
クレルモン・フェラン/Clermont-Ferrand
【漆黒の大聖堂を中心に広がる火山の街】
フランスを代表する休火山の麓に広がるこの街は、
オーヴェルニュ地方の中心都市として栄えた。
大司教の庇護の下で発展したクレルモンと
公爵の城下町であるモンフェランが、
17世紀に統合され現在の名称で呼ばれるようになった。
中心市街地を見守るように佇む大聖堂をはじめ、
黒い火山岩を用いた建物が美しい街並みを形作る。

クレルモン・フェラン/Clermont-Ferrand
【漆黒の大聖堂を中心に広がる火山の街】
フランスを代表する休火山の麓に広がるこの街は、オーヴェルニュ地方の中心都市として栄えた。
大司教の庇護の下で発展したクレルモンと公爵の城下町であるモンフェランが、17世紀に統合され現在の名称で呼ばれるようになった。
中心市街地を見守るように佇む大聖堂をはじめ、黒い火山岩を用いた建物が美しい街並みを形作る。

街の歴史
この街は紀元前一世紀に起源を遡り、2世紀にはガロ・ロマン(ローマ帝国統治下のフランスなど)で最も栄えた街の一つだったと考えられている。その後大きく人口が減少した時代もあったが、5世紀に入り大司教がこの街に拠点を築くと司教座都市として街が発展することとなった。
モンフェランはオーヴェルニュ公ギヨーム6世によって、12世紀に計画都市として築かれた比較的新しい街である。隣接する2つの街は長きに渡って巨大権力が競い合う関係にあったが、フランス国王ルイ13世によって1630年に統合され現在に至っている。
街の歴史

この街は紀元前一世紀に起源を遡り、2世紀にはガロ・ロマン(ローマ帝国統治下のフランスなど)で最も栄えた街の一つだったと考えられている。
その後大きく人口が減少した時代もあったが、5世紀に入り大司教がこの街に拠点を築くと司教座都市として街が発展することとなった。
モンフェランはオーヴェルニュ公ギヨーム6世によって、12世紀に計画都市として築かれた比較的新しい街である。
隣接する2つの街は長きに渡って巨大権力が競い合う関係にあったが、フランス国王ルイ13世によって1630年に統合され現在に至っている。
ノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂
水源地として有名なボルヴィック周辺から採られた、火山性の石を用いて建てられたノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂。元々は10世紀に建てられたロマネスク様式の教会が建っており、地下礼拝堂はその当時の建物が残されている。現在の建物の原型は、1248年にクレルモン大司教によって建てられたものである。
実は5世紀以上に渡り未完成のままとなっていたが、19世紀フランスを代表する修復建築家ヴィオレ・ル・デュクの手により、ファサードと2本の尖塔が付け加えられ現在の姿となった。教会内を彩る16世紀に作られた仕掛け時計は貴重で、ギリシャ神話の軍神マルスや牧神ファウヌスを象った自動人形が時を知らせている。その他にも13世紀のステンドグラスや、13~14世紀に描かれた美しいフラスコ画も見どころとなっている。

ノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂

水源地として有名なボルヴィック周辺から採られた、火山性の石を用いて建てられたノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂。
元々は10世紀に建てられたロマネスク様式の教会が建っており、地下礼拝堂はその当時の建物が残されている。
現在の建物の原型は、1248年にクレルモン大司教によって建てられたものである。
実は5世紀以上に渡り未完成のままとなっていたが、19世紀フランスを代表する修復建築家ヴィオレ・ル・デュクの手により、ファサードと2本の尖塔が付け加えられ現在の姿となった。
教会内を彩る16世紀に作られた仕掛け時計は貴重で、ギリシャ神話の軍神マルスや牧神ファウヌスを象った自動人形が時を知らせている。
その他にも13世紀のステンドグラスや、13~14世紀に描かれた美しいフラスコ画も見どころとなっている。

世界遺産:ノートルダム・デュ・ポール大聖堂
12世紀にロマネスク様式で建てられたノートルダム・デュ・ポール教会は、この街のもう一つのランドマーク。ピラミッド状になった教会建物後方部には黒い火山岩があしらわれ、美しいモザイク模様を描いている。建物の大部分に用いられているアルコースと呼ばれる明るい色の砂岩と対比され、美しいコントラストを織りなしている。
教会内には250にも及ぶロマネスク様式の柱頭が残り、繊細な彫刻に彩られている。特に蛇に唆された『誘惑されるアダムとイヴ 』は傑作として知られている。宗教的な重要性が認められ、1881年にローマ教皇よりバジリカ聖堂へと格上げされた。また1998年より「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部として、ユネスコの世界遺産にも登録されている。
世界遺産:ノートルダム・デュ・ポール大聖堂

