大鹿村/Ooshika
【南アルプス山麓に佇む歌舞伎の村】
南アルプスの急峻な山々に囲まれたこの村は、
日本を代表する山村集落の景観が残り、
昔から変わらぬ静かな時を刻んで佇んでいる。
江戸時代から受け継がれている農村歌舞伎は、
多くの人々に愛され続けているこの村の名物。
初夏にはヒマラヤンブルーと形容される青いケシの花が見ごろを迎え、
その神秘的な美しさで全国の写真や花の愛好家を魅了している。
南アルプスの急峻な山々に囲まれたこの村は、
日本を代表する山村集落の景観が残り、
昔から変わらぬ静かな時を刻んで佇んでいる。
江戸時代から受け継がれている農村歌舞伎は、
多くの人々に愛され続けているこの村の名物。
初夏にはヒマラヤンブルーと形容される青いケシの花が見ごろを迎え、
その神秘的な美しさで全国の写真や花の愛好家を魅了している。
目次【本ページの内容】
南アルプスの急峻な山々に囲まれたこの村は、日本を代表する山村集落の景観が残り、昔から変わらぬ静かな時を刻んで佇んでいる。
江戸時代から受け継がれている農村歌舞伎は、多くの人々に愛され続けているこの村の名物。
初夏にはヒマラヤンブルーと形容される青いケシの花が見ごろを迎え、その神秘的な美しさで全国の写真や花の愛好家を魅了している。
目次【本ページの内容】
なだらかな傾斜地に佇む上蔵(わぞ)集落は、曲がりくねった道端に素朴で田舎らしい花々が顔を覗かせそぞろ歩きが楽しめる。小路に逸れれば石垣の上に日本らしい民家が多く残っており、まるでおばあちゃんの家に帰ってきたかのような安心感を与えてくれる。
南北朝時代(14世紀)にこの辺り一帯を治めた大河原城の跡も残る。現在は空堀が残るのみだが、かつては自然の要塞として名を馳せ、後醍醐天皇の皇子だった宗良親王を招いた由緒正しき城として知られている。
なだらかな傾斜地に佇む上蔵(わぞ)集落は、曲がりくねった道端に素朴で田舎らしい花々が顔を覗かせそぞろ歩きが楽しめる。
小路に逸れれば石垣の上に日本らしい民家が多く残っており、まるでおばあちゃんの家に帰ってきたかのような安心感を与えてくれる。
南北朝時代(14世紀)にこの辺り一帯を治めた大河原城の跡も残る。
現在は空堀が残るのみだが、かつては自然の要塞として名を馳せ、後醍醐天皇の皇子だった宗良親王を招いた由緒正しき城として知られている。
上蔵集落の入口には、国の重要文化財にも指定されている福徳寺が構えている。その歴史は1160年に遡り、室町時代前期に建てられた現在の本堂は長野県で2番目に古い木造建築としても知られている。
本堂内には平安時代後期に作られた木造薬師如来坐像や阿弥陀如来坐像などが大切に祀られている。この村を訪れた宗良親王も、この寺で祈願したと伝えられている。
上蔵集落の入口には、国の重要文化財にも指定されている福徳寺が構えている。
その歴史は1160年に遡り、室町時代前期に建てられた現在の本堂は長野県で2番目に古い木造建築としても知られている。
本堂内には平安時代後期に作られた木造薬師如来坐像や阿弥陀如来坐像などが大切に祀られている。
この村を訪れた宗良親王も、この寺で祈願したと伝えられている。
この村の最も奥深くの場所に佇む釜沢集落は急峻な斜面に民家が点在し、「日本のチベット」と称される秘境として知られている。
上蔵集落を離れこの村に隠居した宗良親王が「もしこの目の前の山が除かれたなら,もう少し都が近くなる気がするのに・・・」と嘆いたとされる除山をはじめ、南アルプスの雄大な自然が周囲を取り囲んでいる。
この村の最も奥深くの場所に佇む釜沢集落は急峻な斜面に民家が点在し、「日本のチベット」と称される秘境として知られている。
上蔵集落を離れこの村に隠居した宗良親王が「もしこの目の前の山が除かれたなら,もう少し都が近くなる気がするのに・・・」と嘆いたとされる除山をはじめ、南アルプスの雄大な自然が周囲を取り囲んでいる。
