オーブテール・シュル・ドロンヌ/Aubeterre-sur-Dronne
【岩盤に築かれた巨大な地下教会堂】
シャラント地方とペリゴール地方を分かつ断崖を背に佇むこの村からは、
ドロンヌ川が生み出す緑豊かな渓谷を見渡すことが出来る。
スペインのサンディアゴ巡礼のための宿場町として栄え、
豊かな宗教建築の数々が残され人々を魅了する。
深い朱色の瓦屋根と花々が彩る木製のバルコニーを備えた
白壁の民家が建ち並び、異国情緒漂う街並みが広がっている。
シャラント地方とペリゴール地方を分かつ断崖を背に佇むこの村からは、
ドロンヌ川が生み出す緑豊かな渓谷を見渡すことが出来る。
スペインのサンディアゴ巡礼のための宿場町として栄え、
豊かな宗教建築の数々が残され人々を魅了する。
深い朱色の瓦屋根と花々が彩る木製のバルコニーを備えた
白壁の民家が建ち並び、異国情緒漂う街並みが広がっている。
シャラント地方とペリゴール地方を分かつ断崖を背に佇むこの村からは、ドロンヌ川が生み出す緑豊かな渓谷を見渡すことが出来る。
スペインのサンディアゴ巡礼のための宿場町として栄え、豊かな宗教建築の数々が残され人々を魅了する。
深い朱色の瓦屋根と花々が彩る木製のバルコニーを備えた白壁の民家が建ち並び、異国情緒漂う街並みが広がっている。
11世紀にこの地域を治めていたオーブテール公により城が築かれて以来、村の要塞化が進められた。百年戦争中には幾度に渡り所有者が変わったものの、最終的にはオーブテール男爵によって大切に守られた。
一度はイギリス軍によって、次いでカルヴァン派プロテスタントによって破壊されてしまうが、堅固な造りの城の玄関口として用いられていた塔が、当時の面影そのままに今日もドロンヌ川を見張り続けている。
11世紀にこの地域を治めていたオーブテール公により城が築かれて以来、村の要塞化が進められた。
百年戦争中には幾度に渡り所有者が変わったものの、最終的にはオーブテール男爵によって大切に守られた。
一度はイギリス軍によって、次いでカルヴァン派プロテスタントによって破壊されてしまうが、堅固な造りの城の玄関口として用いられていた塔が、当時の面影そのままに今日もドロンヌ川を見張り続けている。
この村の一番の見どころは、12世紀に建てられたサン・ジャン・モノリス教会(Église monolithe Saint-Jean)である。原始崇拝が行われた場所のほど近くに位置しており、一つの大きな岩盤を削って作られている。一枚岩の中に築かれた地下教会としては、ヨーロッパでも最大規模のものとして知られている。
17mにも及ぶヴォールト状の天井の下には、巨大な地下教会堂が収められている。壮大な墳墓や石の階段を登った先にある回廊は圧巻。また一つの岩から切り出して作られた高さ6m直径3mの六角形の聖遺物箱が薄暗い地下教会内にぼんやりと浮かび上がり、その堂々とした姿は畏怖の念すら抱かせる。
この村の一番の見どころは、12世紀に建てられたサン・ジャン・モノリス教会(Église monolithe Saint-Jean)である。
原始崇拝が行われた場所のほど近くに位置しており、一つの大きな岩盤を削って作られている。
一枚岩の中に築かれた地下教会としては、ヨーロッパでも最大規模のものとして知られている。
17mにも及ぶヴォールト状の天井の下には、巨大な地下教会堂が収められている。壮大な墳墓や石の階段を登った先にある回廊は圧巻。
また一つの岩から切り出して作られた高さ6m直径3mの六角形の聖遺物箱が薄暗い地下教会内にぼんやりと浮かび上がり、その堂々とした姿は畏怖の念すら抱かせる。
1171年に建設されたサン・ジャック教会は、スペインのサンディアゴ・コンポステーラへと向かう巡礼者のために建設された。1562年の宗教戦争が原因となって教会正面のファサードを除く教会の大部分が消失してしまったが、1710年に改修が施され現在に至る。
ボルドー北部のサントンジュ地方によく観られる細かな彫刻が施されたヴォールト状の3つのアーチが特徴的で、ロマネスク様式の優美な姿を見せている。また、イスパノ・モレスク様式(※イスラム系スペイン美術)の装飾も見事である。
その他にも、 美しい回廊が残るミニム修道院や、サン・フランソワ慈善病院(hôpital Saint-François)などがあり、かつて宗教的な要所であったことを伺い知ることが出来る。
1171年に建設されたサン・ジャック教会は、スペインのサンディアゴ・コンポステーラへと向かう巡礼者のために建設された。
1562年の宗教戦争が原因となって教会正面のファサードを除く教会の大部分が消失してしまったが、1710年に改修が施され現在に至る。
ボルドー北部のサントンジュ地方によく観られる細かな彫刻が施されたヴォールト状の3つのアーチが特徴的で、ロマネスク様式の優美な姿を見せている。
また、イスパノ・モレスク様式(※イスラム系スペイン美術)の装飾も見事である。
村出身の弁護士で人権保護のために尽力したリュドヴィック・トラリウー(Ludovic Trarieux)の名を冠した広場は、カフェや商店が建ち並ぶ活気溢れる場所となっている。プラタナスの木陰の下、広場いっぱいに並べられたテラス席で多くの人々がゆったりとした時間を楽しんでいる。
また市民権と人権についての展示が行われているリュドヴィック・トラリウー資料館や、多くの芸術家のアトリエが点在しており散策が楽しい村である。
