グリュイエール/Gruyères
【絶品チーズが生まれた城下町】
グリュイエール・チーズ揺籃の地として、
その名を世界に知られるこの村。
周囲の緑生い茂る山々で放牧される
牛達に付けられた鐘の音が爽やかに響き渡り、
丘の上にはこの地域一帯を治めた公爵の城が村を見守るように佇む。
15世紀から17世紀に建てられた多くの館が美しく建ち並び、
訪れる者に目と舌を喜ばせる忘れられない滞在を約束する。
グリュイエール・チーズ揺籃の地として、
その名を世界に知られるこの村。
周囲の緑生い茂る山々で放牧される
牛達に付けられた鐘の音が爽やかに響き渡り、
丘の上にはこの地域一帯を治めた公爵の城が村を見守るように佇む。
15世紀から17世紀に建てられた多くの館が美しく建ち並び、
訪れる者に目と舌を喜ばせる忘れられない滞在を約束する。
グリュイエール・チーズ揺籃の地として、その名を世界に知られるこの村。
周囲の緑生い茂る山々で放牧される牛達に付けられた鐘の音が爽やかに響き渡り、丘の上にはこの地域一帯を治めた公爵の城が村を見守るように佇む。
15世紀から17世紀に建てられた多くの館が美しく建ち並び、訪れる者に目と舌を喜ばせる忘れられない滞在を約束する。
この村の名前は、この地で鶴(grue)を仕留め村の礎を築いたとの伝説が残る偉人グリュリウス(Grurius)に由来している。村の紋章に鶴が描かれているのは、そのためである。
グリュイエール公の名は11世紀の文献にすでに表れている。以後、グリュイエール家は広大な土地を支配し続け、サヴォワ公国の従属となりながらも独立を維持した。しかしグリュイエール家最後の領主ミシェル公は、1544年に当時ベルン公国とフリブール公国との争いに巻き込まれる形で、領主権を売却せざるを得なくなってしまった。
主に13世紀から発展を遂げたこの小さな村は、封建制時代の名残を見事に留めている。特に15世紀の城壁、シュピア・バルバ(Chupia-Bârba)と呼ばれる四角い塔やベリュアール(Belluard)と呼ばれる15世紀の櫓(やぐら)門は、完全な状態で残されている。
この村の名前は、この地で鶴(grue)を仕留め村の礎を築いたとの伝説が残る偉人グリュリウス(Grurius)に由来している。村の紋章に鶴が描かれているのは、そのためである。
グリュイエール公の名は11世紀の文献にすでに表れている。以後、グリュイエール家は広大な土地を支配し続け、サヴォワ公国の従属となりながらも独立を維持した。
しかしグリュイエール家最後の領主ミシェル公は、1544年に当時ベルン公国とフリブール公国との争いに巻き込まれる形で、領主権を売却せざるを得なくなってしまった。
主に13世紀から発展を遂げたこの小さな村は、封建制時代の名残を見事に留めている。
特に15世紀の城壁、シュピア・バルバ(Chupia-Bârba)と呼ばれる四角い塔やベリュアール(Belluard)と呼ばれる15世紀の櫓(やぐら)門は、完全な状態で残されている。
小高い丘の上にあるグリュイエール城は12世紀に建設され、1480年以降の大規模な改修を経て、現在も威厳ある姿で聳え立っている。とりわけ、13世紀に円状の中庭を囲むように築かれたサヴォワ公国風の主塔は必見である。1555年以降はフリブール公国のバイイ裁判所として用いられ、1848年にはジュネーブの名門だったボヴィ家へと渡った。1938年からは、フリブール州政府の管理となりグリュイエールの歴史を伝える遺産として一般に公開されている。
城の内部のサル・デ・シュヴァリエ(※騎士団の部屋の意)には、フランス人画家ジャン=バティスト・カミーユ・コローやスイス人画家バルテルミ・メンによって描かれた風景画が飾られているので、ぜひとも鑑賞したい。また城の中庭には15世紀に再建された、サン・ジャン・ペティスト礼拝堂があるので併せて見てみると良いだろう。大切に守られ続けている15世紀のステンドグラスは必見の美しさである。
小高い丘の上にあるグリュイエール城は12世紀に建設され、1480年以降の大規模な改修を経て、現在も威厳ある姿で聳え立っている。
とりわけ、13世紀に円状の中庭を囲むように築かれたサヴォワ公国風の主塔は必見である。
1555年以降はフリブール公国のバイイ裁判所として用いられ、1848年にはジュネーブの名門だったボヴィ家へと渡った。
