モレリャ

Morella

天空に浮かぶ要塞の村

カステリョンの山あいの奥深く標高約1000mの丘に、モレリャの村は突如として現れる。全長約2,5kmの城壁に囲まれ、巨大な岩山の上に鎮座する城からは今にも中世の兵士が飛び出してきそうな圧巻の光景である。

 

モレリャの歴史は古く、旧石器時代にスペインで初めて形成された村の一つと言われている。その後ケルト族の入植、次いで5世紀にヴァンダル族、8世紀にイスラム系のベルベル族が支配を行った。1232年にアラゴン王ハイメ1世 によるレコンキスタが行われ国王の直轄領となった。

 

村の中央部に位置するサンタ・マリア教会では、往時の繁栄を伺うことが出来る。ゴシック様式の建築で使途の門や処女の門と素晴らしく調和している。内部も螺旋階段や繊細な彫刻の数々、1717年に作られたTorull のパイプオルガンなど非常に美しい。

 

伝統的なお祭りも必見で、とりわけ6年周期で8月に開催される「Sexenni」では手作りの花吹雪が舞い散る中、盛大にパレードが行われる。その他、1月中旬に開催される聖アントニオ祭りでは火を噴く山車が村内を巡り、サンタ・マリア教会の前で演劇をする傍ら巨大な樹木が捧げられ焼かれる。

 

メインストリートではレストランが立ち並び、村近郊で取れた特産品の子羊肉や豚肉、ソーセージ・ハム・乾燥肉といった肉加工品を味わうことが出来る。

 

スローシティ/チッタスロー(Città Slow / Cittaslow)にも加盟するなど、伝統的な暮らしを大切にしていることがよくわかる。この村を訪れると、栄光と共に流れた歴史が作り出す景観にただただ圧倒される。

カステリョン県モレリャ(モレーリャ、モレージャ)/Morella (スペイン語:CASTELLÓN、カタルーニャ語:CASTELÓ)

面積:413,5km2

人口:2,441人(2017年現在)

公共交通機関の場合:

マドリッド駅またはバルセロナ駅から、カステリョン(Castellón de la Plana)駅下車。

カステリョン駅隣りのバスターミナルから、モレリャ行きのバスあり。

車の場合:

バルセロナから約3時間30分

飛行機の場合:

バレンシア空港から約2時間30分

「スペインの最も美しい村」協会 加盟村(2013年より加盟)

スローシティ/チッタスロー(Città Slow / Cittaslow)

  • スペインチッタスロー協会 加盟

2018年5月2日:ページ更新

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