ニース/Nice
【リヴィエラの女王】
地中海の美しい海とアルプスの雄大な自然に囲まれたこの街は、
世界中から人々が集まるフランス屈指のリゾート都市。
カラフルな外壁と開放感のあるテラスが魅力的な旧市街には、
イタリアのサルデーニャ王国に属していた時代の面影が残る。
ビーチのある海岸線に沿って整備された「イギリス人の散歩道」など、
様々な国の文化が調和する国際色豊かな街並みが評価され、
2021年にはユネスコの世界遺産にも登録された。
地中海の美しい海とアルプスの雄大な自然に囲まれたこの街は、
世界中から人々が集まるフランス屈指のリゾート都市。
カラフルな外壁と開放感のあるテラスが魅力的な旧市街には、
イタリアのサルデーニャ王国に属していた時代の面影が残る。
ビーチのある海岸線に沿って整備された「イギリス人の散歩道」など、
様々な国の文化が調和する国際色豊かな街並みが評価され、
2021年にはユネスコの世界遺産にも登録された。
地中海の美しい海とアルプスの雄大な自然に囲まれたこの街は、世界中から人々が集まるフランス屈指のリゾート都市。
カラフルな外壁と開放感のあるテラスが魅力的な旧市街には、イタリアのサルデーニャ王国に属していた時代の面影が残る。
ビーチのある海岸線に沿って整備された「イギリス人の散歩道」など、様々な国の文化が調和する国際色豊かな街並みが評価され、2021年にはユネスコの世界遺産にも登録された。
貴族や上流階級の家族が温暖な気候の冬をこの地で過ごすことで、17世紀中頃から観光都市として独自の発展を遂げた。1832年のサルデーニャ王国時代には、より多くの外国人観光客を受け入れるための都市計画が採用。1860年にフランスに帰属した後にはこの街とヨーロッパの主要都市を結ぶ鉄道路線が敷設され、多くの外国文化が持ち込まれたことで様々な建築様式が混在する国際色豊かな街並みが形成された。
リヴィエラ(Riviera)とはフランスとイタリアを横断する地中海沿岸地域のことを指し、風光明媚な景色が歴史的に多くの人々を惹きつけてきたことから「リヴィエラの女王」の愛称で親しまれている。2021年からは「リヴィエラの冬季行楽都市ニース」としてユネスコの世界遺産にも登録されている。
貴族や上流階級の家族が温暖な気候の冬をこの地で過ごすことで、17世紀中頃から観光都市として独自の発展を遂げた。
1832年のサルデーニャ王国時代には、より多くの外国人観光客を受け入れるための都市計画が採用。
1860年にフランスに帰属した後にはこの街とヨーロッパの主要都市を結ぶ鉄道路線が敷設され、多くの外国文化が持ち込まれたことで様々な建築様式が混在する国際色豊かな街並みが形成された。
リヴィエラ(Riviera)とはフランスとイタリアを横断する地中海沿岸地域のことを指し、風光明媚な景色が歴史的に多くの人々を惹きつけてきたことから「リヴィエラの女王」の愛称で親しまれている。
2021年からは「リヴィエラの冬季行楽都市ニース」としてユネスコの世界遺産にも登録されている。
そんな国際観光都市ニースを象徴する場所が、フランス語で「イギリス人の散歩道」を意味するプロムナード・デ・ザングレ。19世紀にイギリス人宗教家ルイス・ウェイの呼びかけにより資金が提供され、地中海沿いの道が整備されたことからこの名で呼ばれ、今日は国籍問わず多くの歩行者やサイクリストなどで賑わいを見せる。
散歩道からは約7kmにも渡って続くビーチと、「天使の湾」の名で呼ばれる深い蒼に染まる海を見渡すことが出来る。夏には多くの人々が海水浴を楽しんでいるほか、美しい景色を望むレストランやカフェ、ホテルなどでゆったりとした時間を過ごすのもこの街を訪れる醍醐味となっている。
そんな国際観光都市ニースを象徴する場所が、フランス語で「イギリス人の散歩道」を意味するプロムナード・デ・ザングレ。
19世紀にイギリス人宗教家ルイス・ウェイの呼びかけにより資金が提供され、地中海沿いの道が整備されたことからこの名で呼ばれ、今日は国籍問わず多くの歩行者やサイクリストなどで賑わいを見せる。
