モンフランカン

Monflanquin

現代芸術が命を吹き込む中世の街バスティード

トゥルノン・ダジュネ(Tournon d’Agenais)とペリゴール(Périgord)の間、モンフランカンの村の周りには、『赤と黒』などの著作で知られる作家スタンダール(Stendhal)に「小さなトスカーナ(Petite Toscane)」と称された美しい風景が広がっている。村の高台に位置するキャップ・デル・ペッシュ(Cap del pech)からはレード渓谷(la vallée de la Lède)の素晴らしい眺めを一望できる。

 

1256年に、フランス国王ルイ9世(Saint Louis)の弟、アルフォンス・ド・ポワティエ(Alphonse de Poitiers)によって礎が築かれたモンフランカンの村は、フランス南西部におけるフランス、イギリス、トゥールーズ候の間で奪い合いが行われた300を超える中世のバスティード(城塞都市)の一つである。中央広場にある観光協会にはバスティード博物館が併設されており、中世に出来た新しい街の歴史について紹介されているので興味のある人は訪れてみると良い。

 

13世紀の終わりには、バイイ裁判所管区が置かれる街となり、頑強な扉の設けられた城壁に囲まれた。上部には街を守るための塔を備えていたが、宗教戦争によって対立し、1662年に国王の命によって取り壊された。

 

そうした争いに巻き込まれたものの、モンフランカンの村は現在でも往時の特徴を有しており、バスティードの特徴である碁盤の目のように道が並ぶ街の中心の広場には人が集まり、中世のコロンバージュ様式が美しいプランス・ノワールの家のほか、ギャラリーやレストランなどが石の柱に支えられた屋根付きのアーケードに納められている。

 

ちなみに、プランス・ノワール(※黒い王子の意)とは、イングランド王エドワード3世の長子であるイングランド王太子エドワード・オブ・ウッドストック(Edward of Woodstock)に由来している。

 

12月の第1月曜日を最終日とする4日間は、聖アンドレ祭りが開催される。様々なアトラクションと共に、住民や訪問客分け隔てなく鳥の丸焼きなどを味わうことが出来る。そんな、田舎的でコンヴィヴィアルなお祭りは現代を生きる私たちにとってなんとも魅力的に映るだろう。

 

また、村にはアーティスト・レジデンスが併設されたポレン現代美術センターが置かれ、毎年世界中から芸術家を招き、文化・芸術の振興に貢献をしている。一年を通して、企画展が行われているのでぜひ足を運びたい。

 

中世から変わらぬ街並みに、魅力的な文化が命を吹き込む。一年を通じて活動的なモンフランカンの村は、強い鼓動を感じる生きた村の代表例である。

ロット・エ・ガロンヌ県モンフランカン/Monflanquin(LOT-ET-GARONNE)

面積:62,21km2

人口:2,315人(2015年現在)

公共交通機関の場合:

パリモンパルナス駅(Paris Montparnasse 1 et 2)からTGVに乗って、ボルドー・サンジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)駅下車(約2時間10分)

ボルドー・サンジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)駅からSNCFに乗って、ベルジュラック(Bergerac)駅下車(約1時間40分)

ベルジュラック(Bergerac)駅からタクシーに乗って、モンフランカンへ(※約50分)

車の場合:

ボルドー(Bordeaux)から150km(約2時間10分)

トゥールーズ(Toulouse)から140km(約2時間10分)

飛行機の場合:

ボルドー・メリニャック空港から160km(約2時間10分)

トゥールーズ・ブラニャック空港から150km(約2時間00分)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村

2018年12月04日:ページ更新

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