明和4年(1767)年に「狂言」が催されて以来、240年以上の歴史を持つ農村歌舞伎。現在も村民によって大切に受け継がれており、2017年には地芝居として初めて国の無形民俗文化財に指定された。「六千両後日の文章・重忠館の段」は大鹿歌舞伎以外では見ることが出来ない伝承演目の一つとなっており、日本全国の歌舞伎ファンを集めている。
毎年春と秋の2回の定期公演が行われており、5月3日には大河原地区にある大磧神社で、10月の第3日曜日には市場神社で歌舞伎が演じられる。オーストリア・ドイツ・イタリアなどで海外公演も催され、世界中の人からも賞賛された。おひねり(紙などにくるんだ小銭)を舞台に投げ込みながら、地元の人々と一緒になって舞台鑑賞を楽しみたい。
明和4年(1767)年に「狂言」が催されて以来、240年以上の歴史を持つ農村歌舞伎。
現在も村民によって大切に受け継がれており、2017年には地芝居として初めて国の無形民俗文化財に指定された。
「六千両後日の文章・重忠館の段」は大鹿歌舞伎以外では見ることが出来ない伝承演目の一つとなっており、日本全国の歌舞伎ファンを集めている。
毎年春と秋の2回の定期公演が行われており、5月3日には大河原地区にある大磧神社で、10月の第3日曜日には市場神社で歌舞伎が演じられる。
オーストリア・ドイツ・イタリアなどで海外公演も催され、世界中の人からも賞賛された。
おひねり(紙などにくるんだ小銭)を舞台に投げ込みながら、地元の人々と一緒になって舞台鑑賞を楽しみたい。
長野県大鹿村
面積:248.28km2
人口:997人(2018年4月1日現在)
国選択無形民俗文化財:文化庁
重要文化財:文化庁
2018年6月19日:ページ更新
2021年1月2日:ページ更新
この街の見どころは点在しているため、車があると便利です。
ただし道中は非常に険しく、道路のすぐ脇は崖となっている所も多いため、注意して運転してください。
新宿高速バスターミナル 新宿―飯田線 松川バス停下車(約3時間45分)
阪急三番街高速バスターミナル 大阪-伊那・箕輪線 松川バス停下車(約4時間30分)
名鉄バスターミナル 大阪-伊那・箕輪線 松川バス停下車(約2時間30分)
横浜駅 横浜-伊那・駒ヶ根・飯田線 松川バス停下車(約4時間30分)
松川バス停から、大鹿線・鳥倉線「松川インター」バス停に移動し、伊那バス大鹿線で約1時間
東京から280km(約3時間40分)
名古屋から250km(約2時間20分)
2018年にオープンしたばかりの「道の駅歌舞伎の里大鹿」では、この村の特産品を数多く取り揃えています。観光案内所も併設されているので、ぜひ立ち寄ってみると良いでしょう。
ここでは大鹿村を訪れたらぜひ味わいたい、お勧めの味を紹介させて頂きます。
旧大河原村と旧鹿塩村が合併したことで誕生した大鹿村は、その名にちなんだ美味しい特産品で訪れる人々を魅了しています。
特に湧き出る塩泉を煮沸かして生産される山塩は、まろやかな甘みが楽しめるこの村の特産品です。
またこの村で獲れる鹿肉(ジビエ)は柔らかな赤身を楽しめる一品で、肉本来の旨味を感じることが出来ます。
道の駅の中で営業している「おい菜」というレストランで鹿肉のステーキを提供しているので、ぜひとも味わってみてはいかがでしょうか?
「中尾早生」という品種の大豆は、この村を代表するブランド大豆として知られています。
特にこの大豆から作られた豆腐は、ほど良い弾力にコクのある味わいが特徴で、この村の山塩と共に食べるのもお勧めですよ。
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
大鹿村では、古き良き時代を感じさせてくれる宿が点在しています。その中でも海水とほとんど同じ濃度の塩泉を利用した鹿塩温泉は、秘湯として知られています。宿泊すれば、この村に流れるのんびりとした時間に浸ることが出来ますよ。