散歩道からは約7kmにも渡って続くビーチと、「天使の湾」の名で呼ばれる深い蒼に染まる海を見渡すことが出来る。
夏には多くの人々が海水浴を楽しんでいるほか、美しい景色を望むレストランやカフェ、ホテルなどでゆったりとした時間を過ごすのもこの街を訪れる醍醐味となっている。
歴史ある旧市街と保養を目的とする滞在者が暮らすための新しい街とを結ぶため、1840年に完成したマセナ広場はこの街の暮らしの中心地。SNCFニース駅を結ぶ路面電車(トラム)の駅があるほか、この街を代表するショッピング街であるジャン・メドサン通りの発着点でもある。
中央には太陽神アポロンの彫像に飾られた噴水があり、広場の周りをフランスの老舗デパートであるギャラリー・ラファイエットなど赤い外壁が印象的な建物が囲む。7大陸をイメージした7体の人形が支柱の上から広場を見守る現代アートが楽しめる他、有名なニースのカーニバルが催されるのもこの場所。
歴史ある旧市街と保養を目的とする滞在者が暮らすための新しい街とを結ぶため、1840年に完成したマセナ広場はこの街の暮らしの中心地。
SNCFニース駅を結ぶ路面電車(トラム)の駅があるほか、この街を代表するショッピング街であるジャン・メドサン通りの発着点でもある。
中央には太陽神アポロンの彫像に飾られた噴水があり、広場の周りをフランスの老舗デパートであるギャラリー・ラファイエットなど赤い外壁が印象的な建物が囲む。
7大陸をイメージした7体の人形が支柱の上から広場を見守る現代アートが楽しめる他、有名なニースのカーニバルが催されるのもこの場所。
この街が冬季の保養地となる前から住民の暮らしの中心にあったのは、ヴュー・ニース(Vieux Nice)の名で呼ばれる旧市街。元々は丘の下に佇む城下町として16世紀以降大きく発展し、曲がりくねった石畳の細い道が多い街並みは古き良き下町の面影を留めている。
17世紀にバロック様式で建てられたラスカリの館に代表される、パレ(palais)と呼ばれる貴族の館が点在しているのが特徴。また赤や黄色といったパステルカラーに外壁が塗られた民家は、かつてイタリアのサルデーニャ王国の領地だった時代の名残を感じさせる。その他にも1885年に完成したオペラ座や、現在県庁舎として用いられ16世紀にその歴史を遡る領主の館など見どころ豊富。
この街が冬季の保養地となる前から住民の暮らしの中心にあったのは、ヴュー・ニース(Vieux Nice)の名で呼ばれる旧市街。
元々は丘の下に佇む城下町として16世紀以降大きく発展し、曲がりくねった石畳の細い道が多い街並みは古き良き下町の面影を留めている。
17世紀にバロック様式で建てられたラスカリの館に代表される、パレ(palais)と呼ばれる貴族の館が点在しているのが特徴。
また赤や黄色といったパステルカラーに外壁が塗られた民家は、かつてイタリアのサルデーニャ王国の領地だった時代の名残を感じさせる。
その他にも1885年に完成したオペラ座や、現在県庁舎として用いられ16世紀にその歴史を遡る領主の館など見どころ豊富。
旧市街でも特に有名なのが、サレヤ広場で火曜日から日曜日まで毎日開催されるニースの花市場。色とりどりの花々はもちろん、南仏で採れた果物・野菜や地元の職人による手作り雑貨などが並ぶ。1861年にその歴史を遡り、絵葉書のようなその光景からフランスで最も美しいマルシェとも謳われる。
広場の周りにはレストランやカフェ・バーなどが軒を連ね、人々はテラス席に座りながらのんびりおしゃべりを楽しんでいる。またこの街の名物のソッカと呼ばれる、ひよこ豆のクレープを提供する屋台なども人気。その他にも月曜日には骨董市、夏の夜にはクリエイターズマーケットが催されるなど、いつ訪れても活気に満ちている。
旧市街でも特に有名なのが、サレヤ広場で火曜日から日曜日まで毎日開催されるニースの花市場。
色とりどりの花々はもちろん、南仏で採れた果物・野菜や地元の職人による手作り雑貨などが並ぶ。
1861年にその歴史を遡り、絵葉書のようなその光景からフランスで最も美しいマルシェとも謳われる。
