アルバラシン

Albarracín

宗教間の因縁によって特徴づけられた村

アルバラシンは標高約1200mの高地に位置し、蛇行して流れるグアダラビアル川、北はアルバラシン山地、南はウニベルサレス山地に取り囲まれる自然の要塞として古くから街が築かれた。

 

この村の名は、1012年から1104年にイスラム教徒のバヌ=ラジン一族のタイファ(小国)により支配がなされていたことに由来する。その後、11世紀に入りキリスト教徒軍によるレコンキスタに屈しカスティリャ王国、1170年からアラゴン王国が領有する。

 

ハイメ1世時代の1220年、ペドロ3世時代の1285年とカスティーリャによる2度の侵攻を守り抜いたのち、街の防衛システムは強化された。急な山肌に14世紀に築かれた城壁からは、この都市が要塞化していた歴史が伺える。

 

青と黄色の屋根が印象的な「サン·サルバドール大聖堂」の16世紀の建築。古い部分には、12世紀ごろのかつての教会跡も残されている。また、内部にはかつてユダヤ教の教会として使われていた痕跡も存在する。

 

村に立ち並ぶ民家は上の階が道に迫り出して傾斜のある造りとなっている。これは要塞化していた時代に限られた土地を最大限利用しようとした名残であり、見上げると空が狭く感じるほどである。

 

また、周辺部のむき出しの岩の斜面が多く残る地形はボルダリングの聖地として世界中から愛されている。この村を訪れたならば、ぜひ挑戦したい。

 

イスラム教・キリスト教・ユダヤ教が時に共存し、時に争ったことで、世界に類を見ない唯一無二の景観を生み出している。

テルエル県アルバラシン/Albarracín(TERUEL)

面積:452,72km2

人口:1,044人(2017年現在)

公共交通機関の場合:

テルエル(Teruel)からアルバラシン行きのバスあり

車の場合:

テルエル(Teruel)から40分程度

バレンシア(València)から2時間30分程度

マドリッド(Madrid)から3時間30分程度

飛行機の場合:

テルエル空港から30分程度

「スペインの最も美しい村」協会 加盟村(2013年より加盟)

世界文化遺産:ユネスコ(U.N.E.S.C.O.)

  • 申請中

2018年4月28日:ページ更新

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