エズ/Eze

 

【地中海を見下ろす風光明媚な鷲の巣村】

 

敵からの侵略に備えるために、

切り立った崖の頂上に築かれた集落。

シンボルとも言えるエズ城は、

18世紀に破壊されてしまったが、

美しいパノラマが魅力の植物園へと姿を変えている。

南フランス屈指の絶景が楽しめるこの村は、

いつの時代も訪れる人々を魅了してやまない。

エズ/Eze

 

【地中海を見下ろす風光明媚な鷲の巣村】

 

敵からの侵略に備えるために、切り立った崖の頂上に築かれた集落。

 

シンボルとも言えるエズ城は、18世紀に破壊されてしまったが、美しいパノラマが魅力の植物園へと姿を変えている。

 

南フランス屈指の絶景が楽しめるこの村は、いつの時代も訪れる人々を魅了してやまない。




村の歴史

 

村から更に標高の高い場所に位置するバスティード山には、紀元前2000年前に人々が生活した痕跡が残されている。現在のように断崖絶壁の丘の上に人々が住み着いたのは紀元前220年頃で、集落を囲むように石積みの外壁が築かれるなど、敵からの侵略に備えるため少しずつ要塞化が進められた。

 

地中海沿岸の多くの地域と同様に10世紀にはイスラム教徒によって侵略を受けるが、973年にプロバンス伯によって解放。1388年からはサヴォア公国の領地となり、1860年にエズ住民の全会一致でフランス領となった。その後は19世紀フランスを代表する女流作家ジョルジュ・サンドをはじめ、多くの芸術家が村に滞在し、その美しい景観が人々を魅了し続けた。

村の歴史

村から更に標高の高い場所に位置するバスティード山には、紀元前2000年前に人々が生活した痕跡が残されている。

 

現在のように断崖絶壁の丘の上に人々が住み着いたのは紀元前220年頃で、集落を囲むように石積みの外壁が築かれるなど、敵からの侵略に備えるため少しずつ要塞化が進められた。

 

地中海沿岸の多くの地域と同様に10世紀にはイスラム教徒によって侵略を受けるが、973年にプロバンス伯によって解放。

 

1388年からはサヴォア公国の領地となり、1860年にエズ住民の全会一致でフランス領となった。

 

その後は19世紀フランスを代表する女流作家ジョルジュ・サンドをはじめ、多くの芸術家が村に滞在し、その美しい景観が人々を魅了し続けた。

エズ城と熱帯植物園

 

この村に初めて城が築かれたのは12世紀後半のことで、その後も軍事上の要衝として要塞化が進められた。18世紀初頭に勃発したスペイン継承戦争を契機として、1706年にフランス国王ルイ14世によってエズ城の破壊が命じられた。城は廃墟と化してしまったが、19世紀末のベル・エポックの時代には既に観光客が訪れていた。

 

第二次世界大戦後に当時のエズ村長が、城の跡地を活用して熱帯植物園を作ることを決めた。乾燥に強い植物が集められた園内は、サボテンや多肉植物の充実したコレクションを楽しむことが出来る。また見晴らしの良い高台に位置しているため、オレンジの瓦屋根に統一された集落の先に地中海を望む絶景スポットとして人気を博している。

エズ城と熱帯植物園

この村に初めて城が築かれたのは12世紀後半のことで、その後も軍事上の要衝として要塞化が進められた。

 

18世紀初頭に勃発したスペイン継承戦争を契機として、1706年にフランス国王ルイ14世によってエズ城の破壊が命じられた。

 

城は廃墟と化してしまったが、19世紀末のベル・エポックの時代には既に観光客が訪れていた。

 

第二次世界大戦後に当時のエズ村長が、城の跡地を活用して熱帯植物園を作ることを決めた。

 

乾燥に強い植物が集められた園内は、サボテンや多肉植物の充実したコレクションを楽しむことが出来る。

 

また見晴らしの良い高台に位置しているため、オレンジの瓦屋根に統一された集落の先に地中海を望む絶景スポットとして人気を博している。

ノートルダム・ド・ラソンプション教会とサント・クロワ礼拝堂

 