広場の周りにはレストランやカフェ・バーなどが軒を連ね、人々はテラス席に座りながらのんびりおしゃべりを楽しんでいる。
またこの街の名物のソッカと呼ばれる、ひよこ豆のクレープを提供する屋台なども人気。
その他にも月曜日には骨董市、夏の夜にはクリエイターズマーケットが催されるなど、いつ訪れても活気に満ちている。
旧市街を象徴するもう一つの場所が、1650~1690年に建てられたサント・レパラート大聖堂。元々はニース城のある丘の上にあったが、城塞の強化によって住民を受け入れることが困難になったため、17世紀に現在の場所に大聖堂が移された。
バチカンのサン・ピエトロ大聖堂をモデルにしており、バロック様式の豪華絢爛な内装が訪れる人々を魅了している。教会内には3つのパイプ・オルガンが置かれており、その中でも20世紀フランスを代表するオルガン製作者として知られたジャン=ルー・ボワソーが手掛けた1974年製の大オルガンは見応えがある。
旧市街を象徴するもう一つの場所が、1650~1690年に建てられたサント・レパラート大聖堂。
元々はニース城のある丘の上にあったが、城塞の強化によって住民を受け入れることが困難になったため、17世紀に現在の場所に大聖堂が移された。
バチカンのサン・ピエトロ大聖堂をモデルにしており、バロック様式の豪華絢爛な内装が訪れる人々を魅了している。
教会内には3つのパイプ・オルガンが置かれており、その中でも20世紀フランスを代表するオルガン製作者として知られたジャン=ルー・ボワソーが手掛けた1974年製の大オルガンは見応えがある。
現在の旧市街を見下ろす丘の上に佇んでいたのが、11世紀から18世紀初めまで存在していたニース城。中世にはこのニース城を中心に街が発展したが、ルイ14世の命により1706年に取り壊された。その後はニース市議会の決定により公園として整備され、多くの住民に愛される憩いの場となっている。
ニース城跡公園の丘の頂上からは、ニース港や「天使の湾」と呼ばれる蒼く輝く地中海を望む素晴らしいパノラマが広がる。また公園内には廃墟となったニース城跡の一部が残されているので、かつての城塞都市の姿を想像しながら静かな時間を過ごすのも良いだろう。
現在の旧市街を見下ろす丘の上に佇んでいたのが、11世紀から18世紀初めまで存在していたニース城。
中世にはこのニース城を中心に街が発展したが、ルイ14世の命により1706年に取り壊された。
その後はニース市議会の決定により公園として整備され、多くの住民に愛される憩いの場となっている。
ニース城跡公園の丘の頂上からは、ニース港や「天使の湾」と呼ばれる蒼く輝く地中海を望む素晴らしいパノラマが広がる。
また公園内には廃墟となったニース城跡の一部が残されているので、かつての城塞都市の姿を想像しながら静かな時間を過ごすのも良いだろう。
数多くの芸術家に愛されてきた南フランスを象徴する美術館が、国立マルク・シャガール美術館。ロシア出身の前衛芸術家として幼いころから注目を集め、晩年はニース近郊の街に住み創作活動を続けた。「愛の画家」と称されるその作風は世界的な人気を誇り、パリ・オペラ座の天井画なども手掛けた。
シャガール自身が設立計画に参加した珍しい美術館で、400点以上にも及ぶ世界最大のコレクションが楽しめる。一番の見どころは「聖書のメッセージ」と名付けられた、17枚の大型の油画で構成される連作。また「シャガール・ブルー」と称賛される青を基調とした作品は、息を呑むほどの美しさ。
数多くの芸術家に愛されてきた南フランスを象徴する美術館が、国立マルク・シャガール美術館。
ロシア出身の前衛芸術家として幼いころから注目を集め、晩年はニース近郊の街に住み創作活動を続けた。
「愛の画家」と称されるその作風は世界的な人気を誇り、パリ・オペラ座の天井画なども手掛けた。
シャガール自身が設立計画に参加した珍しい美術館で、400点以上にも及ぶ世界最大のコレクションが楽しめる。
一番の見どころは「聖書のメッセージ」と名付けられた、17枚の大型の油画で構成される連作。