12世紀にロマネスク様式で建てられたノートルダム・デュ・ポール教会は、この街のもう一つのランドマーク。
ピラミッド状になった教会建物後方部には黒い火山岩があしらわれ、美しいモザイク模様を描いている。
建物の大部分に用いられているアルコースと呼ばれる明るい色の砂岩と対比され、美しいコントラストを織りなしている。
教会内には250にも及ぶロマネスク様式の柱頭が残り、繊細な彫刻に彩られている。
特に蛇に唆された『誘惑されるアダムとイヴ 』は傑作として知られている。
宗教的な重要性が認められ、1881年にローマ教皇よりバジリカ聖堂へと格上げされた。
また1998年より「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部として、ユネスコの世界遺産にも登録されている。
ロジェ・キリオ美術館
1992年にクレルモン・フェラン美術館として開業し、後に市長や国会議員を務めた故ロジェ・キリオ氏に敬意を表して現在の名で呼ばれるようになった。キリスト教カトリック系のウルスラ会修道院だった、17世紀の建物の一部が活用されている。またフランス人建築家クロード・ガイヤールとアドリアン・ファインシルベールが手掛けた、降り注ぐ自然光に溢れる近代的な空間も魅力。
中世から20世紀までの豊富なコレクションの中から、常時750点ほどが展示される。アメリカの象徴である『自由の女神』を手掛けた19世紀フランスの彫刻家オーギュスト・バルトルディの作品群や、19世紀新古典派のフランス人彫刻家オーギュスタン・パジューが手掛けたこの街出身の哲学者ブレーズ・パスカルの彫像などが見どころとなっている。

ロジェ・キリオ美術館

1992年にクレルモン・フェラン美術館として開業し、後に市長や国会議員を務めた故ロジェ・キリオ氏に敬意を表して現在の名で呼ばれるようになった。
キリスト教カトリック系のウルスラ会修道院だった、17世紀の建物の一部が活用されている。
またフランス人建築家クロード・ガイヤールとアドリアン・ファインシルベールが手掛けた、降り注ぐ自然光に溢れる近代的な空間も魅力。
中世から20世紀までの豊富なコレクションの中から、常時750点ほどが展示される。
アメリカの象徴である『自由の女神』を手掛けた19世紀フランスの彫刻家オーギュスト・バルトルディの作品群や、19世紀新古典派のフランス人彫刻家オーギュスタン・パジューが手掛けたこの街出身の哲学者ブレーズ・パスカルの彫像などが見どころとなっている。

アバンチュール・ミシュラン
現在この街は世界的なタイヤメーカーである、ミシュラン社の企業城下町としても有名である。そんなミシュラン社がかつての工場を活用して2009年に開業したのが、「アバンチュール・ミシュラン」と名付けられたテーマパーク。企業の歴史や製品・技術に関する、様々な展示が行われている。
その中でも特に貴重なのが1895年に、世界で初めて空気入りタイヤを使用して自動車レースに挑んだ「エクレール」。その他にも第一次世界大戦で使われたフランス軍の爆撃・偵察機「ブレゲー 14」や、ゴムタイヤで走行する鉄道車両「ミシュリーヌ」などミシュラン社が関わった貴重な品々が公開されている。
アバンチュール・ミシュラン

現在この街は世界的なタイヤメーカーである、ミシュラン社の企業城下町としても有名である。
そんなミシュラン社がかつての工場を活用して2009年に開業したのが、「アバンチュール・ミシュラン」と名付けられたテーマパーク。
企業の歴史や製品・技術に関する、様々な展示が行われている。
その中でも特に貴重なのが1895年に、世界で初めて空気入りタイヤを使用して自動車レースに挑んだ「エクレール」。
その他にも第一次世界大戦で使われたフランス軍の爆撃・偵察機「ブレゲー 14」や、ゴムタイヤで走行する鉄道車両「ミシュリーヌ」などミシュラン社が関わった貴重な品々が公開されている。
クレルモン・フェランについて詳しく知りたい!
基本情報

ピュイ・ド・ドーム県クレルモン・フェラン(クレルモンフェラン)/Clermont-Ferrand (PUY-DE-DÔME)
面積:42,67 km2
人口:14万人(2022年現在)
写真1, 7枚目:Photoed by jean-louis Zimmermann – Flickr
写真2, 8枚目:Photoed by Ferrand-Gérard – Flickr
写真3, 4, 9枚目:Photoed by Fred Romero – Flickr
写真5枚目:Photoed by Pascal3012 – Wikipedia
写真6枚目:Photoed by Cyril5C – Wikipedia
2025年6月20日:ページ更新
行き方