12世紀に建てられた後に廃墟となってしまった教会は、サヴォワ公爵でサルデーニャ国王も務めたカルロ・エマヌエーレ3世の要請により18世紀後半に入って再建される。新古典主義の形式美が楽しめる外観は、天然顔料オークルに彩られた暖かみのある外壁が印象的である。教会内はバロック様式が採用され、豪華絢爛な装飾が訪れる人々を魅了している。

 

また1306年に建てられたサント・クロワ礼拝堂は、村内で最も古い建物として知られる。14世紀ヨーロッパで猛威を振るった感染病ペストで苦しむ人々を支援することを目的に、ペニトン・ブラン(白色苦業会)と呼ばれるキリスト教徒が集う場所として用いられていた。

ノートルダム・ド・ラソンプション教会とサント・クロワ礼拝堂

12世紀に建てられた後に廃墟となってしまった教会は、サヴォワ公爵でサルデーニャ国王も務めたカルロ・エマヌエーレ3世の要請により18世紀後半に入って再建される。

 

新古典主義の形式美が楽しめる外観は、天然顔料オークルに彩られた暖かみのある外壁が印象的である。

 

教会内はバロック様式が採用され、豪華絢爛な装飾が訪れる人々を魅了している。

 

また1306年に建てられたサント・クロワ礼拝堂は、村内で最も古い建物として知られる。

 

14世紀ヨーロッパで猛威を振るった感染病ペストで苦しむ人々を支援することを目的に、ペニトン・ブラン(白色苦業会)と呼ばれるキリスト教徒が集う場所として用いられていた。

ニーチェの道

 

コルニッシュと呼ばれる断崖沿いの道路が、異なる3つの標高で並行して走っていることが特徴となっている。標高675mの高さにある断崖道路からは、グランド・コルニッシュ県立自然公園と美しい地中海を見下ろす素晴らしい景色を楽しむことが出来る。そして海岸沿いに伸びる断崖道路では、バカンスを楽しむ優雅な別荘が建ち並んでいる。

 

その中間に位置する断崖道路の沿いにエズ村は佇んでおり、周囲の雄大な自然も魅力となっている。集落の入り口と地中海を結ぶ、散策路として整備されているのが「ニーチェの道」。19世紀ドイツを代表する哲学者ニーチェが村へと登る道中で、代表作『ツァラトゥストラかく語りき』の構想を練ったという逸話が残されている。

ニーチェの道

コルニッシュと呼ばれる断崖沿いの道路が、異なる3つの標高で並行して走っていることが特徴となっている。

 

標高675mの高さにある断崖道路からは、グランド・コルニッシュ県立自然公園と美しい地中海を見下ろす素晴らしい景色を楽しむことが出来る。

 

そして海岸沿いに伸びる断崖道路では、バカンスを楽しむ優雅な別荘が建ち並んでいる。

 

その中間に位置する断崖道路の沿いにエズ村は佇んでおり、周囲の雄大な自然も魅力となっている。

 

集落の入り口と地中海を結ぶ、散策路として整備されているのが「ニーチェの道」。

 

19世紀ドイツを代表する哲学者ニーチェが村へと登る道中で、代表作『ツァラトゥストラかく語りき』の構想を練ったという逸話が残されている。

エズについて詳しく知りたい!

基本情報

アルプ・マリティーム県エズ/Èze (ALPES-MARITIMES)

面積:9,47 km2

人口:2155人(2022年現在)

写真1枚目:Photoed by Andres Alvarado – Flickr

写真2枚目:Photoed by Navin75 – Flickr

写真3, 4, 7枚目:Photoed by Poom! – Flickr

写真5枚目:Photoed by Eduardo M. – Flickr

写真6枚目:Photoed by Dennis S. Hurd – Flickr

写真8枚目:Photoed by ellevalentine – Flickr

2025年2月20日:ページ更新

行き方

南フランスの中心都市ニースからバスが出ているので、公共交通機関のみで簡単に訪れることが出来ます。村の名前を冠した「エズ海岸(Eze bord de mer)」という鉄道駅もありますが、ニーチェの道の坂道を延々と登ることになるため、あまりお勧めはしません。

