも出来る。
チョコレート職人の工房もあるので、気軽に訪れてみると良い。
カルヴァドス県ブーヴロン・アン・オージュ(ブーヴロンアンオージュ)/Beuvron-en-Auge (CALVADOS)
※ブブロン村の名称で紹介されることも多いようです。
面積:9,68 km2
人口:199人(2021年現在)
2024年6月18日:ページ更新
現在この村へ向かう電車やバスはないため、近郊の街からタクシー等の利用が必要です。
2024年にこの村を訪れた際はレンタカーを利用しました。緑豊かな牧草地帯を車窓から眺めながらの移動は、とても気持ちが良いですよ。
パリ・サンラザール駅(Gare Saint-Lazare)から在来線TERノルマンディー(NOMAD)に乗って、カブール駅(Cabourg)駅で下車(約2時間10分)
カブール駅前からタクシーに乗って、ブーヴロン・アン・オージュ中心市街地へ(約20分)。
パリ(Paris)から220km(約2時間50分)
ルーアン(Rouen)から120km(約1時間20分)
パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から250km(約2時間40分)
フランスの人気テレビ番組「フランス人が選ぶお気に入りの村」で、2014年にブーヴロン・アン・オージュがノミネートされた際の動画がYoutubeの「Le Pays préféré des Français」公式チャンネルにて紹介されています。この村の魅力が詰まった動画で、見たら行ってみたくなること間違いなしです。映像だけでも十分に楽しめますが、順次日本語訳を紹介していく予定なので楽しみにお待ちいただければ幸いです。
人口は200人程と規模は小さな村ですが、魅力的なレストランやカフェが営業をしています。
ここでは、かつてミシュランの星も獲得したことのある人気のレストランを紹介させて頂きます。
中央広場の市場の中で営業しているこのお店は、かつてミシュランの一つ星を獲得したこともある実力派のレストラン。ノルマンディーの海で採れた新鮮な魚介類やりんご、チーズ、カルヴァドスなどノルマンディーらしい食材をアレンジした料理が魅力です。
前菜+メインもしくはメイン+デザートの2品で59€から。木の柱がそのままの素朴で可愛らしい雰囲気の中で、食事をとることが出来ますよ。
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。今回はブーヴロン・アン・オージュにあるお勧めのホテルを紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア9.1と高評価なこの宿泊施設は、サン・マルタン教会からすぐ近くの場所に位置している民宿です。木組みのコロンバージュ様式とレンガを組み合わせた建物で、ノルマンディーらしい外観も印象的です。天気の良い日には、素敵なお庭で朝食を取ることも可能。料金は2名1泊で120€(朝食込)です。
【一緒に訪れたい美しい村】
ブーヴロン・アン・オージュから車で1時間10分(90km)
ブーヴロン・アン・オージュから車で1時間50分(160km)
ブーヴロン・アン・オージュから車で2時間(200km)
ブーヴロン・アン・オージュから車で2時間20分(180km)