オルタ・サン・ジュリオ/Orta San Giulio

 

【湖畔に佇む聖なる村】

 

陽の光を浴びて煌めくオルタ湖東岸で静かに時を刻むこの村は、

古くから巡礼の地としてその名を馳せた。

世界遺産にも登録される小高い丘の上に並ぶ礼拝堂群に、

湖上に浮かぶ神秘的な島に佇む大聖堂は人々を魅了。

スイス人作家マルクス・ワーナーの著書「Festland」において

「神の水彩画」と称賛されたその光景は、

奇妙なまでに完全な調和を見せる。

オルタ・サン・ジュリオ/Orta San Giulio

 

【湖畔に佇む聖なる村】

 

陽の光を浴びて煌めくオルタ湖東岸で静かに時を刻むこの村は、古くから巡礼の地としてその名を馳せた。

 

世界遺産にも登録される小高い丘の上に並ぶ礼拝堂群に、湖上に浮かぶ神秘的な島に佇む大聖堂は人々を魅了。

 

スイス人作家マルクス・ワーナーの著書「Festland」において「神の水彩画」と称賛されたその光景は、奇妙なまでに完全な調和を見せる。




世界遺産:サクロ・モンテ

 

中心市街地から続く小路を400m程登った先には、1590年から1788年にかけて建てられた20以上の教会群が姿を現す。イタリア語で「聖なる山」を意味するサクロ・モンテと呼ばれる丘の上に佇んでおり、アッシジの聖フランチェスコの生涯と奇跡の物語りを辿ることが出来るようになっている。

 

2003年には「ピエモンテ州とロンバルディア州のサクリ・モンティ」の一部として世界遺産に登録され、緑豊かな自然と調和するように佇む礼拝堂に祈りを捧げるため、現在でも多くの人々が巡礼に訪れる。また、丘の上からは湖畔に佇むオルタ・サン・ジュリオの街並みを一望することができ、思わず息をのむ美しい光景が広がっている。

世界遺産:サクロ・モンテ

中心市街地から続く小路を400m程登った先には、1590年から1788年にかけて建てられた20以上の教会群が姿を現す。

 

イタリア語で「聖なる山」を意味するサクロ・モンテと呼ばれる丘の上に佇んでおり、アッシジの聖フランチェスコの生涯と奇跡の物語りを辿ることが出来るようになっている。

 

2003年には「ピエモンテ州とロンバルディア州のサクリ・モンティ」の一部として世界遺産に登録され、緑豊かな自然と調和するように佇む礼拝堂に祈りを捧げるため、現在でも多くの人々が巡礼に訪れる。

 

また、丘の上からは湖畔に佇むオルタ・サン・ジュリオの街並みを一望することができ、思わず息をのむ美しい光景が広がっている。

サン・ジュリオ大聖堂

 

オルタ湖に浮かぶサン・ジュリオ島は、大部分を1844年に建てられた神学校が占めている。現在は女子修道院として用いられており、そこで作られた石鹸やレースの刺繍は村の名物となっている。

 

中央で一際存在感を放つサン・ジュリオ大聖堂は、390年に起源を持つ歴史ある教会。現在の建物は12世紀にロマネスク様式の教会として再建されたもので、バロック様式の優美な装飾に彩られた外陣や回廊を備えている。島には舟で渡ることが可能で、湖上から少しずつ近づくにつれ神聖な雰囲気に包まれる。

サン・ジュリオ大聖堂

オルタ湖に浮かぶサン・ジュリオ島は、大部分を1844年に建てられた神学校が占めている。

 

現在は女子修道院として用いられており、そこで作られた石鹸やレースの刺繍は村の名物となっている。

 

中央で一際存在感を放つサン・ジュリオ大聖堂は、390年に起源を持つ歴史ある教会。

 

現在の建物は12世紀にロマネスク様式の教会として再建されたもので、バロック様式の優美な装飾に彩られた外陣や回廊を備えている。

 

島には舟で渡ることが可能で、湖上から少しずつ近づくにつれ神聖な雰囲気に包まれる。

聖ジュリオの伝説

 

村の礎を築いた、聖ジュリオが成し遂げた伝説が語り継がれている。言い伝えによれば、当時サン・ジュリオ島は巨大な蛇とドラゴンが生息していると信じられており、村民は恐れをなしていた。聖ジュリオが4世紀に村を訪れた際に、勇敢にも一人で島へと上陸し怪物を征伐したと伝えられている。

