ベルヴェス

Belvès

9つの鐘楼が見守る高台の村

緑豊かなノーズ(Nauze)渓谷の丘の上に佇むヴェルヴェスの村からは、ペリゴール・ノワール地方の壮大なパノラマを見渡すことが出来る。

 

村は城壁に囲まれ、かつてのボルドー大司教であり、14世紀にはローマ教皇を務めたクレメンス5世(Clément V)の命により教皇領として保護されていたのだが、戦略的な重要性から幾多の歴史的動乱を経験してきた。百年戦争の際にはイギリス軍によって9度も繰り返し包囲・侵略され、宗教戦争の際にはプロテスタント軍の襲撃を受けた。

 

争いに巻き込まれたベルヴェスの村だが、今日では多様な時代から受け継ぐ数々の遺物を見学することが出来る。例えば、地下に建てられた穴居式住宅では13世紀~18世紀の貧しい村人の日常的な生活を垣間見ることが出来る。また改造前の洞窟には、先史時代から人々が住んでいたと考えられており、この土地の果てしない歴史の深さにも触れることが出来るだろう。

 

カストラム(Castrum)と呼ばれる要塞化された場所では、村の11世紀からの繁栄の歴史を見て取ることが出来る。城門と共に、中世の街の主塔として用いられていたオーディトゥールの塔(Tour de l’Auditeur)や、15世紀に建てられた鐘楼などが残されている。

 

14~16世紀のベルヴェスの城では、応接間を見学することが出来る。1470年時のベルヴェスの歴史的な場面や中世ヨーロッパの九偉人(Neuf Preux)が描かれた壁画は見事である。

 

ルネサンス絵画が数多く残されているノートル・ダム・ド・ラサンプション教会(Église Notre-Dame-de-l’Assomption)や13世紀に建てられたノートル・ダム・ド・モンキュ教会(Église Notre-Dame de Montcuq)なども威厳溢れる堂々とした姿で私たちを迎える。

 

その他にも、1882年に建てられたネオ・ゴシック様式の家や、16世紀の執政官の館(Maison des Consuls)とフィロルの塔(Tour des Filhols)、フランボワイヤン・ゴシック様式とルネサンス様式が混ざり合う館やホテルなどが街に点在し、散策していて飽きることがない。

 

村の中心の広場には、15世紀に建てられ、16世紀に拡張された旧市場が残されている。毎週土曜日はマルシェが開催され、人々で賑わいを見せる。フォワグラやトリュフなどペリゴール地方の旬の味覚を購入することが出来るので、ぜひ試してみると良いだろう。

 

べセード(Bessède)の果てしない森へと続く村への門では、毎年山道に道しるべを立て、ハイキングや乗馬、オフロード・バイクを楽しむ人々を受け入れている。

 

村内には9つの鐘楼が残されているので、村を訪れた際にはすべての塔を探して歩くのも楽しいだろう。歩き疲れた時にも、清らかな鐘の音が私たちを癒してくれる。

ドルドーニュ県ベルヴェス(ベルベス)/Belvès (DORDOGNE)

面積:23,66 km2 

人口:1,339人(2015年現在)

公共交通機関の場合:

パリ・モンパルナス駅(Paris Montparnasse 1 et 2)、ボルドー・サンジャン駅(Bordeaux Saint-Jean)駅、もしくはトゥールーズ・マタビオ駅(Toulouse Matabiau)からTGVに乗って、アジャン駅(Agen)へ。(それぞれ約3時間20分、1時間10分、1時間10分)

アジャン駅(Agen)からSNCF在来線に乗り換えて、ベルヴェス駅(Belvès)下車(約1時間30分)

SNCFベルヴェス駅から旧市街まで歩いて約20分

車の場合:

ボルドー(Bordeaux)から180km(約2時間30分)

トゥールーズ(Toulouse)から190km(約2時間30分)

飛行機の場合:

ボルドー・メリニャック空港から180km(約2時間30分)

トゥールーズ・ブラニャック空港から170km(約2時間30分)

「フランスの最も美しい村」協会 加盟村

2019年01月15日:ページ更新

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