 

南仏プロヴァンス地方に点在する美しい村も併せて訪れるのであれば、レンタカーを利用するのもお勧め。特にこの地域は鷲の巣村と呼ばれる山頂に佇んでいる集落が多いため、車が無ければアクセスが難しい村ばかりです。

ニース市内から1番線のトラム(路面電車)に乗って、ヴォーバン駅(Vauban)下車。

 

ヴォーバン駅前バス停留所(Vauban)から、アジュール線82番(Lignes d’Azur, ligne 82)のバスに乗ってエズ村停留所(Eze Village)下車。(約40分)

ニース(Nice)から20km(約30分)

ニース・コート・ダジュール国際空港(Aéroport Nice Côte d’Azur)から30km(約40分)

ミシュラン星付きレストラン

2024年のミシュランガイドで星を獲得した、2つのレストランを紹介させて頂きます。

約400年前に建てられた邸宅をリノベーションして開業した、5つ星ホテルの中で営業するレストランです。1988年~1995年まではドミニク・ル・スタン氏とブルーノ・シリノ氏の下で、2007年~2015年まではアクセル・ワーグナー氏の下で星を獲得してきました。そして新進気鋭の若手シェフ、ジュスタン・シュミット氏を迎え、2023年にミシュランの1つ星へと返り咲きました。

 

前菜+メイン+デザートの3品から構成される平日お昼のコースは85€から。ガラス張りの室内からも、石畳のテラス席からも、地中海を望む素晴らしい景色を見ながら食事を楽しむことが出来ます。

高級ホテルグループの「ルレ・エ・シャトー」に加盟する、5つ星ホテルの中で営業するミシュラン2つ星レストラン。パリでオーナーシェフを務める「グラニット(Granite)」でもミシュランの星を獲得しているトム・メイヤー氏が監修する料理は、芸術的かつ創造性に溢れています。

 

前菜+魚料理+肉料理+デザートの4品から構成される平日お昼のコースは140€から。地中海を望む高級感溢れるお部屋での食事は、一生忘れられない体験になること間違いなしですよ。なおドレスコードとして、過度にカジュアルな服装は許されておりませんので事前に確認をしてから訪れるようにしましょう。

エズのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。この村はロマンチックなラグジュアリーホテルが多く営業しているので、ハネムーンや結婚記念日など特別な滞在にお勧めですよ。

 

フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。今回はエトルタにあるお勧めのホテルを紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comの総合スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、ミシュラン1つ星レストランを併設している5つ星ホテルです。この村の景観に魅了されたスウェーデンのウィリアム王子が冬季の別荘として利用した建物が用いられており、古いものでは400年以上の歴史を持っています。宿泊者のニーズやシーズンに応じて価格は変動し、料金は2名1泊で910€~2200€(朝食別)です。

Booking.comの総合スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、最高級ホテルグループの「ルレ・エ・シャトー」に加盟しています。ミシュラン2つ星付きレストランの他にも、よりリーズナブルな価格で楽しむことの出来るレストランやカフェが併設されているので使い分けが可能です。集落の中でも特に見晴らしの良い佇んでおり、客室の窓から絶景を独り占めすることが出来ますよ。宿泊者のニーズやシーズンに応じて価格は変動し、料金は2名1泊で2000€~5000€(朝食別)です。




エズ近郊の美しい村

コート・ダジュール

この村と同じく見晴らしの良い山頂に佇む、鷲の巣村が点在している地域です。アルプス山脈と地中海が生み出す唯一無二の景観は、訪れる人々を魅了しています。

南仏プロヴァンス

中世にローマからカトリックの教皇庁が移された街アヴィニョンの近郊に、数多くの美しい村が佇んでいるため村巡りにお勧めの地域です。初夏を彩るラベンダーも、魅力となっています。