また「シャガール・ブルー」と称賛される青を基調とした作品は、息を呑むほどの美しさ。
ニースを語る上で欠かすことの出来ないもう一人の芸術家が、1917年に制作活動の拠点を置き1954年にこの街で亡くなったフランス芸術の巨匠アンリ・マティス。「色彩の魔術師」と謳われる大胆な色使いは、写実主義を離れ心が感じるままに描くフォーヴィスム(野獣派)の創始者として名高い。
赤い外観が印象的な17世紀のアレーヌ邸を活用し1963年に開業し、800点近くのコレクションを所蔵。ローマ時代の円形競技場などが残るケメネルム(Cemenelum)都市遺跡や、その出土品などを展示しているニース・シミエ考古学博物館などと同じ敷地にあるので併せて訪れてみると良い。
ニースを語る上で欠かすことの出来ないもう一人の芸術家が、1917年に制作活動の拠点を置き1954年にこの街で亡くなったフランス芸術の巨匠アンリ・マティス。
「色彩の魔術師」と謳われる大胆な色使いは、写実主義を離れ心が感じるままに描くフォーヴィスム(野獣派)の創始者として名高い。
赤い外観が印象的な17世紀のアレーヌ邸を活用し1963年に開業し、800点近くのコレクションを所蔵。
ローマ時代の円形競技場などが残るケメネルム(Cemenelum)都市遺跡や、その出土品などを展示しているニース・シミエ考古学博物館などと同じ敷地にあるので併せて訪れてみると良い。
芸術に興味のある方は、1990年に開業したニース近代・現代美術館もお勧め。1950年以降の作品が集められ、300名以上に渡る芸術家の作品が1300点以上コレクションされている。4つの建物をガラス張りの通路で結ぶ近未来感のある建物は、晩年をこの街で過ごしたフランス人建築家イブ・ベイヤール(Yves Bayard)が手掛けた。
1950年後半からこの街を中心に展開された「ニース派」の作品はもちろん、現代消費社会の批判で有名なアルマン(Arman)や単色の美しさを追求したイヴ・クライン(Yves Klein)などヌーヴォー・レアリズムの作品が充実している。
芸術に興味のある方は、1990年に開業したニース近代・現代美術館もお勧め。
1950年以降の作品が集められ、300名以上に渡る芸術家の作品が1300点以上コレクションされている。
4つの建物をガラス張りの通路で結ぶ近未来感のある建物は、晩年をこの街で過ごしたフランス人建築家イブ・ベイヤール(Yves Bayard)が手掛けた。
1950年後半からこの街を中心に展開された「ニース派」の作品はもちろん、現代消費社会の批判で有名なアルマン(Arman)や単色の美しさを追求したイヴ・クライン(Yves Klein)などヌーヴォー・レアリズムの作品が充実している。
多くの外国人が滞在した国際都市ニースならではの場所が、ロシア正教会を信仰する人々のための2つの教会。1859年に完成したサン・ニコラ・エ・サント・アレクサンドラ教会は、西ヨーロッパに建てられた初めてロシア正教会の教会。マセナ広場からすぐの中心市街地に佇むが、次第に増え続けるロシア系住民の受け入れが困難になってしまった。
そこで1903~1912年に新たに建設されたのが、ニース駅近くの閑静なエリアに佇むサン・ニコラ・ロシア正教会大聖堂である。ロシア国外の建築物としては最も美しい教会と謳われ、ロウソクの炎を象徴するたまねぎ型のドームが異国情緒を感じさせる。
多くの外国人が滞在した国際都市ニースならではの場所が、ロシア正教会を信仰する人々のための2つの教会。
1859年に完成したサン・ニコラ・エ・サント・アレクサンドラ教会は、西ヨーロッパに建てられた初めてロシア正教会の教会。
マセナ広場からすぐの中心市街地に佇むが、次第に増え続けるロシア系住民の受け入れが困難になってしまった。
そこで1903~1912年に新たに建設されたのが、ニース駅近くの閑静なエリアに佇むサン・ニコラ・ロシア正教会大聖堂である。
ロシア国外の建築物としては最も美しい教会と謳われ、ロウソクの炎を象徴するたまねぎ型のドームが異国情緒を感じさせる。