パリから直通の在来線が出ており、3時間30分ほどで訪れることが出来ます。
またレンタカーを借りて、オーヴェルニュ地方に点在する小さな村や街巡りの拠点にするのもお勧めです。道中では世界自然遺産にも登録されている火山地帯が生み出す、オーヴェルニュ地方の雄大な自然を車窓から楽しむことが出来ますよ。
パリ・ベルシー駅(Paris-Bercy Bourgogne – Pays d’Auvergne)からSNCFに乗って、クレルモン・フェラン(Clermont-Ferrand)駅下車(約3時間40分)
パリから430km(約4時間10分)
リヨンから170km(約2時間)
パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から460km(約4時間50分)
パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港から200km(約2時間10分)
ミシュラン星付きレストラン

2025年のミシュランガイドで星を獲得した、4つのレストラン(2つ星1店、1つ星3店)を紹介させて頂きます。
ラグジュアリー・ホテル・グループである「ルレ・エ・シャトー」にも加盟する4つ星ホテル内で、同じ名前を冠して営業するミシュラン2つ星のレストラン。シェフであるボーディマン氏のこだわりはオーヴェルニュという土地への愛情に根差しており、毎朝森や山へ入ってはキノコや香草・果物など食材を採取しています。
前菜+メイン+チーズもしくはデザートで構成される木・金曜日お昼のコースは55€からで、その時期にオーヴェルニュ地方で最も美味しい食材が使用されます。まるでお花畑に迷い込んだかのような、見た目にも華やかで可愛らしい料理が魅力となっています。
クレルモン・フェラン市民の台所として親しまれている、サン・ピエール市場の2階で営業しているミシュラン1つ星のレストラン。ポーランド出身のシェフであるアルカディウシュ・ズックマンスキー氏は、パリの有名店などで修行を経て、母国のエッセンスを活かした唯一無二のフランス料理を作り上げました。
簡単な前菜+メイン+デザートで構成される平日お昼のコースは39€から。クレルモン・フェランの中心市街地に位置しているため、観光の合間に食事を楽しむのもお勧めです。
35年間に渡って国内の名立たるミシュラン星付きレストランで修行したジャン=クロード・ルクレール氏が、この街でレストランを開業して以来20年以上に渡って星を守り続けるお店。雑誌のインタビューでは、「私はミシュランの星にストレスを感じるタイプではなく。まずなにより料理の喜びを探しています」と答えるほど料理への愛が感じられます。
前菜+メインもしくはメイン+デザートで構成される平日お昼のコースは40€から。クラシカルな食材にアイデアをプラスした遊び心溢れる料理が人気の秘訣となっていますよ。
この街出身のシェフであるエマニュエル・エブラール氏が有名シェフの元で修行を積んだ後、地元に戻ってきた営業をしているミシュラン1つ星レストランです。肉・野菜・チーズ・卵等、とにかく「地元」との関係性を重要視して、生産者へのリスペクトを持って料理に向き合っています。
5品で構成されるお昼のコースは49€からで、夜のコースは8品で95€からの提供となります。木や石などの自然素材を基調とした、ナチュラルで落ち着きのある空間でゆっくりと食事を楽しむことが出来ますよ。
クレルモン・フェランのお勧めホテル

フランス・オーヴェルニュ地方にある美しい村々を訪れるなら、クレルモン・フェランを拠点にしてみてはいかがでしょうか?
ホテルの予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。この街にあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、中心市街地に位置しているため村の散策に便利なホテルです。大手ホテルチェーンが運営しており、清潔感のある洗練された客室が魅力的です。また大手ホテルチェーンが運営しており、24時間対応のフロントがあるため、初めてフランスに旅行されるという方も安心してご利用頂けますよ。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で210€~280€(朝食別)です。
Booking.comの総合スコア9.0と高評価なこの宿泊施設は、郊外の完成なエリアに佇むラグジュアリーホテルです。ホテル内には価格帯の異なる2つのレストランが併設されているため、予算に応じて食事も楽しむことが出来ます。ただし中心市街地からは少し距離があるため、鉄道などを利用の場合はタクシー等の利用もお勧めです。宿泊者のニーズに応じて値段が異なり、料金は2名1泊で160€~350€(朝食別)。
クレルモン・フェラン近郊の美しい村
オーヴェルニュ
火山性の石を使用した民家や隆起した岩盤の地形など、地域性溢れる村が数多く点在する地域です。オーヴェルニュ風ロマネスク様式と呼ばれる、美しい宗教建築も魅力となっています。