村出身の弁護士で人権保護のために尽力したリュドヴィック・トラリウー(Ludovic Trarieux)の名を冠した広場は、カフェや商店が建ち並ぶ活気溢れる場所となっている。
プラタナスの木陰の下、広場いっぱいに並べられたテラス席で多くの人々がゆったりとした時間を楽しんでいる。
また市民権と人権についての展示が行われているリュドヴィック・トラリウー資料館や、多くの芸術家のアトリエが点在しており散策が楽しい村である。
シャラント県オーブテール・シュル・ドロンヌ(オーブテール・シュル・ドローヌ、オーブテールシュルドロンヌ、オーブテールシュルドローヌ)
/Aubeterre-sur-Dronne (CHARENTE)
面積:2,39km2
人口:391人(2015年現在)
「フランスの風格ある小さな街(Petites Cités de caractère de France)」 加盟
【詳しい記事はこちらから】
スタシオン・ヴェルト(station verte):フランス・エコツーリズム協会(Fédération française des stations vertes de vacances et des villages de neige)
2018年9月9日:ページ更新
2020年7月15日:ページ更新
シャラント県の中心都市アングレームからバスが運行しています。ただしSNCFアングレーム駅と、バスの運行するアングレーム市役所前のバス停は少し距離があるので注意が必要です。
2019年にこの村を訪れた際はボルドーからレンタカーを利用して訪れました。村の入口に大きな駐車場が整備されており、車での移動も安心です。
ボルドー・サン・ジャン駅(Bordeaux-St-Jean)からSNCFに乗って、アングレーム(Angoulême)駅下車(※TGVで約40分)
もしくはパリ・モンパルナス駅(Paris-Montparnasse 1-2)からSNCFに乗って、アングレーム(Angoulême)駅下車(※乗り換えなしのTGVで約2時間10分)
アングレーム(Angoulême)駅から徒歩で、アングレーム市役所前停留所に移動(※約15分)
アングレーム市役所前停留所から、シャラント交通14番のバスに乗って、オーブテール駅下車(※約1時間20分)
ボルドー(Bordeaux)から110km(※約1時間30分)
ボルドー・メリニャック空港(Aéroport de Bordeaux-Mérignac)から110km(※約1時間30分)
人口500人程の小さな村ですが多くの商店が建ち並び、非常に活気を感じる村でした。小さな日用品店も営業しており、買い物には困りません。
ここではオーブテール・シュル・ドロンヌを訪れたらぜひ味わいたい、地元の味を紹介させて頂きます。
シャラント県の名物ピノー・デ・シャラントは、コニャックを入れて作られる甘口のワインで食前酒として楽しまれています。この地域で生産が盛んなフォワグラとの相性も抜群で、村を訪れた際には是非とも味わいたいお酒です。
村内がオレンジに輝く夕暮れ時や、夜のライトアップ、朝霧に包まれた街並みなど、時間によって様々な表情を見せるのが美しい村の魅力。
フランスの最も美しい村の予約はbooking.comが便利で、毎回お世話になっています。オーブテール・シュル・ドロンヌにあるお勧めの宿を紹介いたしますので参考にして頂ければ幸いです。
Booking.comの総合スコア9.1と高評価なこの宿泊施設は、オーブテール城のすぐ目の前に位置する15世紀の建物です。屋内の造りからも当時の面影を感じることができ、まるで中世にタイムスリップしたかのような滞在を楽しめます。村の散策に便利な中心市街地に位置しており、4人まで宿泊可能なファミリールームも備えています。料金は2名1泊で100€(朝食込)、4名1泊では190€(朝食込)です。
Booking.comの総合スコア9.2と高評価なこの宿泊施設は、中心市街地に位置しており村の散策に便利です。オーナーのジャン・クロード夫妻の情熱により美しくリノベーションされた客室と、シックでセンスを感じる内装が魅力的。キッチンなども備えているので、まるで村に暮らしているかのような滞在をすることが出来ますよ。現在Booking.comでは2泊以上の宿泊から受け付けており、料金は2名2泊で150€です。
Booking.comの総合スコア9.6と高評価なこの宿泊施設は、先ほど紹介したFaubourg St Jeanと同一の建物の中にある独立したアパートメントです。シックな内装は先ほど紹介した通りで、フランス語で「浜辺の横」を意味する通りドロンヌ川沿いのビーチまでも近く、のんびりとした時間を過ごせます。現在Booking.comでは2泊以上の宿泊から受け付けており、料金は2名2泊で150€です。
Booking.comでも高評価なこの宿泊施設からは村の中心広場を見下ろすことができ、散策に便利なアパートメントです。4人まで宿泊することが可能なので、家族での利用にお勧め。高い天井に開放感のある窓、綺麗なキッチンにバスタブ付きの洗面所などが揃っており充実した滞在が出来ます。現在Booking.comでは2泊以上の宿泊から受け付けており、料金は4名2泊で510€です。
【一緒に訪れたい美しい村】
オーブテール・シュル・ドロンヌから車で1時間10分(70km)
オーブテール・シュル・ドロンヌから車で1時間40分(110km)