1938年からは、フリブール州政府の管理となりグリュイエールの歴史を伝える遺産として一般に公開されている。
城の内部のサル・デ・シュヴァリエ(※騎士団の部屋の意)には、フランス人画家ジャン=バティスト・カミーユ・コローやスイス人画家バルテルミ・メンによって描かれた風景画が飾られているので、ぜひとも鑑賞したい。
また城の中庭には15世紀に再建された、サン・ジャン・ペティスト礼拝堂があるので併せて見てみると良いだろう。
大切に守られ続けている15世紀のステンドグラスは必見の美しさである。
中央の広場から少し下ったところには、サン・テオデュール教会が佇んでいる。外陣は1860年、内陣は1731年にそれぞれ建てられ、教会正面の鐘楼には1680年に作られた玄関口がそのまま残されている。
また、村の郊外には、1307年に設立されたパール・デュー・カルトゥジオ会修道院がある。1848年に活動を終えてしまったため、修道院の関係施設のほとんどは無くなってしまったが、現在でも城壁と教会、メインに使われていた建物が大切に残されている。時間が許せば足を運んでみると良いだろう。
中央の広場から少し下ったところには、サン・テオデュール教会が佇んでいる。
外陣は1860年、内陣は1731年にそれぞれ建てられ、教会正面の鐘楼には1680年に作られた玄関口がそのまま残されている。
また、村の郊外には、1307年に設立されたパール・デュー・カルトゥジオ会修道院がある。
1848年に活動を終えてしまったため、修道院の関係施設のほとんどは無くなってしまったが、現在でも城壁と教会、メインに使われていた建物が大切に残されている。時間が許せば足を運んでみると良いだろう。
レストランやお店が建ち並ぶ中央通り沿いには、中世の歴史ある館が数多く建ち並んでいる。とりわけ14世紀にグリュイエール公に仕えた道化師シャラママの名で呼ばれる家は、細かな装飾が施された窓が見事である。
16世紀に建てられたラ・カルヴェールという建物には、見事なキリストの彫像が飾られている。18世紀には塩の売買所として使われ、現在は芸術家がやって来て作品を展示するギャラリーとして用いられている。
また、アメリカSF映画の傑作『エイリアン』などのキャラクター・デザインを手がけたこの村ゆかりのシュルレアリスト造形作家H・R・ギーガー美術館では、その唯一無二の世界観に多くの人々が惹きつけられている。
レストランやお店が建ち並ぶ中央通り沿いには、中世の歴史ある館が数多く建ち並んでいる。
とりわけ14世紀にグリュイエール公に仕えた道化師シャラママの名で呼ばれる家は、細かな装飾が施された窓が見事である。
16世紀に建てられたラ・カルヴェールという建物には、見事なキリストの彫像が飾られている。
18世紀には塩の売買所として使われ、現在は芸術家がやって来て作品を展示するギャラリーとして用いられている。
また、アメリカSF映画の傑作『エイリアン』などのキャラクター・デザインを手がけたこの村ゆかりのシュルレアリスト造形作家H・R・ギーガー美術館では、その唯一無二の世界観に多くの人々が惹きつけられている。
フリブール州グリュイエール/Gruyères (FRIBOURG)
面積:28,38 km2
人口:2,200人(2018年現在)
2020年03月26日:ページ更新
2020年8月15日:ページ更新
フリブール州の州都が置かれたフリブールから電車で訪れる事が可能です。ただし、グリュイエール駅前から旧市街まで少し距離があるので注意が必要です。
2019年に訪れた際は、ジュネーブから車で案内して頂きました。旧市街の入口に広い有料駐車場が整備されており、車での移動も安心です。
ベルン中央駅(Bern Hauptbahnhof)からスイス連邦鉄道に乗って、フリブール駅(Fribourg)およびビュル駅(Bulle)で乗り換え、グリュイエール駅(Gruyères)駅下車。(約1時間40分、ただしベルン―ビュル間直通電車の場合は約2時間)
グリュイエール駅前から、グリュイエール旧市街まで徒歩で約20分
ベルンから70km(約50分)
ジュネーヴから130km(約1時間30分)
チューリッヒから190km(約2時間)
ジュネーヴ・コアントラン国際空港空港から120km(約1時間20分)