 

サン・ジュリオ大聖堂内では、この伝説を表象する作品の数々を目にすることが出来る。とりわけ怪物討伐の様子が描かれた4本の柱に支えられた説教壇は、イタリア北部のロマネスク美術の傑作と称賛されている。また、地下礼拝堂では聖ジュリオの聖遺物が大切に祀られている。

聖ジュリオの伝説

村の礎を築いた、聖ジュリオが成し遂げた伝説が語り継がれている。

 

言い伝えによれば、当時サン・ジュリオ島は巨大な蛇とドラゴンが生息していると信じられており、村民は恐れをなしていた。

 

聖ジュリオが4世紀に村を訪れた際に、勇敢にも一人で島へと上陸し怪物を征伐したと伝えられている。

 

サン・ジュリオ大聖堂内では、この伝説を表象する作品の数々を目にすることが出来る。

 

とりわけ怪物討伐の様子が描かれた4本の柱に支えられた説教壇は、イタリア北部のロマネスク美術の傑作と称賛されている。

 

また、地下礼拝堂では聖ジュリオの聖遺物が大切に祀られている。

歴史を感じる中心市街地

 

サン・ジュリオ島へと向かう船着き場が佇むモッタ広場は、ルネサンス様式のエレガントな建物が周囲を縁取る。1582年に建てられて以来、自治権を有して暮らしてきた住民達の誇りを象徴する旧市庁舎は、アーケードになっている1階部分と外壁に描かれたフレスコ画が印象的。広場を中心に16世紀から17世紀の館が建ち並び、カフェやレストラン、土産物屋やギャラリーが点在する村内は活気に溢れている。

 

その他にも、1485年に建てられたサンタ・マリア・アッスンタ教会は、柱に花や動物の彫刻が施された正面扉が必見。またツツジとツバキの花々が彩りを添えるガルダ湖沿いは、19世紀ネオクラシカル調の民家が建ち並ぶので湖畔を散歩をするのもお勧め。

歴史を感じる中心市街地

サン・ジュリオ島へと向かう船着き場が佇むモッタ広場は、ルネサンス様式のエレガントな建物が周囲を縁取る。

 

1582年に建てられて以来、自治権を有して暮らしてきた住民達の誇りを象徴する旧市庁舎は、アーケードになっている1階部分と外壁に描かれたフレスコ画が印象的。

 

広場を中心に16世紀から17世紀の館が建ち並び、カフェやレストラン、土産物屋やギャラリーが点在する村内は活気に溢れている。

 

その他にも、1485年に建てられたサンタ・マリア・アッスンタ教会は、柱に花や動物の彫刻が施された正面扉が必見。

 

またツツジとツバキの花々が彩りを添えるガルダ湖沿いは、19世紀ネオクラシカル調の民家が建ち並ぶので湖畔を散歩をするのもお勧め。

オルタ・サン・ジュリオについて詳しく知りたい!

イタリアの最も美しい村

ノヴァーラ県オルタ・サン・ジュリオ(オルタ・サン・ジューリオ、オルタサンジュリオ、オルタサンジューリオ)

Orta San Giulio (NOVARA)

面積:6,81km2

人口:1,262人(2017年現在)

世界文化遺産:ユネスコ(U.N.E.S.C.O.)

  • 登録名:ピエモンテ州とロンバルディア州のサクリ・モンティ(Sacri Monti of Piedmont and Lombardy)

登録建築物群:オルタのサクロ・モンテ (Sacro Monte di Orta)

2018年5月11日:ページ更新

2020年10月27日:ページ更新

行き方

村内にはオルタ・ミアジーノ駅があるため、公共交通機関のみでも訪れる事が可能です。ただし、中心市街地まで徒歩で30分ほどの距離があるので注意が必要です。

 

2017年に訪れた際は、ミラノからレンタカーを利用しました。ミラノ・マルペンサ空港からも1時間程で訪れる事が出来るため、空港から車を借りて直接訪れるのもお勧めです。