ニース空港すぐ近くに位置するパーク・フェニックスは、1990年開業の動植物園。7ヘクタールの広大な敷地では、実に2500種を超える植物と70種2000匹を超える動物と出会うことができ、子供と一緒に楽しめる人気スポットとなっている。
「緑のダイアモンド」と名付けられたピラミッド型の温室は、広さ7000平方メートル・高さ25メートルとヨーロッパ最大級の大きさ。楽しく学べる独自のコンセプトが高く評価され、フランス文化省による「注目すべき庭園(Jardin remarquable)」にも指定されている。
ニース空港すぐ近くに位置するパーク・フェニックスは、1990年開業の動植物園。
7ヘクタールの広大な敷地では、実に2500種を超える植物と70種2000匹を超える動物と出会うことができ、子供と一緒に楽しめる人気スポットとなっている。
「緑のダイアモンド」と名付けられたピラミッド型の温室は、広さ7000平方メートル・高さ25メートルとヨーロッパ最大級の大きさ。
楽しく学べる独自のコンセプトが高く評価され、フランス文化省による「注目すべき庭園(Jardin remarquable)」にも指定されている。
アルプ・マリティーム県ニース/Nice (ALPES-MARITIMES)
面積:71,92 km2
人口:34万人(2020年現在)
写真2枚目:Photoed by pierre9x6 – pixabay.com
写真9枚目:Photoed by bobistraveling – Flickr
写真10枚目:Photoed by Yasuhiro Chatani – Flickr
写真11枚目:Photoed by Fred Romero – Flickr
写真12枚目:Photoed by bobbsled – Flickr
写真13枚目:Photoed by Bernard SANTUCCI – Flickr
写真17枚目:Photoed by leonidrad – pixabay.com
2023年7月8日:ページ更新
フランス第2の国際空港として多くの便が乗り入れており、新たに開業した空港直結のトラムで中心市街地まで行くことが出来るなど、ニース空港の利用が便利。
プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏に点在する小さな村巡りの拠点の街としてもお勧めですよ。
パリ・リヨン駅(Paris Gare De Lyon)からTGVに乗って、ニース・ヴィル駅(Gare de Nice-Ville)下車。(約5時間40分)
パリから940km(約10時間)
リヨンから480km(約5時間20分)
マルセイユから200km(約2時間20分)
ニース・コートダジュール国際空港からトラム2号線に乗って、ニース中心市街地へ(約20分)。
2023年のミシュランガイドで星を獲得した、6つのレストラン(2つ星1店、1つ星5店)を紹介させて頂きます。
この街の中心市街地に佇むミシュラン2つ星のレストランで、観光の合間に食事を楽しむにも便利な立地。同じ料理学校で学び、ニースを代表する老舗ホテル「ネグレスコ」で修行したトゥルトー兄弟が共同シェフを務めるという一風変わった歴史も人気の秘訣となっています。
前菜+メインもしくはメイン+デザートで構成される、お昼のコースは150€から。コート・ダジュール地方の伝統的な食材が異国情緒を感じる香辛料と出会う、冒険的で斬新な料理が魅力です。
フランスの最も美しい村レ・ボー・ド・プロヴァンスを代表する老舗レストラン「ウストー・ド・ボーマニエール」を筆頭にフランス各地の有名店で修行したシェフ、ミカエル・グラシウー氏が奥様と切り盛りするレストラン。2018年にはメセナ広場からすぐの場所に移転して、さらに便利になりました。
4品で構成されるコースが120€からで、確かな技術に支えられたクリエイティブな料理を提供しています。地中海の海の幸と、コート・ダジュール地方内陸部の山の恵みにこだわった料理の数々をぜひともご賞味あれ!