バル=ミュールーズ空港から170km(約1時間50分)
チューリッヒ空港から190km(約2時間)
人口2,200人ほどで、「スイスの最も美しい村」協会の中では中規模な村です。グリュイエール城はスイス屈指の人気観光地ということもあり、城へと向かう大通り沿いを中心に多くのレストランが営業しています。
2019年に実際に利用したグリュイエールのお勧めレストランを紹介させて頂きますので、参考にして頂ければ幸いです。
2019年夏、村議会議員の方に村を案内して頂いた際に、お勧めして頂いたのがこのレストラン。中央広場へと向かう賑わいのある通り沿いに面しています。住民の方も多く利用していて、地元の方にも愛されるレストランという感じがしました。
お洒落な外観の店内は、木材が豊富に使用されており、スイスらしいとても可愛らしい空間で食事を楽しむことが出来ます。私たちが注文したのは、村名産のグリュイエール・チーズを贅沢に使用したチーズ・フォンデュ。同じくこの地域特産のヴァシュラン・チーズと一緒に溶かして作られる、モワティエ・モワティエと呼ばれるスイスの定番の味を頂き、その深い味わいの虜になってしまいました。
人気の観光地なので、土産店や芸術家のギャラリーなどが軒を連ね、散策するだけでも楽しめます。
ここではグリュイエールを訪れたらぜひ味わいたい、お勧めの味を紹介させて頂きます。
この村の名を冠したチーズ「グリュイエール」をはじめ、「ヴァシュラン・フリブルジョワ」など絶品のハードタイプのチーズを味わうことが出来ます。特に熟成の違いに応じて味が変化するので、食べ比べもお勧めです。
村の郊外にある「ラ・メゾン・デュ・グリュイエール」では、その製造や熟成の様子を見学できます。併設された直売所ではチーズの購入、レストランではチーズを使った料理を味わうことが出来るので、ぜひとも訪れてみるのがお勧めです。
通常より脂肪分が高い(45%以上)濃厚な生クリームは、この地方の名物です。イチゴやフランボワーズといったフルーツや、サクサクのメレンゲと一緒に食べるのが定番の食べ方。
ちなみにクレーム・ドゥーブルは、伝統的に子供のおやつとして食べられていたこの地方の郷土料理なのだそうです。酪農が盛んな村ならではの贅沢な話ですよね。
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
スイスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。グリュイエールにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comのロケーション・スコア9.7と高評価なこの宿泊施設は、村で最も賑やかな中央通り沿いに位置しており散策に便利です。300年以上の歴史ある建物を利用しており、昔ながらの趣溢れる内装を楽しめます。併設されたレストランでは本格的なフランス料理も楽しむことが出来るため、食事も安心です。料金は2名1泊で150€(朝食別)です。
こちらの宿泊施設も土産物店やレストランが建ち並ぶ中央通り沿いに位置しており、Booking.comのロケーション・スコア9.7と高い評価を受けています。木のぬくもりを感じることの出来る内装は、安心感がありリラックスした滞在が楽しめます。宿泊客は併設されたレストランやショップを10%割引で利用する優待を受けることが出来るので、お得に滞在することが出来ますよ。宿泊者のニーズに応じた様々なグレードの部屋があり、料金は2名1泊で140€~220€(朝食込)です。
4人まで宿泊可能なファミリー用の客室も用意されているので、家族旅行にもお勧めです(4名1泊で220€)。
Booking.comの総合スコア9.5と高評価なこの宿泊施設は、グリュイエール城へと続く道沿いにあるH・R・ギーガー美術館のすぐ目の前に位置しており村のどこへ行くにも便利です。スイスらしい可愛らしい内装の客室が魅力。また、フレンドリーで温かいホストの方の人柄も人気の理由となっているようです。料金は2名1泊で160€です。
また簡易キッチンを備えた4人まで宿泊可能な客室は、家族での利用にもお勧めです(4名1泊で290€)。
【一緒に訪れたい美しい村】
グリュイエールから車で40分(50km)