ミラノ中央駅から電車でノヴァラ(Novara)駅で乗り換え、オルタ・ミアジーノ(Orta-Miasino)駅下車(約2時間)。

オルタ・ミアジーノ(Orta-Miasino)駅から、オルタ・サン・ジュリオ市役所まで徒歩で約30分。

ミラノ(Milano)から、高速道路A8号線(途中A26号線と合流)アロナ(Arona)出口から約16km(約1時間30分)

ミラノ・マルペンサ空港(AEROPORTO MALPENSA)から42km

レストラン

リゾートやバカンスに人気の観光地ということもあり、村内では多くの飲食店が営業しています。

 

この村のミシュラン星付きレストランを紹介させて頂きますので、参考にして頂ければ幸いです。

2020年度のミシュランガイドで2つ星に輝いたこの店は、最高のおもてなしを提供することを約束するラグジュアリー・ホテル・ブランド「ルレ・エ・シャトー」にも認められているホテルに併設されたレストランです。イタリアを代表する若き天才シェフ、アントニーノ・カンナヴァッチュオーロが作り出す料理は、繊細な芸術品かのように人々を魅了。1879年に建てられた豪邸を改装して作られた上質の空間で味わう、絶品の料理は忘れられない一時を約束します。。フレンチの巨匠ジョエル・ロブション氏に才能を見出された天才、グレゴリー・ミラー(Grégory Mirer)が作り出すプロヴァンス料理は独創的で繊細。酸味やクリーミーさ、サクサクとした食感を巧みに操り、五感を呼び覚ますような味が魅力です。

 

コース料理は1人160€からと少し値は張りますが、特別な記念日などに利用してみてはいかがでしょうか?

2020年度のミシュランガイドで1つ星に輝いたこの店は、中心広場から続く活気溢れる路地に面しているレストランです。5年間このレストランで副料理長を務めたアンドレア・モネシ・シェフが先代から店を引き継いだ後も、高いクオリティを維持し続けています。純白の食器を彩る料理の数々は、どれも上質で非日常を感じさせる一品ばかり。そんな洗練された見た目とは対照的に、母親の愛情たっぷりの料理を食べて育った幼少期が自身の料理に強く影響を与えていると語るシェフの料理はどこか優しく家庭的な味わいを楽しめます。

 

本格的なイタリアを楽しみたいという方にお勧めで、コース料理は90€から提供しています。

オルタ・サン・ジュリオのお勧めホテル

村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。

 

イタリアの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。2017年に実際に宿泊したホテルを含め、オルタ・サン・ジュリオにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。

Booking.comのロケーション・スコア9.2と高評価なこの宿泊施設は、中心市街地とオルタ湖を一望することの出来る高台に位置するホテルです。サクロ・モンテへも近道で登ることが出来るので、村の散策にも便利です。客室は清潔感があり、フロントには24時間スタッフが待機しているので小さな村の旅行が初めてという方にも安心です。宿泊者のニーズに応じた様々なグレードの部屋があり、料金は2名1泊で110€~290€(朝食別)です。

 

4名まで宿泊可能な客室も備えているので、ご家族での利用もお勧め(4名1泊で200€から)です。

Booking.comの総合スコア9.4と高評価なこの宿泊施設は、前項目で紹介しているミシュラン二つ星レストランが併設されたホテルです。少しオリエンタルな印象を抱かせる独特な形の屋根が印象的。サクロ・モンテのある丘のすぐ近くに位置しており、村の散策にも便利です。豪華でエレガントな内装は一流ホテルの風格が漂っていて、記念日など特別な日に利用すれば忘れられない思い出になりますよ。宿泊者のニーズに応じた様々なグレードの部屋があり、料金は2名1泊で470€~1100€(朝食込)です。

Booking.comの総合スコア9.3と高評価なこの宿泊施設は、中心市街地からは少し離れた閑静なエリアに佇んでいます。内装には木材は多く用いられていて、温かみを感じる空間。広々とした庭も有していており、自然の中でのんびりとした滞在が楽しめます。中心市街地まで少し距離がありますが、オルタ・ミアジーノ駅まで700mほどの立地なので電車でこの村を訪れるという方にもお勧めです。宿泊者のニーズに応じた様々なグレードの部屋があり、料金は2名1泊で120€~120€(朝食込)です。

 

3人まで宿泊可能な客室もあるので、ご家族での利用もお勧めです(3名1泊で150€)。



Booking.com




スポンサーリンク




次の美しい村を巡る