2021年の最高ソムリエに輝いた、ヴァネッサ・メッセ氏が展開するレストラン。高校のすぐ近くという閑静な場所に位置するこのお店は、家庭的でありながらも手の込んだ料理に合う、お勧めの自然派ワインを頂くことが出来ます。
ワインと共に味わうお勧めのコースは145€から。シェフの故郷である北欧のテイストが加わった料理も、ぜひ試してみて下さい。
100年以上の歴史を持つニースを代表する老舗ホテル「ネグレスコ」の中で営業する、ミシュラン一つ星レストラン。女性シェフのヴィルジニー・バスロ氏は、フランス各地のこだわり抜いた食材と共に、繊細で見た目にも美しい料理を生み出します。
5品で構成されるコースが175€からで、12歳までの子供向けメニューの用意もあります。最高の料理とサービスはもちろん、高級感溢れる18世紀の内装に彩られた空間で食事を楽しめるのも魅力となっています。
旧市街から城のある丘を挟んだ先にある、ニース港からすぐの場所に佇むレストラン。フランスで日本人初のミシュラン2ツ星を獲得したことでも有名な「パサージュ53」で、セカンドシェフ等を務めたサミュエル・ヴィクトーリ氏が腕を振るいます。
6品で構成される、お昼のコースは69€から。少し敷居が高いという方は、すぐ近くで「ル・ガルド・マンジェ・デ・アジタトゥール」というビストロ/総菜屋が営業しているので、そちらを試してみるのもお勧め。またタイミングが合えば、料理教室も実施しています。
先ほどのお店と同様、ニース港近くに佇むミシュラン一つ星レストラン。雑誌のライター及びカメラマンという異色の経歴を持つシェフ、ジャン・ヘンドリック氏が書いたレシピ本は多くの人々から支持を集めています。
5品から構成されるコースは165€からで、それぞれの料理に合わせたワインを95€で追加することが出来ます。南アフリカ人として初めてミシュランの星を獲得し、固定観念にとらわれない自由な発想の料理は驚きに満ちていますよ。
国際観光都市ニースは、お土産物屋から高級ブランドのブティックまで建ち並んでいるため買い物には困りません。特に旧市街への入口に位置するマセナ広場からニース駅へと続くジャン・メドサン通りはこの街のメインストリートとなっているのでぜひ一度歩いてみると良いでしょう。
ここではニースを訪れたらぜひ味わいたい、お勧めの味を紹介させて頂きます。
世界中で人気を誇るのが、この街の名前を冠したサラダ。南フランスの郷土料理として知られ、伝統的な組み合わせはトマトとアンチョビ、オリーブオイルを用いる。日本ではシーチキンを使うイメージもありますが、19世紀初頭はツナの価格が高かったため特別な時にしか用いられなかったそうです。
現在ツナはもちろん、茹でたインゲン豆やジャガイモ、ゆで卵や黒オリーブ、玉ねぎ・パプリカなどレストランによって多様な食材が使われます。この街を訪れたら、ぜひ本場のニース風サラダも味わってみて下さいね。
ひよこ豆の粉を使ってクレープの様に円形の鉄板で薄く焼き上げる、ソッカはこの街を代表する郷土料理。かつては漁師が船に乗る前に食べていたとされ裕福ではない人の食事の象徴でしたが、今日は屋台やアペリティフなどで提供され地元住民や観光客にとても人気
となっています。
最近新たな注目を集めているのが、このニースの名物をスナック感覚で楽しめるソッカチップス。日持ちもするので、この街を訪れたお土産としてもお勧めですよ。
コート・ダジュール地方にある美しい村々を訪れるなら、ニースを拠点にしてみてはいかがでしょうか?
ホテルの予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。この街にあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア9.1と高評価なこの宿泊施設は、この街の中心地に位置している五つ星ホテル。1913年創業以来、このホテルは多くの著名人に愛されてきました。館内には実に6000点以上の芸術品が飾られており、まるで美術館に宿泊しているかのよう。客室ごとに異なる装飾も、滞在の楽しみの一つです。先述のミシュラン一つ星レストラン「Le Chantecler」もこのホテルで営業しており、贅沢で忘れられない上質な滞在を楽しむことが出来ますよ。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で760€~5630€(朝食別)です。
Booking.comの総合スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、この街の中心地に位置しているため観光に便利。青や白を基調とした客室は、ビーチのあるリゾート地ならではのセンスの良い空間が広がっています。フロントにスタッフが常駐しているので、初めて海外旅行に行くという方にも安心です。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で150€~210€(朝食別)です。
Booking.comの総合スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、この街の中心地に位置しているため観光に便利。ベージュを基調とした建物と客室は、高級感のある気品ある滞在が楽しめます。窓からたくさんの光が差し込む中で楽しむ、豪華な朝食もとても人気があるようです。フロントにスタッフが常駐しているので、初めて海外旅行に行くという方にも安心です。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で410€~540€(朝食別)です。
美しい地中海を望む集落にはオレンジ色の瓦屋根の民家が佇み、まるで絵葉書のような景観。中世にはイスラム教徒からの侵略を阻むように、内陸部の険しい山の上に集落が築かれました。